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新駅開業でどう変わる?〜綱島エリアの再開発〜

2023年に開業した新路線「相鉄・東急新横浜線」についてご存知でしょうか?
相模鉄道と東急電鉄東横線・目黒線を新横浜駅経由で結んだことにより、神奈川県央から東京都心部へ、そして都心から新横浜へのアクセスを可能にしました。
また、新路線の開業により周辺エリアにも変化が出てきています。
今回は東急新横浜線の新駅「新綱島駅」のエリア開発に着目していきたいと思います。

まずは、新綱島駅の概要からお話しします。
新綱島駅は日吉駅と新横浜駅間に新しく開設された新駅です。東急線の新駅開業は約20年ぶりのようです。
既存の綱島駅から東側に位置しており、徒歩でおおよそ3~4分ほどの距離感です。地上に駅舎がない地下駅のため、ぱっと見、新駅の存在に気付きにくい印象でした。

新綱島駅の位置図(東急電鉄HPより引用)

新駅の開業に伴い、綱島エリアでは再開発が進んでいます。再開発事業について、ひとつずつ見ていきましょう。

まずは「新綱島駅周辺地区土地区画整理事業」です。新駅開業に合わせて幅員の狭さに課題のあった道路を整備します。
まちを歩いていると歩行者の安全性に課題があったので、この整備は助かりますね。
特に東京丸子横浜線(綱島街道)は車の通りが多いので、整備が必要そうでした。

以下、整備内容です。
・都市計画道路東京丸子横浜線(幅員20m)
・都市計画道路綱島日吉線(幅員15m)
・都市計画道路綱島東線(幅員16.75m)
・区画道路(幅員13mほか)

区画整理設計図(横浜市HPより引用)

また、土地区画整理事業の一環で東急不動産と東急イーライフデザインにより、駅直結のシニア住宅「グランクレール綱島」が建設されました。1〜3階までは商業施設、4〜12階がシニア住宅となっています。
駅直結のシニア住宅は首都圏では初の事例のようです。駅直結という利便性は高齢者の方ほど重要な要素なので、今後需要が増えていきそうですね。

グランクレール綱島外観パース(PR TIMESより引用)

次に「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」です。この事業では、再開発組合と東急により低層棟と高層棟の2棟で構成された駅直結の建物「新綱島スクエア」が建設されました。低層棟は、1〜3階までは商業施設、4〜5階は横浜市港北区民文化センターとなります。高層棟は、地上29階建て・地下1階建て、総戸数252戸の分譲タワーマンション「ドレッセタワー新綱島」と1〜2階の一部商業施設から構成されます。
ついに綱島にもタワーマンションができましたね。周辺の建物は低層の物が多いので、まちのランドマーク的な感じです。

新綱島スクエア外観パース(東急HPより引用)

また、新駅開発に伴い人出が増えるため、新綱島駅東側に駐輪場が増設されました。この駐輪場で設置された地下機械式駐輪場は、横浜市で初の導入のようです。
今後、限られた土地を有効活用するためにも、地下機械式駐輪場は増えていきそうですね。

最後に「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」です。こちらは綱島駅東口の再開発で、横浜市住宅供給公社により、再開発建物2棟が建設予定です。北館には地上3階建ての商業施設が、南館には地上27階・地下1階の商業施設兼共同住宅が計画されています。
ドレッセタワー新綱島に続いて綱島エリアでは2棟目のタワーマンションが建設されるんですね。これらの開発を皮切りにエリア価値の向上が期待できますね。

外観イメージパース(横浜市HPより引用)

その他、南館と北館間にタクシー乗降場を整備することで、現状のバス・タクシー乗り場の混雑を緩和させます。
また、綱島街道横断デッキを新設することにより、新綱島駅との連絡性が向上します。
歩行者空間の安全性に難点がある綱島エリアでしたが、再開発により綱島駅と新綱島駅間の安全性・回遊性がグッと快適になりそうです。

配置図(横浜市HPより引用)

新綱島駅の開業に伴う開発事業はいかがだったでしょうか。綱島の西エリアは約400店舗が並ぶ大きな商店街「綱島商店街」があり、昔ながらの街並みがとても素敵です。東エリアの再開発により、新旧エリアが混在し快適性がより一層上がりそうですよね。
今後の発展が楽しみです!

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