少しだけ気が早い「いつものお知らせ」を特に50代の「あなた」に。

いつものお知らせの季節です。
「そろそろ今年をふりかえってみませんか？」
「そのふりかえり、キャリアコンサルタントを使うといいですよ」
です（いつものやつね笑）。※申込は一番↓↓↓のフォームへ。

誰にとっても大切なのですが、今日は特に50代のあなたに強めにお届けしたい気持ちです。

50代はどんな年か、というと
・人生100年時代なら折り返し
・職場によっては役職定年などがちらつく
・今の仕事の先行き（人によっては限界）がちらつく
・30歳で親になった人はそろそろ子育てが終わる
・健康診断でいくつか異常値が出始める
・親の健康度合いに変化が見えてくる

まあまあいろいろです。
もちろん個人差はものすごくあるので、こればっかりじゃないですよ。
50代後半で結婚して子どもを持つ人もいれば、新しい仕事を始める人もいるし、いろいろです。

その中に、早めに人生を終わってしまう、という人が出始めます。
私も人生で何度も年下の友人の早すぎる人生の終焉に遭遇していて（30代や40代の知人も、そして夫も30代でした）、また、同世代やや年下の友人たちの闘病にも接しています。
自分が30代のころにはそういう話に接してショックを受けても1年もたつと、ふと、そのことはどこかに紛れてしまっていましたし、私自身の「自分ごと感」はさほどありませんでした。日々の課題に奮闘する、自分を生きる、というあわただしさに紛れていましたから。

でも60歳を超えた最近は心境がかなり変わってきました。
ショックもありますが、それに加えて「ああ、ほんとに他人ごとじゃないな」と思うようになったからです。別にどこも悪くありませんし、厭世的になってもいませんよ。

ただ「全く扉の向こうの別の話」ではなくなったな、ということです。

ある方がいました。
その方は4，5歳年下ですが常に先の先を見据えて歩みを止めない方でした。その影響力が引き起こした成果の大きさ、広さはものすごくて、いつも多大なる刺激と勇気をいただいてきましたし、時にお会いすると「柴田さんはすごい！」と本人が恥ずかしくなるほどほめてくださいました。その人はまだ50代なのに、一気に最後まで駆け抜けていきました。あっという間に駆け抜けてしまいました。具合が悪いとは聞いていましたが、そんな状況だとは想像もしておらず、訃報を聞いて茫然としました。

その話を聞いたとき、私はいつものとおりに細かい仕事をしながらＳＮＳを眺めながら、だらだらしながら「来年は事業の方向性をどうしようかな」などと考えていましたが、それが一気にふっとびました。

「わたしはここからの自分の人生をどう生きていたいんだっけ？」

60歳を過ぎてから「なりゆき」じゃない仕事の方向転換をしよう、と決めていろいろと試行錯誤をして（いくつかのお仕事を止めて）います。で、時間を作って新しくなにしようかな？ってわくわくするのは一瞬で、ついうっかり「でもなあ、もうちょっと事業をちゃんとしたほうがいいよな」「経費の使い方見直さないと」「集客ルートを整理しなきゃ」とかやり始めちゃう（笑）。貧乏性というか、なんというか…。いやもちろん仕事はなんらかずっとしますけどね。

「もう年だから」
という話ではなくて（ここダイジ）、自分の判断軸を「規模」とか「売上・利益」とか「他者から必要とされる度合い」とかじゃないものにしてもいいんじゃないの？ってことです。少なくとも今のわたしは。それは40代とは全く違うし、50代とも違う判断軸です。そう決めて「好きにするぞ」と思い立って、東京との二拠点生活までしているのに、まだうっかり気ぜわしくしようとしてしまう（苦笑）。

みなさん、50代ってそういう人生の、もしかしたらシフトチェンジの、準備が始まる時期なのかもしれません。体力はある、目の前に仕事も役割もある、ただ、そこには先にうっすらゴールも見えてくる、そういう時期です。
組織で働いているとよくみなさんは「何歳まで働くのかなあ。」「いつまでいられるかなあ」といろんなニュアンスでお話されます。それってつまり、状況がどうなのか、自分は何を持っていて何を持たなくて、どんな制約があって、そんなことを一度ぼちぼち整理してみる時期なのだと思います。行けるとこまでバリバリ進むぞ、でも、体力気力が整っている今から別のことを始めるぞ、でも、ライフの割合を増やすぞ、でも、なんでもいいのですが、50代あたりから「中間決算」か「中締め」か、考えてみてもよいのではと思うのです。そんなことを思ってこれを書いています。

もちろん年末に向けてふりかえってみることは、50代じゃなくても会社員でなくても大切なことです。できなかった宿題を反省する場ではなく、いいも悪いも言葉にしてみるのはいい習慣になるはずですよ。

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