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管理職という役割が、なんでも放り込まれる便利箱化してる

今回のWorks、読み応えありました。
そうだよな…と思ってたことが全部言語化されてて、うなづきながら付箋にメモめっちゃ書いた。ちょっと誰かとしゃべりたい笑

特集タイトル
ニッポンの“課長”の処方箋

https://www.works-i.com/works/

書いてあったことは日頃から思っていたことだし、
いろんな職場に行けばそこかしこで言われていることばかり。
現状はムリだとみんなわかっているのに、何か職場の課題を解決しようとすると、打ち手が全部「現場マネージャーのやること」になってしまっている。何をどう考えてもどう作戦を練っても、まるでアリジゴクのようにそこに集められていってる。手放すものはなく、増える一方。

管理職になる=罰ゲーム、みたいに言われて久しい。
管理職って面白いと思っているんだけどね、私は。でも今の状況でやれって言われたら、とても課せられている役割をすべて「できます」とは言えない。無理ゲーだし、管理職万能幻想みたいになってるよ。

一般的に言われてることだけでもこんな感じ。

・部署の業績責任必須ね
・部下の業績を伸ばせ・育てろ(成長感が持てないと辞めちゃうよ)
・部下のメンタルケアと合理的配慮についても学んでやって
・ハラスメントは絶対ダメ(多様性への配慮も忘れずに)
・部下の労働時間をのばしちゃならん(巻き取ってやってね)
・部下のキャリア形成を支援しろ(離職予防も忘れずに)
・もちろんあなたは一流のプレーヤーであれ

で、1on1は定期的にね、DXへの対応をちゃんとして、経営方針の浸透もよろしく…とかとか無限に詰め込まれているような。
うーん、できっこないよね(だからみんなやれてないわけだが)。

という通常モードに加えて

経営者がさまざまに問題意識を持って、
①経営企画室に投げる⇒これはDXだ、現場の状況をヒアリングして、お客様の声を聞きましょう!
②人事課に投げる⇒これは職場の対話が足りないことが要因なので、新たに部下との対話研修をやりましょう!上司の部下との関わり方を見直して!

あるいは、現場の若手がいろいろトラブル起こす、若手から不満がいろいろ出てくる…まずいよね、これ、ってなって
そのための行動もどこに集まるかといえば、現場の管理職のとこ。

昔は少なかったプレイングマネージャーだが、今は相当こっち側になっている、だけではなく、若手に残業させられないからと業務を巻き取る管理職がめちゃくちゃ多いので、結果としてプレーヤー要素が抜けない。そうすると若手が育たないので、ますますプレーヤー要素が残る。

というようなことがさまざまにある。

私のところは40代の相談が多いので、管理職の方の「どうすりゃいいのさ」はよく聞いている。「誰にも相談できない」「(役員や部長クラスに)相談しても、とにかく頑張ってくれとしか言われない」「こんな状況でまた、新たにタスクが増える」「もう組織を離れて一人でやろうかなと思う」
…なんて話は枚挙にいとまがない。

でも、現場の部下も、トップマネジメント側も言う。
「現場マネージャーの力量をあげたい」「現場マネージャーがちゃんとしてほしい」って。

できるわけないやろ!

ということで私は思っている。
①現場マネージャーを支える仕組みが必要
②現場マネージャーに振り分けている業務を切り離すことが必要

①は現場マネージャーに「コーチ」かつ「メンター」の存在(仕組み)を作る必要がある。それは上からと下から押し込まれるその人の「本当は何をどう成し遂げたいのか」「そのために自分が持っている使えるものはなにか」「今足りないことをどう会得するか」「頑張っている自分をちゃんと外から評価されフィードバックされること」という機能になる。

②は特に1on1とか、部下個人のキャリア形成支援を切り離したい。
もちろん自然に出来る人もいるけれど、多分ここが一番やっかい。成果や業績を追い求めて部署として必要な能力を伸ばす事は出来るが、そこから離れた部下自身の在りたい姿を引き出して、そこにつながる支援は一般的な上司にはむずかしい。
特に部下個人のキャリア形成支援は「今の部署のミッションとは関係ない」ことがめちゃくちゃ多いから、そこまでは現場マネージャーの領域にしなくてもいいと思う。

①も②も理想は社内にそれが出来る部署を持つこと。社内にキャリアコンサルタントとして経験を積んだ人を置き、安全な場所として築くことだと思う。もしも職場の規模がそこまでではない、ということなら、①と②を任せる社外のキャリアコンサルタント(に相談できる仕組み)を置くことは絶対に有益だと確信している。

日本人はまじめで我慢強くて、管理職になるような人は自責が強い。でもね、かけられる時間と業務の重みを考えたら一人で頑張るのには限度ってものがある。それを外から見ているから若い人は「管理職って罰ゲーム」って思うんだよ。

だからね、この状況を変えることを個人の努力に起因させずに、仕組みを変えるという決断を早くしてほしいなと心から思っている。頑張りすぎて燃え尽きそうな現場マネージャー、たくさんいるし、その結果として上手く回らなくて職場の課題が噴出している組織だらけだと思うよ。
私も②なら手伝えるって思っているので、相談だけでも聴かせてほしい。


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しばたともこ@キャリアコンサルタント
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