ドイツ🇩🇪ワーホリビザ現地申請　移民局であと２ヶ月は働けないと言われた話

はじめまして。2024年7月1日からベルリンに滞在しているしばです。

本当は自己紹介から始めようと思っていたnoteですが、先日の移民局での出来事にびっくりしすぎて、何か少しでも情報をいただけないかと思って急いで書き綴っています。

それと調べていた時に、ワーホリビザの現地申請の情報が少なく、実際の誰かの最新の体験談を読むということがどれだけ情報が詰まっていてありがたいかということを身をもって体感したので、この記事が少しでも誰かのお役に立てたら嬉しいな、とも思っています。

ちなみに私が特に参考にさせてもらったのがこの二つの記事です。このお二人の体験談を隅から隅まで読み込んでイメトレしてました。

実際、私が予約時間に5分くらい遅刻しそうで焦った時に、30分遅刻したけど大丈夫だったという源さんの実体験を思い出して勝手に勇気もらってました。その情報知らなかったら"予約取り消されたらどうしようまた一から予約取り直し!?"と気が気じゃなかったはず、、、。

私のベルリン到着後を時系列に

ベルリンの街かどにて

2024年7月1日　ベルリンに到着して、無事入居。

ちなみにベルリンに来るまではデンマークのコペンハーゲンにワーホリで1年2ヶ月ほど滞在していました。

コペンハーゲンの友達がベルリンに住んでいる友達を紹介してくれて、ちょうどその子が引っ越すタイミングだったのでその子の部屋を引き継がせてもらえることに！

家賃が700ユーロ/月と予算より高かったのですが、立地がとてもよく何より信頼できるお家だったのでここに決めました。

かわいい猫ちゃん2匹がいる暮らし

7月4日　住民登録(Anmeldung)完了

予約を取るのが難しいと言われている住民登録は、朝早くスケジュールをチェックすることで運良く3日後の予約を取ることができました。予約の取り方のコツをネット上に残してくれていた先人の皆様ありがとうございます！

当日も複雑なことは何もなく無事登録完了！担当者も英語で対応してくれて、最後には "Welcome to Berlin"と言ってくれて和みました。こういう手続き系は、完了するまでは心配な気持ちが心の中を支配してしまいがちなので終わってほっとした記憶。

ちなみに住民登録に関する公式サイトはこちら

Anmeldung einer Wohnung - Dienstleistungen - Service Berlin - Berlin.de

7月5日　移民局へ予約依頼のメール

住民登録と同じく予約が難しいという移民局。何度試してもサーバーダウン？でサイトが開けない状態でした。

そもそも行政の予約が取れないってどんなシステムだよ、、、という気持ちを抑えつつ、これまたネット上で得たありがたい情報をもとに予約依頼のメールを送りました。

これが移民局のお問合せ先です。E4というセクションがアジア人の対応をしている部署のようなので、E4を選択してメッセージを送ります。

Kontakt zu den Abteilungen A, B und E (Aufenthaltsrecht) - Berlin.de

私は、パスポート写真と住民登録が完了した時にもらった書類をPDFで添付して、「ワーキングホリデービザ申請のための予約取得をお願いします」という趣旨のメッセージを送りました。

Chat GPTでも使ってドイツ語も添付した方がよかったかな、と送った後に思いましたが、私は英語だけで送りました。

ブランデンブルク門

7月9日　移民局の予約が取れた！

メッセージを送ってから5日後、移民局からメールが届きました。

内容は「あなたのために特別な予約をこの日に取ったので必要書類持って来てください」とのこと。

予約日は、約1ヶ月半後の8月22日。
ネットで見た情報に概ね沿った流れなので、あーやっぱそれくらいだよね、という安心感もある。

ちなみにデンマークでワーホリビザを現地申請したときは、申請から受け取りまでに結局4ヶ月くらいかかったので、その時よりはスムーズじゃんという印象でした。

移民局での申請の時に仮ビザのようなものを発行してもらえて、その日から働けるという情報を複数見ていたので、それまでにバイト先を見つけられたらいいなと考えてました。

ベルリン大聖堂とチルする人たち

予約日まではバイト探しと旅行

予約日までは働くことができないので、ワーキングホリデーのホリデー部分を満喫することに！

ビザ取得前からバイトの面接などは受けさせてもらえるところもあるようだったので、ゆるくバイト先も探し始めました。

自転車もゲットしたのでとにかくベルリン市内をサイクリングしました。
余談ですが、公共交通機関の定期を買うか自転車を買うか迷って、自転車にしたのが私的に大正解でした！

コペンハーゲンでも利用してたSwapfietsという自転車のサブスクが、月20ユーロくらいで借りれるのでめちゃお得。いちいちポートに返す必要がなく自分の自転車として契約期間中は使えるタイプなので便利。

自転車での移動時間にこそ素敵なスポットを発見できたり、道を覚えられたり、やっぱり夏のサイクリングは気持ちいいなーと思ったり。

散歩中にたまたま見つけた屋外ダンスフロア💃

素敵レストランとの出会い

ベルリンに遊びに来てくれた友人と一緒にたまたま行ったドイツ料理レストランがとんでもなく雰囲気が良く、料理も美味しかったのでこれは！とびびっと来たので、食事後にバイトを募集していないか聞いてみました。

その場にマネージャーがいなかったようでメールしてみて！と言われたのでメールで履歴書を送ってみたらすぐに返信が来て、一度会いましょうということに！面接の時に、8月22日にビザを取得できるのでそこから働けますと伝えました。

面接受けてるのは私含め2人いるけど、今回2人雇いたいとのことで、トライアルで変なことしなければ雇ってもらえそうかなと思ってちょっと安心。

後日トライアルを受けて、めちゃくちゃここで働きたいわ〜という気持ちが高まったのが、移民局での予約日の2日前のことでした。

トライアルの後に食べたまかない

8月22日　ようやく移民局での申請

ベルリンに引っ越してきてから約1ヶ月半が経ち、ようやく移民局での申請日。

申請場所はこちら。ベルリン中央駅の方向です。
私はちょうど反対側のエリアに住んでいるので自転車で50分くらい掛けていきました。

Friedrich-Krause-Ufer 24 · Friedrich-Krause-Ufer 24, 13353 Berlin, ドイツ

移民局に到着するとすぐに画面に自分の予約番号が映し出されて、指定の部屋に行きました。

担当者の女の人は明らかに機嫌悪そうでめちゃ無愛想。

ドイツ語で話しかけられて、英語でお願いできますか…？って恐る恐る聞いてみたら Nie!って真顔で言われました。ドイツ語できない私でもDuolingoで覚えて知ってた単語 Nie は英語のnever、つまり「決して話しません！」という強い意志だ、、、圧迫面接並みに怖すぎる。

噂に聞いてた担当者ガチャ大外れってやつじゃんこれ〜と心の中で泣きながら彼女の手続きを見守る。

すると途中からなんか優しくなったし、なんなら割と普通に英語で対応してくれるようになった。
戸惑いつつも、書類はきっちり準備していったおかげかな？よかったーと思いながら、サインしたり指紋取ったりして手続きは無事終了。

最後に、「この日時にもう一回来てビザを受け取ってね」と言われてA4の予約表をもらう。これが仮ビザなのか？と思いつつもあまりに何も書いてない紙切れすぎて不安。

「今日から働けるということですよね？」と聞いたら即答で「NO!」。
えええええ。
ビザ受け取りまでは働けませんよ、とのこと。
その受け取り日がなんと2ヶ月後の10月22日。あと2ヶ月も働けないの？せっかく素敵レストランに雇ってもらえそうなのに。

えええええ。
動揺しすぎて、ひとまず慌てて部屋を出ちゃった。

けど徐々に込み上げてくるネット情報と違うのはなぜ、、、という違和感。しかも割と最新の体験談と違うというのは納得できない。

担当者がワーホリビザを学生ビザと勘違いして手続き進めちゃうみたいなミスもよくあるらしいって聞いてたので、その可能性もあるかもと思い始める。

もう一回担当者に質問したいけど、個室だから中の様子が見えないし、突然ノックしたらめちゃ怒られそうで怖いなーと思いつつ、廊下の椅子で現実逃避しながら待つこと数分。なんと運よくさっきの担当者が出てきた！

すみません質問があるんです、と声を掛けてみたら案外嫌な顔もせず話を聞いてくれて、「えーとごめん私英語でうまく伝えられないから、英語上手な同僚のところで聞いて」と言って連れていってくれた。入室の時と別人かと思うくらい優しい。笑

そして英語ペラペラな方に事情を話したけど、やっぱり答えは「働けません」とのこと。

2ヶ月前に申請した友達は仮ビザもらってその日から働けるって言われたらしいですって伝えたけど、今はもうそれはできないとのこと。
10月に本ビザをもらう前に働くのは違法で、見つかったら今後ドイツに入国できなくなったりするよ、とかも言われたから、これ以上は引き下がれないか、、、と思って退出。

でも2人の人に確認できたことで、担当者の勘違いじゃないことが分かったのはよかった。

ベルリン州立図書館-プロイセン文化遺産-

さて、じゃあどうする？

もう現状は覆らなさそうだなという状況なので、今できることはじゃあ次に何をするか。

移民局を出た後は、あと2ヶ月も働けないって聞いて絶望だったけど、近くのカフェでゆっくりして落ち込むところまで落ち込んだら気持ちが切り替わって、次に何をするべきかという思考になりました。

困った時は周りの人に聞いてみようということで、ベルリンに住んでいる知り合い何人かに相談してみたところ、同じビザなのに人や状況によって手続きが全然違うこともあるということや、文章として残るのでメールの効力が強いということを聞きました。

在住者の心強いアドバイスを受けて考えた結果、「就労先のレストランが決まっているのでビザの受け取りを早めてもらえませんか」という趣旨のメールを送ってみようかなと思っています。

今後レストランから雇ってもらえることに決まったら、レストランに「彼女をいつから雇うので早くビザの承認をしてください」と一筆書いてもらってそれをメールで添付、という予定です。無事雇ってくれればの話ですが、、、

また、あと2ヶ月ドイツで労働できないとなった時に、他の選択肢も色々と浮かんできました。それはそれでわくわくすることなので最悪2ヶ月待つのもありだなという気持ちも出てきました。

ベルリンテレビ塔と夕焼け

みなさんのお力をお貸しください

どんな些細な情報でも助かりますので、noteでのコメントでもXやinstagramへのDMでもメッセージいただけると大変嬉しいです。過去に現地申請をした方の経験談もぜひお聞きしたいです。

ベルリンと他の都市とではまた違いがありそうではありますが、同じ状況の方が他にもいるのかがとても気になります。そもそもビザ申請日から働けるという情報が間違っていたんでしょうか、、、？

これを書くことで私の脳内も整理されて良い機会でした。それに、腰が重くてなかなかnoteを始められなかった私を強制的に書く気にさせてくれたこの経験にも多少の良い側面はあったなと思います。

2-3日経つと他の選択肢もどんどん浮かんでくるので、2ヶ月働けないことは今となっては絶望とまでは思わないんですが、想像していたことと全く違うことを言われたあの時は軽くパニックでした。

せっかく素敵レストランで働くの楽しみだったのに。予定が狂うじゃないかー！と。
そもそも予定を立てずにその場その場で一番やりたいことをやるのがこれまでの私の人生なので、これもこれで私らしいかなと思います。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます！
ビザ問題が解決したら、ベルリンでの楽しいワーホリライフについて書いていきたいと思うので、よかったらフォローしてもらえると嬉しいです！

-追記- ドイツではやっぱり主張が大事！

SNSの力のおかげで、たくさんの方から情報いただけたので共有します。

おそらく移民局での申請時にもらえる仮ビザには２種類あるようで、仮ビザ期間中に働けるビザと働けないビザ。書面に記載があるようなので要チェックです。

ただ私は何も書類をもらえなかったので、やはりこの待機期間中は働けないようです。申請数が多い時期は仮ビザの発行も省略している可能性もあるみたいです。

しかし、多くの方が、移民局に待機期間を短くしてもらえるようにメールすべき！とアドバイスをくださりました。ここで主張しないと、この人は待たせても大丈夫だと思われて手続きに時間が掛かってしまうようです。

レストランからの雇用はまだ確定しておらず、もう少し時間がかかりそうだったので、ひとまず添付書類なしですが雇用は決まっていますというていでメールを送りました。

宛先は移民局の予約の時と同じE4セクションです。
内容は「すでに雇用先が決まっているのでビザの手続きを早めていただきたいです。○月○日から働くことを雇用主が私に期待しているので、その日までに受け取りを希望します。」というものです。

なんととてもお優しい日本人の方が、旦那様がドイツ人ということでドイツ語の文章を考えてくださいました。本当に助かりました。

やはり日本語でいう「お忙しい中、お手数をお掛けして申し訳ございませんが、」みたいなクッション言葉があるかないかで対応変わることもあるらしいので、丁寧かつ自分の主張をしっかりと伝える文章って大事ですね。

そのメールを夜23時くらいに送ったところ、なんと翌朝の9時に返信が返ってきました。このメール対応だけ迅速すぎる。

返信内容は「あなたは先週申請したばかりなのでまだ情報がこちらに届いていません。雇用情報を添付して来週また連絡してください」というものでした。

これは、雇用契約書を提出すれば早めてもらえそうな希望の光があるな、という感覚です！主張してみて本当に良かった！

このまま無事レストランに雇用してもらることを祈りますが、このレストランでは通常4回のトライアルを終えてから正式雇用になるそうです。今2回目が終わったところなのであと半分。

正直4回のトライアルって多すぎない？と思ったのですが、トライアル兼トレーニングシフトのようで、この4回のシフトで全ての業務を学んで、5回目の正式シフトからはポジションを一人で担当できるようになるのが目標らしいです。

コペンハーゲンでは雇用しますと言われ今後の出勤シフトまで決めたのに、やっぱり他の人雇うことにしましたって言われた経験もあるので、まだまだ気は抜けませんが、、、

また進捗あったら追記します！