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メキシコ青年海外協力隊活動記録Vol.8~在外選挙

JICA海外協力隊(環境教育)として2024.5からメキシコで活動しています。
首相就任から最短の衆議院選挙が始まりますね。今回は海外にいる日本人の選挙事情についてです。


在外選挙

仕事や留学などで海外に住んでいる人でも、外国にいながら国政選挙に投票できる制度があります。在外選挙人名簿に登録されると、在外選挙人証が発行され、これをもって投票ができます。
在外選挙人名簿への登録は在外公館からも可能ですが、日本を出国する前の住民票を抜くときに併せて役所で行うとスムーズです。
役所手続きでの諸注意ですが、登録には本籍が必要になります。でも登録の前に住民票を抜いているのでマイナンバ―カードは使用できなくなっています。なので役所で本籍を知る手立てがありません。私は運転免許を持っていたのでワザワザ警察署に行き、機械で本籍を無料で出力して確認しました。


以上で在外選挙人名簿への登録手続きが完了します。
すると約1ヶ月後に在外選挙人証が発行され、在外公館(大使館)に届きます(私の場合4月末に手続きをしたら5月末にメキシコ大使館から在外選挙人証の到着連絡がありました)。

大使館に近い人はパスポート持参で受け取ることが出来ます。私は大使館まで往復5万円程度かかるので相談したら郵送してくれました。メキシコの書留的な郵送で2~3日で届いたんです。すごいですね。

左が在外選挙人証です。

大使館からのお知らせ

大使館から以下のようなメールが届きます。
~例1:2024年10月9日メキシコ~
第50回衆議院議員総選挙、第26回最高裁判所裁判官国民審査の実施について、以下のとおり御案内いたします。
 ○公示日:10月15日(火)
 ○国内投票日:10月27日(日)
 ○在外公館投票日:10月16日(水)~20日(日)
 ○在外公館投票時間:午前9時30分から午後5時まで
 ○投票に必要なもの:在外選挙人証、旅券等の身分証明書
 なお、詳しくは当館ホームページをご覧いただくか、領事班までお問い合わせください。

~例2:2024年10月16日メキシコ~
 令和4年(2022年)12月28日施行の公職選挙法の一部改正により、衆議院小選挙区の区割りが大幅に改定されています。改定対象は、以下の25都道府県(140選挙区)に及びます。
==省略==
 令和4年(2022年)12月27日以前に上記の各都道府県で発行された在外選挙人証をお持ちの方(お手元の在外選挙人証の「登録」日を御確認ください。)は、御自身が投票すべき小選挙区が変更されている可能性があります。
 ついては、16日からの在外公館投票のために当館にお越しになる方は、できるかぎり事前に、御自身が投票すべき現行の小選挙区がどこか(第何区か)を御確認いただくようにお願いします。
・衆議院小選挙区の区割りの改定等について(総務省ホームページ)

https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/senkyo/shu_kuwari/shu_kuwari_4.html


投票方法

上記のメールの通り、所定の期間中に大使館で投票するか、ちょうどその時は日本に帰国してる!という人は、在外選挙人証を使って郵送(国内の選挙管理委員会宛)または直接投票ができるようです。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/vote2.html

大使館での投票の場合は自身が投票すべき小選挙区を事前に確認してから行きましょう。異なる小選挙区の候補者の氏名を書いて投票してしまうと、その票は無効票となってしまうので、大切な一票を無駄にしないよう、くれぐれも御注意ください。

おまけ~南極の選挙~

2014年には南極昭和基地で投票しました。南極投票と言いまして、国の行う南極地域における科学的調査の業務を行う組織に属する選挙人が、ファクシミリによって投票する制度(不在者投票制度の一つ)です。
ファックスなんてアナログだなと思いますが、メキシコのチェトゥマルに住むより遥かに簡単に投票できました。今回もやっているのかな?

2014年12月5日 昭和基地にて

最後に

今回は仕事の都合で投票期間中にメキシコシティの大使館まで行けないので、残念ながら諦めます。
この記事を読んで、まだ選挙に行ったことないって人がいたら、ぜひ選挙に足を運んでください。下の動画は好きなのでリンク貼っておきます。


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