リノベブランドのコンセプトを決めました【メゾン柴田】
自己評価100点の
かわいい家がいい
わたしが自分の家をつくるなら、
自己評価100点のかわいい家にしたい。
本や服が散らかっていても、
雑多に物が置かれていても、
それすらかわいいと思える家がいい。
「かわいくて愛しい、わたしの居場所」
リノベデザイナーの柴田里奈です。2024年夏、メゾン柴田と屋号をつけての活動が始まりました。上記のコンセプトはメゾン柴田ホームページから転記した言葉です。
メゾン柴田は屋号でもありリノベブランドのブランドネームでもあります。ブランドをつくるとなるとコンセプトが必要だなと思い、これをきっかけに「リノベーション」というものについて考える日々が始まりました。
私はまだ自分のためにリノベをしたことがありません。今住んでいる家のお風呂まわりは過去にリフォームしましたが、あれはリノベとは言えないただの入れ替えリフォームでした。ちなみに祖父母が暮らしていた築60~70年の平屋の戸建てに住んでいます。もしいつか自分のために家をつくるなら、いつか戸建てかマンションかアパートのリノベをするならば、どんな家をつくりたいのだろうか。
仕事では今まで数えきれないほどリノベをしてきたけど、自分のためとなるとすぐに答えが出なくて、まず自分は何が好きなのか、何を住空間に求めるのか、どんな暮らしがしたいのか、自問自答することから始めました。
考えること数か月・・・やっと答えが出ました。
わたしはかわいい家に住みたい。
漠然とした答えではなく、突き詰めた結果出た答えです。自問自答していく中で、かわいい!と思う感情って自分にとって一番大事なのかもしれないと気が付きました。かわいい!と私の脳が反応すると、同時に幸福感に満たされます。「かわいい=しあわせ」これが成り立つということは、私はかわいいものを欲している、求めているということ。かわいいものを見るだけで幸せになれるんだから、幸せな人生を生きていくためには、かわいいものに囲まれればいい。極端な意見に聞こえるかもしれませんが、「かわいい=しあわせ」が成り立つのは事実なので、そこを極めていくのは間違っていないはずです。
では、かわいいとは何なのか。かわいいと思う感情には説明や理由が不要です。かわいいと思うんだからかわいいんです。他人にとってはかわいくないものでも、私がそう思うならそれはかわいいものなんです。
例えば、私は水族館が大好きで、水の中で生きる生き物たちを見ていると全員かわいい!と思います(蟹を除く)。水族館のお土産コーナーにわくわくします。かわいいぬいぐるみや置き物に出会える期待感でテンションが上がります。でも私の妹は私と違ってお土産は欲しがらないし、生き物を見てもかわいい!とはあまり思っていなさそうです。反対に、妹がかわいい!と言う女性らしい服やアクセサリーやバッグに私は興味がないです。こういった感性の違いがあるのは当たり前のことですが、当たり前で片づけないで、もっと自分の感性を、特にかわいいと思える感性を大事にして生きたい。
かわいいかどうかは自己評価だけで判断できるし、逆に言えば自己評価以外では決められないものです。その私だけのかわいいを見つけて、家づくりに活かしたい。もちろん、私の思うかわいいを押し付けるわけじゃありません。あなたが思うかわいいを最大限に汲み取って、一緒に家づくりがしたいという意味です。
「かわいい」を住空間に落とし込む。この工程は簡単なようで簡単じゃない。単純にかわいいものの寄せ集めをすればいいわけじゃないと思います。家具や雑貨であれば見た目でかわいいと思うもの選べばいいのでわかりやすいですが、私がリノベデザイナーとして手伝いたいのはそこじゃなくてもっと構造的というか造作的な面です。間取り、床、壁、天井、建具、キッチン、洗面台、トイレ、浴室、照明、造りつける棚や収納、その他の造作物など。
素材や色はもちろんのこと、形、バランス、組み合わせ、相性、位置、大きさ、などを考えてプランしないとかわいくなりません。また、かわいい!という感情には理由が不要だけど、かわいいを生み出す側となると話が変わってきます。どうしてかわいいと思うのか、何がかわいいと思わせているのか、構成要素を分析して研究して、かわいいを生み出す方法を見つけなければいけません。こうして書くと難しい話に聞こえますが、かわいいをつくる努力もかわいい。かわいくて楽しい。
もし、私と同じようにかわいい家に住みたくて、リノベーションをするぞと決めた人と出会うことができたなら。もしもそんな出会いがあったら、お互いのかわいいと思うものを教え合いたい。その見知らぬ誰かのかわいい!が知りたい。できればリノベデザイナーとして設計デザインを担当させてほしい。
でももし私が思うかわいいものとその方の感性があまりにかけ離れてた場合、メゾン柴田として依頼を受けるのが難しい可能性もあるかもしれません。(その感性の違いも人間らしくてかわいいのですが)例えば、グロテスクなものとか毒々しいものはかわいい家と私の中で結びつかないし、洗練されたスタイリッシュな雰囲気や、高級感のあるインテリアはかわいいとはちょっと違う。あくまで「メゾン柴田」としては、です。一応リノベ業界約13年のプロなので、どんなご要望のリノベも対応は可能です。
コンセプトを語る機会なので長々と好きに書いていますが、どこかの誰かが興味を持って読んでいてくれたらいいな。かわいいかわいいと言いすぎだと自分でも思います。読んでくれているあなた、ありがとうございます。
ここからは、またホームページに記載した言葉を転記していきます。
こんな家にしたいんだけど、
リノベ手伝ってくれる?
もちろん!手伝いたい!
じゃあわたしはリノベの設計とかデザインが得意だからサポートするね。
工事は誰に頼む?知り合いの大工さん?地元の工務店やリノベ会社?
もし特にあてがないなら信頼できる施工会社紹介するよ。
それか良さそうな工務店一緒に探そう。
不動産屋も必要なら探すの手伝うよ。
わたしも一応宅建持ってて(正確には宅地建物取引士試験に合格済み)
リノベに向いてそうな物件かどうかのアドバイスならできるからもしなんかあれば相談してね。
簡単に言うと、メゾン柴田はこんなスタンスで空間デザイン業をしています。
「リノベするかどうかを考え始めた時に身近にいたら相談しやすい相手」
と思ってもらえたらうれしいです。
さらに言うと、こんな人と相性がいいと思います。
地元のリノベ会社や工務店を探してみたけど、オシャレすぎるまたはちょっとダサくてピンとこなかった
チープで大衆的なデザインは嫌。だからといって高級感とか奇抜さがほしいわけじゃない
流行りものにはあまり興味がない。「丁寧な暮らし」「ミニマリスト」「ホテルライク」もなんか違う
物、服、素材、動物、生き物、人間を見て、かわいい!と毎日のように思う
2024年現在、メゾン柴田は愛知県を中心に活動していますが、岐阜、大阪、東京、静岡(特に熱海!)など、愛知県以外のエリアも状況によっては対応可能です。リモート打合せを活用すれば、その他全国どこでも繋がれます。
ご相談はInstagramのメッセージか、下記の問い合わせフォームからぜひお気軽に!
▼ホームページでは事例写真や価格なども掲載しています。
「かわいい」について、本当はもっとたくさん書きたいことがあります。
それはいつかまたの機会にします。