自分の「したい」もずっと同じじゃないから、もっとゆるくていいんじゃない?
自分がどうしたいのか、を大事にしよう。
…そんな風に話すと「自分がどうしたいかわからないんです」ということを言う方がたくさんいる。それをもう少し聞いていくととっても立派なことを決めて言わなくちゃいけないと誤解しているような人もいる。
別に「世界を変えたい」みたいな話じゃなくていいのよ(笑)。
だって、今年はそう思っていても来年は違うかもしれないじゃない。
40歳だから人生の目標は決まっている、なーんて人がいるのかもしれないけど、40年しか生きてないあなたに60歳の気持ちわからないと思うよ、って私は思うよね。体調とか変わるだろうし(笑)
なので、そんな大それた「目的地」みたいなことを無理に考えるのではなく、今はこうしていたい、3か月後にこれを叶えたい、みたいなことでいいと思う。
そんな私の一貫性のない話をひとつ。
30代の私は乳幼児2人を育てる一人親だった。
仕事で評価されたい気持ち(このままじゃダメだという危機感)はあった。でもどうしても「基本的には定時で終わる」と言う気持ちが強かった。物理的に難しかったこともあるけれど、なんとなくその時の私の感情がそう思っていた。20代の(独身時代の)私は違っていた。何時まででも働けたし、仕事ってそういうものだと思っていた。だが、出産後に自分はもう変わったと思っていた。子育て中の同僚がさまざまな手段を使って変わらず遅くまで働き、結果をだし、評価されているのを見ながら心の中はざわついていたけれど、それでも、そうしたくはなかった。実家の近くに引っ越した後は残業も可能になったけれど、それでも遅くとも8時には家に帰ろうとしていた。
ところが、それから時がたち、長女が中学生になり、同時に仕事の責任が増し、自分のやりたいことが具体化していくにつれ、気が付くと時間へのこだわりが消えていて、うっかりダラダラと遅くまで仕事をするようになっていた。そして遅くに同僚や関係する外部のスタッフと打ち合わせしたりしてる時間が、「楽しい」ってなった。「楽しかったんだよな、こういうの」って思い出した。40代はすっかり「仕事している時間」を楽しんでいた。「お母さん、仕事が忙しいと楽しそう」と娘に言われてもいた(連休とかで家にいる時間が長いと余分な口出しが増える親だったので「仕事行けば」みたいなことはよく言われていた・笑)。
中学校、高校と子どもたちにはそれぞれの世界が増えていく。親の出番は「ここぞ」という時以外ない。そのときわたしに「やりたい」と思える自分の時間があってよかったなあ、と思った。それから今はもう、子どもたちは子どもでなくそれぞれに社会人なので、お互い「便りのないのは良い知らせ」が徹底している(笑)。
20代の私、30代の私、40代の私…仕事との付き合い方は変化している。
短期的な「大事にしたいこと」は大事にしてきたなと思うが、そこに一貫性があったのかって言われるとわからない。
そしてもう、60代になってしまって思うのは「途中いろいろ焦ったけど、ジタバタしたことは無駄じゃなかったなあ」ってこと(といいつつ、今もやっぱりいろいろジタバタしてるんだが・成長がなさすぎ笑)
だからね、あなたが「今こうだから」と思っているからといって、「生涯変わらずそうである」とは限らない。
変わるんだから、そんなブレないビジョンを探ろうとしなくていいんじゃないかな。ただ、今の自分がどう思っていて少し先にどうだったら気持ちよくて、そのためにどうしていこうか、ってことを考えられたらいい。
それもキャリアを考える、ってことだからね。
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