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瓢箪山のドーナツ屋さん①

空海こと弘法大師が高野山を開いて以来、高野山は比叡山と並び日本人の聖地となった。京から高野山へ向け幾多の遍路道が形成され、無数の旅人どもが行き来した。

その極東に「東高野街道」という古街道がある。

生駒山の中腹麓にあるこの地方は、古来より山畑古墳群が並び古墳の多い地であった。いつからか人々はその形を模して「瓢箪山」と呼ぶようになり、いつからかこの地の名として定着した。

15世紀、豊臣秀吉が大坂城築城の際にこの地に訪れ、その豊富な石材から多数の石を採取した。その際に名付けられた「太閤橋」は今も現存しその名を残している。

現在は国道170号線として整備されておるこの街道は

富田林の寺内町、九度山の真田庵、楠木正成の千早城を経由しており数多くの偉人どもが通ったであろうことが伺える。

そんな東高野街道沿いにある一軒の店がある。

その名を「ドーナツ屋」と云う。