わたしのキャリアの行く末が見えない、と思う人へ

キャリアって誰が決めてくれるの？
そんなつぶやきを最近聞いた。
社会人１０年目くらいの会社員だった。
仕事、すごく頑張っている人。

答えはモチロン「自分が決めるんだよ」だけどそんなこと、その人はもちろんわかっている。それでも言いたかったんだろうな。
不安で、前が見えなくて、何をどうすればいいのか迷っていて、いろんなことを考えて準備したり動いたりしているのに「これだ」と思えるものがわからない自分。そんな自分が「キャリアって決められる？」「誰か決めてくれないの？」って。

うーん、
キャリア＝天職、じゃないよね。
「この道こそ、わたしが歩むべき唯一無二の道である」
…とは、めったにならないよね（笑）。イチローじゃないし。

そもそもどう生きている自分が幸せなのか、は、自分で決めるしかない。
確かにそれをどう決めるかが見えないことが不安のもとなのかもしれない。そんなこと、どこで誰が教えてくれる？くれてないよね。
そしてほんとうは、何も出来ることがないから迷うというより、「あれもこれも嫌いじゃないし」「あれもこれもまあ出来るし」という、器用な（要領のいい）人ほど迷う。

もちろん「これ！」って決めたところで、そのとおりになるとは限らないし、変化するし（当然）。

わたしも、50過ぎて始めた今の自分はまあまあしっくりくるなと思っているし、キャリアコンサルタントって仕事の在り方は好きだし、向いているかなとも思える。でも、ここからずっとそうかどうかはわからない（笑）。もう50代終わりだというのにこんな感じ。

でも今の私は、右に行くか左に行くか迷ったとき、そこに当てる自分だけの物差しは持っている。自分の背中をうまいこと押してくれる、信頼できる専門家や友だちもいる。まあ、基本、魂の赴くままに（要するに勘）選んじゃうんだけど（笑）、「それでいいのだ」と、結果を引き受け意味づけする力も覚悟もある。だから、「見えない不安」にゆさぶられることはほぼなくなったかな。

つまりね、何をどう選んだとしても「ようするに、それがあなたにとって、どんな意味になる（できる）のか」なんだと思っていて、自ら選んだ道のいい悪いじゃないし、きっかけは会社都合の配属であってもいいのだよ。

なのでわたしは、この混沌につかまってしまう人やチームに対して
そこでどう在るか、在りたいか、
そのために自分は何をするのか、
それを一人ひとりが見つけるためのあらゆる支援に、いろんな方法で、あっちこっちで首突っ込んでいけたらと思っている。

まだまだ退屈しなさそうです（笑）

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