【#1越後姫日記】それいけ!ミツバチ
天気:曇り時々雨 そろそろ雪が降りそうなヒヤッと冷たい空気感
11月中旬、ぽつぽつと花が咲いてきました。
苺の花って、白くて可愛らしい。
花が咲いたということは、次は実をつけるための受粉作業へと進みます。
そこで、活躍するのが「ミツバチ」です。
人間の手で受粉させるには、花の数が多いし管理が大変なので、私たちに代わってミツバチ部隊にぶんぶん飛んでもらい、苺の受粉作業を担って貰います。1シーズン中に、1回または2回程に分けてミツバチを放します。一般的には300坪のハウスに蜂10,000匹が目安になっているのだそう。新発田ファームのハウスは約400坪なので、12000匹の蜂を放します。
11月20日の夕方、いよいよミツバチがハウスに到着との知らせを受け、早速向かいます。
どれどれ~~ミツバチはどこだ~!
こっちか!?
んん!?
おらんやんけ・・・・・(´;ω;`)
と思ったら!みつけたーーーー!
ミツバチたちは、どんどん飛び立ってるのかな?
恐る恐る近づいていると・・・。
なん・・・だと・・・・?
うんともすんとも言わず。ぜんぜんっ飛んでない。
高橋が後ろから、「寒くて全く箱から出てこないんですわ」と一言。
イメージでは、「よっしゃいくぜー!」と一気に飛び立つのかと思っていたが、現実は違ったようです。
ミツバチの活動温度は20~25度がベスト。この日のハウス内の気温は15度。
ちょっと無茶ぶりでしたね。
巣箱の窓を開けると、ぎっしり身を寄せ合ってました。
(集合体恐怖症の方、閲覧注意です)
軽くたたくと、びっくりしたのか出てきてはすぐ引っ込んで。
「ぬお~さみ~~~!」とでも言っているような、素早い引っ込みに思わず笑ってしまいました。ミツバチってかわいいね。
あまりにも飛ばな過ぎるので、1匹手の上に乗せて花に乗せてみました。
そしたらば・・・
花から逃げて、ぶら下がっちゃいました。
ストライキや!人間だったらクビになっちゃいそうな堂々のサボり具合。
高橋「数日様子見て、業者さんに相談だな~」とのことです。
花の近くや巣箱の前でお亡くなりになっている蜂もいました。心配。
ミツバチ作戦が起動しないのならば仕方ない、人間による受粉作戦に切り替えます。
梵天にポンポンと花粉を付け、ひとつひとつ受粉を行っていきます。
地道。
雪国で苺を栽培するって、こういうことが起きてくるのか。
地域差のアドバンテージは思った以上に大きいものだと実感しました。
天気予報をみても、ここ数日は最高気温は10度前後。
室温を調節して、蜂には頑張ってもらいたいものです。