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この街

12月も下旬だから、寒いのが当たり前だけれど、
11月までは暖かい日が多かったから、
余計に寒く感じます。

「ああ、今年も終わりに近づいてるなあ」と
仕事から帰宅する電車の中で思い、
帰宅するまえに、いつものドトールでコーヒーでも飲んで、
ぼんやりしようと店に入ったところ、満席でした。

なんとなく、そのまま帰宅する気分にはならず、
近くのマクドナルドでコーヒーを飲むことにしました。

カウンターでコーヒーを受け取って、
割と空いている店内で、空いている席に座りました。
人があまりいない店内っていいなあ、としみじみ思いました。

東京は、どこに行っても人がいます。
というと語弊があるかもしれません。
僕が普段、行動する範囲と時間帯は、どこに行っても人がいます。

若いころは、人混みにいても特にどうとも思いませんでしたが、
歳とともに、人が多いところにいると、
何となく疲れるようになってきました。

渋谷とか新宿のような街にいると、
本当にどこにいっても人だらけなので、
早く自分の家の近所に戻りたいと思ってしまいます。
若いときは、そんなこと思いませんでした。
ほんと、歳取ると、いろいろな感覚が若い時とは変わってきます。

でも、自分の住んでいる街も、人が増えました。
約30年前に越してきたときには、
比較的、敷地の広い庭のある平屋の一軒家が多いような
のどかな街でした。
駅前の商店街は、個人商店がたくさんありました。

今は、チェーン店が多くなってしまって、
広い敷地の一軒家は、多くが大手の不動産会社の建てた
マンションに変わってしまいました。
そして、街に住む人も増えました。

それでも、まだ静かでのどかな感じが街全体にあります。
とても嬉しいことです。
帰ってきて駅の改札を出ると、とてもホッとします。
大好きな街なので、ずっと住み続けたいなあと思っています。

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