大河ドラマの視聴率に感じる違和感と、テレビ視聴の変化



みなさん、NHKの大河ドラマをご覧になっていますか?
僕自身、時代背景によって見たり見なかったりですが、戦国武将がテーマの作品は
特に好きでよく見ています。
ただ、最近の作品は途中で観なくなったり、最初から観ないことも増えてきました。
今回始まった「べらぼう」もまだ観ていませんが、江戸時代を舞台にした作品のようですね。
みなさんは、見られたでしょうか?

さて、この時期になると、大河ドラマに関する視聴率の記事がよく話題になります。
特に年末には、前年放送された「光る君へ」の平均視聴率が歴代ワースト2位だという
ニュースが流れました。
そして、今回始った「べらぼう」の初回視聴率が、「光る君へ」の初回視聴率を
下回り、過去最低だったとの記事も出ています。

これらの記事を目にして、僕は正直、「そんなこと書いてどうするの?」という気持ちになりました。

視聴率だけで語れる時代ではない
NHKの大河ドラマは、長い歴史を持つ日本を代表するドラマシリーズです。俳優陣やスタッフが長い準備期間を経て、一生懸命作り上げた作品を「視聴率が低い」「過去最低」と数字だけで評価するのは、あまりにも失礼だと感じます。

特に最近では、テレビ視聴のスタイルそのものが大きく変わってきています。リアルタイムでテレビを見る人は減り、TVerやNHKオンデマンドのような配信サービスで後追い視聴をする人が増えています。また、BS放送で視聴する人も多いですよね。それらの視聴者は視聴率には反映されません。つまり、従来の視聴率データだけでは、作品の本当の人気や価値を測るのは難しいのです。

そもそも、視聴率の低下は大河ドラマに限ったことではありません。
テレビ自体の視聴者層が変化しており、全体的に「テレビ離れ」が進んでいます。
その中で、視聴率だけを取り上げて批判的な記事を書くことに、どれほどの意味があるのでしょうか。

ドラマを評価する視点を変えるべき時代
ドラマの価値は、視聴率だけで判断できるものではありません。SNSでの話題性や視聴後の反響、作品が与える影響力など、もっと多角的な視点が必要です。
実際、2024年の流行語大賞にもテレビドラマに関連する言葉が選ばれており、ドラマが文化や社会に与える影響の大きさは健在です。

僕は、大河ドラマの視聴率に関する記事を目にするたびに、こうした作品に対する評価の仕方を見直すべきではないかと感じます。
ドラマを単なる数字で語るのではなく、作品に込められた努力や意義をもっと評価する文化が根付くことを願っています。

最後に、大河ドラマ「べらぼう」の今後の展開を楽しみにしつつ、作品の魅力をしっかりと受け止められる視点を持ちたいものです。

テレビドラマの価値について、みなさんはどう考えますか?ぜひご意見を聞かせてください!

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