14年続けた僧侶を辞め、副業webライターになる話
「お坊さんの仕事、興味ある？」
このセリフから、始まった人に敷かれた人生のレール。
当時小学５年生ながらも空気を読み「はい」と返事してからは、親や先生など、目上の人からの発言には「いいえ」と言えない人生を送っていました。
自分の意志と向き合えなかった僕がなぜ、僧侶を辞めてライターになったのかを記事にまとめようと思います。
コロナに負けた僧侶
2020年、京都のお寺で働いている頃、突然の出来事がありました。
コロナの影響もあり外国人だけでなく、日本人ですら「観光はタブー」と言われ、桜のシーズンにあわせた特別公開が中止になるお寺は続出。
僕が勤めていたお寺も例外ではなく、中止になり大赤字です。
そのせいなのか、春と秋にあるボーナスはなくなり、収入が減る一方です。
そんな時、突然上司から呼び出されました。
「秋を迎える前には退職してもらいたい」
「はい」としか言えない僕ですが、ここで壁にぶつかります。
それは「お寺の業界には求人票がない」です。
僕は人生で初めて、今まで逆らえなかった親に相談しました。
「坊さん辞めて民間企業に勤めたい」
「長年やってきたけど、キャリアプランが壊滅的だから」
と話したら快諾してくれて、急いで大手エージェントに登録。
３ヶ月の死闘を乗り越え、内定を獲得できました。
【 内定獲得までの道のり 】
— しばすけ｜元僧侶×ライター (@shibasuke0813) October 31, 2020
応募数：170社
書類通過：14社
一次選考通過：3社
内定：2社（営業職）
転職活動期間：３ヶ月
コロナの影響で転職が難しい
と言われている世の中で
僧侶しか経験ない私が転職成功
転職中・検討中の方へ
参考になれば幸いです。#未経験転職 #営業未経験 #就活
※僧侶のキャリアプランについては、出版した電子書籍にまとめてあります。
未経験転職の闇
転職先は、とある販売職。
初の民間企業でウキウキして出勤した僕に待ち構えていたのは「当然になっている終電帰り」です。
「社長が怒るからタイムカード押してから作業してね」
と初出勤の時から言われ、サービス残業を経験します。
「充実した研修制度」と書かれた求人票。
研修の時間は全くと言っていいほどなく、いきなり現場に立たされる始末。
商品知識は当然ありません。
お客様の質問に答えられないのを見た上司に呼び出され、罵倒される毎日。
ある日、5冊のカタログを渡され「明日までに商品知識を覚えてこい」と言われ、寝不足に苦しむ日もあります。
さすがに担当エージェントに相談し、2週間で退職しました……。
その後のいくつか経験した転職先でも、急なシフト変更や終電帰りの日々に悩みましたが、友人からの紹介で営業職に就き、落ち着きます。
低所得×返済の現実
コロナ解雇になった僕は「緊急小口資金」と「総合支援資金」の両方を借りています。
そして返済が2023年に始まりました。
当時、僕の手取りは約17万円。
ギリギリの生活をしているのに、返済は正直しんどい……。
「何か続けられる副業を始めないと」
そう思い始めたのが、僕にとって大きなターニングポイントでした。
即効性のある副業と出会う
「副業 会社 バレない おすすめ」
このワードで調べた結果、ほとんどのサイトで出たのがライターでした。
「なんか難しそうだけど、何から始めたらいいんだ？」
「よし、YouTubeで検索しよう！」
そこで出会ったのが七瀬ユウさんの動画でした。
今となっては師匠のような存在です！
学生の頃から文章が苦手な僕が、文章の本を読み、今は僕にとってバイブルになっています！
そして、実績のない僕ですがポートフォリオを作成し、クラウドソーシングに登録。
提案文を作成し、応募してみると……。
「テストライティングをお願いします」と連絡が来ました！
最初こそ不安ばかりで時間がかかる一方。
ですが、この時テストライティングを依頼してくださったクライアント様とは、半年近く継続した依頼をいただきました。
隙間時間で月収1万円も夢じゃない
2022年8月末からライターを始めた僕の、今のライター収入を公開します！
2022年10月現在
週に1本の納品ペースで執筆しています。
つまり納品の本数を増やせば確実に月収1万円は超えます！
稼働時間を増やすのも1つの手だと思いますが「無理はしたくない」のが本音です笑
そんなライター業は「文字単価次第で収入が増える」のも魅力だと思っています。
初心者ライターは、どうしても文字単価0.5円前後の案件を複数こなす必要があるかも知れません。
例えば3,000文字×0.5円だと、月収1万円超すには7本納品が必須になります。
ですが、その壁を超えたら、作業時間も減りつつ、収入が増えてきます。
3,000文字×1.0円だと、月収1万円超したい場合、4本納品になり、作業が半分で済むのが魅力の1つです。
小学5年生から始まった人に敷かれた人生のレールを歩くしかない僕。
ライターを始めて２ヶ月が経ち、たくさんのライター仲間に出会い、今となっては人生を自分で選択するようになりました！
隙間時間でキャリアプランが豊富なライター業に興味を持っていただいた方は、こちらのマガジンをご覧ください！
初心者だからこそ語れる「ライターで稼ぐロードマップ」を随時更新中です。
そして今……
2023年9月1日
念願の専業ライターとしてデビューできました！
名刺完成👏
— しばすけ｜ものかき×元お坊さん (@shibasuke0813) September 23, 2023
ってことは…そういうことです。
実は、9/1付けで開業申請し、専業ライターとしてスタートしました🫡
これから気持ちを改めて、読者目線の記事を量産していきます🔥
これからも変わらず応援お願いします！ pic.twitter.com/46TJTrBTmc
時間をかけて出版した電子書籍も、ベストセラーや合計9部門で1位を獲得。
納品したSEO記事では、Google検索1位や上位表示されるようなライターになりました。
それだけではなく、今となってはディレクターとしても稼働し、ライターさんの記事をチェックしたり納期を管理したりする立場にもなれました。
これも諦めずに突き進めて来たからだと思っています。
「ライターは稼げない」
そう言われ始めた副業。
途中で諦める方や方向性で悩んでいる方など、少しでも救いの手を差し伸ばせるライターになっていこうと思います！！
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