とらつば投稿7月②

7/8
朝ドラに繰り広げられる「家族とは」を重苦しく見ている日々。
今朝、母がお世話になっているホームからの電話内容(ご相談と報告)を聞いて、高齢者にとって大腿骨骨折が与える影響の大きさをじわじわ感じている朝。
そして、父の時にはミリのずれも感じなかった弟との間で、微妙に状況の受け止め方の違いを感じたりしている(まだ仮説レベルなので要観察ポイント笑)。
そして、私自身と親との関係性というか、心理的距離というか、情緒的なつながりというかの希薄さってやつは、自分がかなり早い段階で「親殺し」しきったんだろうなと思ってみたりする。
これを親不孝者だと言われることもないので(幸いそんな親族はいない)のほほんとこんなこと書けるのだろうけど、これが極論であったとしても、私は別に自分をダメな娘だとは思っていない。
であるからして、娘たちにもそんなふうに線引いてもらって構わないと思う。まあ大ピンチの時は助けるぜ、はお互いやるけれど、過度に親へのナニカをかせにしては欲しくない。大事なのは親より自分だ。
某与党の、あるいは朝ドラの神保教授らの思う「家族とは」とは全く違うので、お叱りを受けそうだけどな(笑)
で今週の朝ドラ不穏なスタート。予定通り不穏。いや予定以上に不穏。
粘っこく描かれる寅子のダメさは、そのとおりだ。
出張のお土産、あれはないやろ、とかとかもう描写最高。
これはよくある昭和のモーレツサラリーマンの父であり、城山三郎的な「俺たちが日本をよくするんだ」って家庭を顧みず世界に勝負をかけていく「日が昇るニッポン」のありようだし、まあ、みんな本当は好きじゃん。これがおじさんなら。
半沢直樹の妻がキャッキャしながら夫を支えてくれていて、そこになんらかの葛藤とか描かれてたか?ないよね(子供はいないけど)とかとか、そういうやつじゃん。
けど、後輩たちへのあのスタンスは、いやあ、出ちゃったね。もう出ちゃうのか。
もう、なのか?もうずれてしまったのか?と草葉の陰から穂高先生の嘆きが聞こえそうだ。
あの手の生存バイアスまみれの「女性の先輩方」たくさん見てきたなあ…そして自分も油断するとそうなってるんだよなあ…昔の同僚にもいたよなあ。「こんなに制度が整っていて、楽して続けられて甘えてる」ってぼやいてた人が…。
表も裏も波乱の予兆。
今週はワクワクするな(笑)
多岐川にも突っ込みたいけど、ともかく、
竹中(記者)おかえり~!いい味だしてて最高だー!

7/9
終日研修で超朝早く家を出る3日間。
一日SNSを見ない!って謎の誓いを立てて、さっきようやくみた朝ドラ。
いやあ、楽しい(笑)
花江ちゃん、ナイス。
寅子もナイス(長官に「はて?」って言ったことね)
桂場さんの人事異動の意図はわかんないけど、これのおかげで家庭問題が表に出て話せるのはよきこと。
とにかく大切なのは「感じていることをテーブルの上に置く」だとずっと思っていて、それを相手がどう受け止めるかは相手の課題なんだよね。
言い方が…
とか言ってないでぶつけあえる寅子と花江はやっぱり高校の同級生なんだなと(おろおろハラハラしている直明もかわいい)。
ふと思うのだが、
硬直化した状況を動かすのは、こういう謎の外的変化だったりするよね。転勤がいつもいいとはまったく思わないけれど、容赦なく転勤辞令を出す桂場は、ナニカ感じているんだろうか。
寅子の転勤辞令に対して
寅子は「ゆみを連れていく」といい
直明は「それは無理だよ」といい
花江は「私が(ゆみも)ちゃんと見る」という。
ついでに「トラちゃんが見ているゆみは本当の姿じゃない」と言う。これが言えたのは転勤辞令のおかげ。こういうとき、ためてたものをどかんと言える花江ちゃんは大好き。むっとしている寅子も好き。
ガチンコで喧嘩して、ガチンコで本音をぶつけあって、それで数日ざわざわしてもいいじゃん。
みんなもぶつかることを避ける方向にばかりいかないで、どんどんやったらいいよね。
ちなみに、女性同士で「ガチ議論」しているのを見て
「女の敵は女」とか
「女性同士はむずかしいよね」とかいうやつ、私の嫌いな言葉ランキングでワースト3に入りますから、そこんとこよろしく。
明日も夜しか見られないけど、いやあ…もう一息荒れてもいいよ

7/10
やっと見た(ナニカは言うまい)
よかったじゃない、今日は。
いろいろな方向から袋叩きで(加恋ちゃんが大人になってた・笑)
花江ちゃんも直明くんの伝え方もよかったねえ。
梅子さんも(ずれに)気が付いてたけど見守ってたんだねえ。
全く同じ昭和のモーレツサラリーマンがある日妻に「もうむり」って言われる場面、いろんな昭和のドラマを思い出すけど、あんなふうにはなってない。ただそっと、そっと、家族が離れていくだけなのよ。辛い。。。
ほんと、今日は清々しい。
寅ちゃん、よかったねえ。
言ってくれる人にまだ愛があって。ギリギリだよ。
とはいえ、ここからだよ。
どうする?わかったからって、じゃあどうする?だよ。
ここで普通に働く母だった自分は困る。引き裂かれる。
上司には何か言う?どう言う?
わたしだったら新潟にいくにあたって、どうするだろう。
きっとめちゃくちゃ娘のことは連れていきたいんだけど、そのためには、働き方をどう見直すか、腹くくらないといけないし、
女性の一号として、どんなふうに自分がふるまうか、きっと迷うだろう。これはこの立場だからこその悩み。
心の底から寅子を応援している。
そして、たくさんのジレンマを抱えながら引き裂かれながら道を切り開いてきたのだろうと思うと、感謝しかない。
でも、話は「そう思ってがんばりました」みたいな単純なものじゃない、ということを、みんなが受け止めたらいいなと思う。
しかし濃い。まだ2か月半以上ドラマは続くんだよ…信じられない。夏休みにスピンアウトドラマでも挟んでほしい。よね&轟事務所のある一日、とかどうよ??笑

7/11
【コレも愛、あれも愛】※朝ドラの話です
(↑誰もわからないと思うけど、「万太郎のおばあちゃん」の若かりし頃の歌ですw)
夜も更けて自宅でやっと見る寅子。
なにはともあれ、だなあ。
桂場は最高の人事課長だなあ。お団子大盛にして差し上げたい。
でも、でも、でも、
世の中ではああいう深慮遠謀な配属は、理解されにくい。
寅子が今のままでは足元ぐらぐらでいつか崩れてしまう(今はいいけど)。将来のことを考えたら一度土台から作り直せるように地方に行ってもらう。あんなことしても「配属ガチャ」って言われちゃう昨今…苦笑
(私がクライアントに上司の立場や組織の中の状況を想像して「こういう意味もあると思うよ」と伝えたことはたくさんある)
いや、桂場みたいにちゃんと説明しないのがいけないんだけどね(話が寅子から大幅にそれている笑)。
寅子はずれた見解を言い、桂場は「そうじゃない」と説明する。それを聞いた今の上司多岐川は「自分には佐田が必要だ」といいつつも、歯を食いしばって送り出す。
ちなみに、多岐川みたいな上司もごくわずかしかいない。自分の都合でデキル部下を抱え込んで離さないって上司が山ほどいる。部下の未来など、しったこっちゃないっていう人。
愛が渋滞している。
家庭ではやっぱり花江ちゃんの育て方のたまものか、おばあちゃんの「いざってときはちゃんと言う」姿勢が遺伝しているのか、道男もがつんというからか、とにかく嘘がなかった。直明も就職先のこと聞きたかったよねえ。それも言えてよかった。
新潟でゆみちゃんはどうするのかな。
寅子はどう切り替えていくのかな。
リモートワークとかないから(笑)、あと、寅子は家事苦手だから、スズ子の家からお手伝いさんカモーン(笑)
さて、明日は久しぶりにリアタイするぞ!
朝からネタバレ投稿しちゃうかもしれないので、みなさまご注意を…!


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しばたともこ@キャリアコンサルタント
サポートを頂いたら…どうしましょう?そんな奇特な方がいたりしたら、全力でキャリア満足につながる日々の実現をお祈りします♡