あの日から6ヶ月が経ちました

【能登半島地震から6ヶ月 - 復興の道のりと私たちにできること】

2024年1月1日、新年の幕開けとともに能登半島を襲った大地震から、
早くも半年が経ちました。テレビや新聞で報じられる頻度は減ったものの、
被災地の現状は決して楽観できるものではありません。
今日(2024年7月1日)、キングコング西野さんのvoicyで被災地を訪れた様子を
話されていました。
その内容に、ボクは深く考えさせられたので、皆さんと共有したいと思います。

『被災地の厳しい現実』
西野さんによると、被災地の復興は想像以上に遅れているそうです。
東日本大震災の時を思い出してみてください。徐々にがれきが撤去され、
更地が増え、そこに新しい建物が立ち上がっていく光景を、私たちは何度もニュースで目にしました。(もちろん何年もかかっていますが)
しかし、能登半島の現状は未だ目に見えて復興が進んでいないようです。

- 倒壊しかかった家屋がそのまま放置されている
- がれきの撤去が進んでいない

このような状況が、被災者の方々の心理にも大きな影響を与えているのではないでしょうか。
西野さんは「被災者に対する感情の設計ができていない」と指摘しています。
つまり、被災者の方々が希望を持って前を向けるような復興のビジョンが示されていないのです。
なぜ、未だにこのような現状なのかを被災者の方たちに納得いく説明がされていない
のではないでは?
今のままでは、被災者の皆さんは、

「本当に私たちの生活は元に戻るのだろうか」
「いつまでこの状況が続くのだろうか」

という感情に陥り、上を向けなくなってしまってはいないか?
こうした負の感情が被災者の間に広がっているという現実に私たちは目を背けてはいけません。

『災害ボランティアの現場から』
ボク自身、この半年の間に一度だけ石川県七尾市で災害ボランティアに参加しました。その経験から、ボランティア活動の課題も見えてきました。

1. 作業効率の低さ:
  1グループ10人程度で住宅の不用品の回収作業を担当しました。
  しかし、依頼主のお宅までの距離や時間の都合で1日2件しか対応できませんでした。
  回収社業は、3、4人で十分できる量なのに10人もかけているので非効率です。
  3〜5人程度の小規模なチームに分かれれば、1日4件以上の対応が可能になるはずで  
  す。

2. 作業時間の短さ:
  10時過ぎに開始し、15時頃には終了してしまう現状。もう少し集合時間を早くして  
  作業時間を延ばすことで、より多くの作業ができるのではないかと思いました。

3. ボランティアの不足:
  週1回届く災害ボランティア募集のメールを見ると、枠が埋まらずに追加募集を
 しているケースも。被災地への関心が薄れつつあることを示唆しています。

『私たちにできること』
1. 情報を得る:
   被災地の現状を伝える情報に耳を傾けましょう。

2. ボランティアへの参加:
   石川県の災害ボランティアに登録し、可能であれば実際に
   参加すると現地の状況を肌で感じ、新たな気づきが得られるはずです。

      令和6年(2024年)能登半島地震・石川県災害ボランティア情報特設サイト
       https://prefvc-ishikawa.jimdofree.com/

3. 継続的な関心と支援:
  被災地の復興は長期戦です。一時的な注目で終わらせず、
  継続的に関心を持ち、できる範囲で支援を続けていきましょう。

4. SNSなどでの情報発信:自分の経験や知った情報を周りの人と共有し、
   より多くの人に被災地のことを知ってもらいましょう。


能登半島地震の被災地の復興には、まだまだ道のりは長いです。
しかし、一人一人が関心を持ち続け、できることから行動を起こせば、
必ず前に進むことができるはずです。被災された方々の苦しみに寄り添い、
共に歩んでいく。そんな社会であり続けたいと思います。

皆さん、できることから始めてみませんか?被災地の未来は、私たち一人一人の行動にかかっているのです。

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