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#891 課題の見え方
今、あなたがスイカくらいの大きなボールを持っているとします。それを遠く後ろへと放り投げるところをイメージしてみてください。ボールはあなたの手を離れ、遠くへ転がっていく……。するとボールはだんだんと小さく見えてきますよね。大きなボールも、遠くへ放り投げると小さく見える。この「小さく見える」という視覚イメージによって、脳は「遠く後ろへ放り投げると、簡単に(小さなことに)なる」と思ってしまうのです。
近くのものは大きく見え、
遠くのものは小さく見える。
夏休みの宿題を早く始められないのは、
夏休みの終わりがまだ先だから。
しかし、徐々にその日は迫ってくる。
そして、あれだけ遠くにあった
締切が目の前に現れる。
宿題自体はその難易度も量も変わらないが、
期日が迫ると難易度があがってくる。
人生の課題も同じことがいえる。
少し先かもしれないが、
重要なことと認識しているのであれば、
時間と距離は確認して歩みを進めるべきだ。