#144 親切
映画『ワンダー 君は太陽』
先天性の遺伝子疾患により人とは違う顔を持って生まれ、27回もの手術を受けてきた10歳のオギー。度重なる手術とその顔立ちが原因で、学校には通わず母イザベルのもとで自宅学習をしてきたが、小学5年生の新学期から初めて学校へ通うことになる。
クラスメイトの心ない言動に傷つきながらも、家族の励ましで学校に通い続けるオギー。そして、オギーに関わる周囲の人々が、少しずつ変化していく。
オギーの初登校の日のホームルームで、担任のブラウン先生が「今月の格言」として紹介した言葉。「正しいこと、親切なこと。選ぶなら親切なことを。」
私たちはつい、正しいことを全面に出してしまう。正しいことを伝えて、人がその通りに動くならば、人間関係はもっと楽なはずである。
正論で人は動かない。だからこそ親切を選ぶ。
とても大切な教えである。