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【洋画】フォレスト・ガンプ(1994)

監督: ロバート・ゼメキス
出演: トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソンなど
上映時間: 2時間20分

言わずとしれた名作ですね。シンプルに改めて観たくなったので鑑賞。2回目。
この映画ばかりはネタバレありで書かせていただきます!作品が素晴らしすぎて、どうしても作品に対する感想を書き綴りたくなってしまって(笑)

この映画のテーマはズバリ「人生とは何か」ということかと。主人公はフォレスト・ガンプだけど、色んな人の人生を見せています。ガンプ、ジェニー、ババ、ダン中尉、みんな違う人生です。

ガンプはとにかく真っ直ぐな人物で、作中にもあるようにひたすら走り続ける人生。
ババは家柄からエビ狂いで、家に帰ってエビ漁船を始めたかったがベトナムで戦死してしまう。

ダン中尉は人生の運命を信じ、ベトナムでの戦死を望んでいたが不本意にもフォレストに助けられ、両足を無くしたまま絶望の生活を送っていたが、フォレストのエビ漁船が大儲けしたことから人生が好転し、義足を得て結婚という幸せな人生を送ることに。

ジェニーは幼少期の家庭環境の悪さというトラウマを抱えており、ストリップで働くなど波乱万丈な人生を送るが、ガンプの子供を身籠り結婚し、二人に見守られながら若くして病死する。

色んな人生を見せますが、結局この映画が言いたいことは、ガンプが最後に言った「運命と羽」のところに集約されているのかなと。

人生にはある程度の運命的要素はあるが、それをどう解釈し、受け入れ、動いていくかは自分次第。この後半部分がガンプの言う「羽」で、自分の人生の行方は、この「羽」の動かし方にかかっているというのがこの映画のメッセージなのかなと。そして言うまでもなくあの羽はガンプの人生を表しています。ガンプジュニアの新しい人生が始まり、再び羽が飛んでいくのですね。
映画なんで解釈はそれぞれだと思いますが、僕はこのように感じ取りました。

この映画を観て感じ取ることは本当に人によって違いそうなんで、フォレスト・ガンプの感想会とかしたらめっちゃ面白そうですね!

そして、トム・ハンクスはやっぱり凄い俳優です!何がって凄いかって、映画を観てる最中はトム・ハンクスの凄さに気づかないんですよね。とにかく演技が自然すぎて。

俳優にとって自然に見えることは一番難しくて、一番理想的な状態だと僕は思っています。要は自然=リアルなんで、演技が自然に見えることは、それだけ観客がその世界を現実だと思い込んでいるということなんです。それを最も体現できている俳優がトム・ハンクスなのかもしれません。

演出も世界最高レベルですね。これにかけたお金で別の映画が一本撮れるとも言われる羽のCGはもちろん、義足が取れるシーンや、バス停での見せ方も芸術的!

最高の演技とディレクション、ストーリー、そして終わってからも暫く考えさせられる点まで含めて、大傑作で間違いないですね!

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