女性閣僚、過去最大/3人は世襲、岸田首相は「女性ならではの感性を期待」
これで、女性閣僚が過去最大と言われてもねぇ。ドリル優子女史の起用にも驚いたが、上川元法相が外相に。
この人、西日本が大雨で大災害に見舞われている時、安倍元首相が開いた宴会「赤坂自民亭」で女将役を務め、翌日に3人の死刑執行を発表した人間である。さらに個人的な感想を言わせてもらうと、顔と髪型が合わない。
今回の改造は明らかに、党内の支持基盤を強化するためで、もちろん国民のことなど考えていない。一度も考えたことはないが。昨夜はうっかり、NHKニュースで会見冒頭を観てしまい、絶望してチャンネルを替えた。
そして40分後にまたNHKを観てみたら、まだやっていたので仰天した。あんな中身のない話を40分もしていたなんて。どうかしている。官僚の書いた作文を読んでいるだけとはいえ。
そしてなぜか、19日にアメリカに報告をしに行くらしい。何を報告しにいくのか。おそらく、ウクライナ支援と台湾有事の先頭に立つと報告するのだろう。そうしてアメリカとの蜜月を誇示し、党内とメディアに見せつける。
それを喜ぶ日本人も多い。何しろ一億総中国嫌いなのである。好き嫌いは自由だが、巨大な隣国と縁を切ることはできない。中国との関係が悪化する度に、日本は進路を誤ってきた。それが歴史の教訓である。
単なる日中友好ではなく、中国との現実的でうまい付き合い方を政治家は考えるべきなのだ。メディアも同じである。中国への反感を煽るだけではいけない。最近驚いているのは、中国との関係悪化が中国に不利益をもたらすという論調だ。
逆である。日本にとって不利益なのだ。日本人は余裕がなくなると、主観的願望でしかものを見なくなる。これは危ない兆候だ。日本人は思考停止している。
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