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#878 スカウト
「まともに練習もしなかった」原晋監督が後悔する“スカウトの失敗”…「絶対やってはいけないことがあります」青学大“選手採用の掟”とは?
Number Webの記事を引用します。
スカウトの現場で“お願い営業”は一切しない
よくあるのが、優秀な人材を獲得するために、相手に対してどうしてもへりくだりがちになることです。その姿勢は良くありません。なんとか採用にたどり着けたとしても、それが遅かれ早かれ組織を壊す火種になります。勝てる組織をつくりたいのなら「来てください」とお願いしないことです。私も、スカウトの現場で「ぜひ、一緒に戦いましょう」という言葉は口にしますが、いわゆるお願い営業は一切しません。
もちろん、採用する側の「とってやる」という姿勢も良くありません。これでは、入社した段階から、会社や上司の顔色をうかがいながら仕事をすることになります。それだけで、その子の能力発揮の妨げになってしまいます。私の場合はそもそも弱小チームからのスタートだったので、そういうことはありませんでした。
私は、一方的な「お願いします」というスタンスが後につながらないことを営業マン時代に学びました。ひたすら頭を下げて、へりくだって契約をいただく営業スタイルは、最後の手段。私はお客様に頼りにされて、仕事以外の面でも知恵を貸し、お互いの利益になる関係をつくることが営業だと考えます。お互いにメリットがある関係を築くことが大切なのです。
野球で言えば上手い選手はいくらでもいる。
しかし、強い選手はそれほど多くない。
上手い選手は目にとまるし、
チームに招き入れたい。
だから、甘い言葉をかけたり、
入学後の約束までしてしまう。
目先の安心が欲しくて
そのような行動に出るが、
数年後、果たして約束された選手が
ちゃんと成長しているかは疑問だ。
そのような選手がたいてい問題を起こす。
声をかけた選手のその後の人生まで
考えている指導者がどれだけいるか。
だからこそ、
声をかけるなら
チーム方針、指導方針が先だ。
それにマッチした選手がチームを強くする。
チームにおいて大事なのは
上手い選手よりも、強い選手。
青学は選手が強い。