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【イラン旅行記】イスファハーン(3日目)&ヤズド

本日はイスファハーン最終日。7時半起床でホステルにて朝食をしっかり食べ、9時のイマーム広場モスクオープンに備えます。10分前にモスク前到着。昨日は急遽お休みでしたが、今日はしっかり定時に開場。まず最初のモスクは「Sheikh Lotfollah Mosque」。サファヴィー朝に栄えたイマーム広場における皇族専用のモスクです。入場料2,500,000リヤル(650円)を支払い入場。なんと一番乗りです!モスクに向かうまでの回廊がもう美しい。

そしていよいよモスクの中へ...

Sheikh Lotfollah Mosque

ヤバっ!!!美しすぎる。こんな世界最高級に美しい空間を、俺は今独り占めしているだと??もうテンション上がりまくり。こんなチャンスは2度とないと、係員のおっちゃんに頼んで写真を撮ってもらいます。

記念写真

編集でかなり明るさを足したものの暗い(笑)。これを美しく撮るのは流石にムズイか〜。おっちゃんもめっちゃ協力的で何枚も頑張って撮ってくれたので、これで充分満足です!

前後左右上下、どこをどのアングルから見ても、一ミリの抜かりもなく美しい。建築家の妥協のなさが見えます。サファヴィー朝時代の王様は毎日ここで祈りを捧げていたと。そんな素晴らしい場所を独り占めしている...早起きってホンマに得なんですね!

モスク内

15分ぐらい一人で堪能していると、ようやく別の観光客がやってきました。このエリアはメインモスクのみだし、次の人たちにも独り占めを堪能してほしいと思い、退散します。本当にいい思いをさせていただきました!

連発で次のモスクへ向かいます。「Shah Mosque」です。先ほどの「Sheikh Lotfollah Mosque」とは違い、こちらは一般市民向けのモスク。とはいうもののこちらも全く引けを取らない美しさと評判のモスク。同じく2,500,000リヤルを支払い入場。ガイドが声をかけてきますが、丁重にお断りします。

Shah Mosque
Shah Mosque

キターーー!ここも最高です。こちらは通常モスクの4面構造。特に正面に眺めるモスクは圧倒的!まだオープン30分後とあって、まだ人もまばら。本当に早起きお得すぎる。まずはひとり写真撮影会。パシャパシャ。

何でしょうねペルシャ建築の美しさは。繊細な模様もそうですし、何よりカラーリングが大好き。藍色と黄色と白と。昔のオリックスブルーウェーブを想起させます(野球興味ない方すみません)。7世紀からイスラム圏になりながらも、独自の文化を発展させてきた、そんな歴史に感謝でいっぱいです。

写真撮影会を終わり、じっくり自分の目で堪能します。市民のためのモスクだったという歴史もあり、美しいけどどこか落ち着く。日陰に腰掛けてずっとモスクを眺めていたい気分になります。

でも名残惜しさが多少残るぐらいが、一番良い旅だったり。この辺でモスクを後にしてホテルに戻りヤズドに出発する準備をします。

たった2日しかいないのに一抹の寂しさを覚えます。最後にイマーム広場を目に焼き付けるためにゆっくり散策していると、良さげなカフェに出会いました。まだチェックアウトまで時間があるので、最後に紅茶を一杯いただきます。

カフェ
紅茶

紅茶のお味は...普通です(笑)。いや良いんですけど、昨日の「Abassi Hotel」で飲んだ紅茶が美味しすぎて!改めて昨日は伝説の夜だったんだなと。でもイマーム広場の一角の庭を眺めながら素敵なティータイムを過ごさせていただきました。

いよいよホステルをチェックアウトし、イスファハーンをあとに。バスターミナルに向かう途中にイマーム広場を横切ります。最後の最後まで美しい。余韻に浸りながら、寂しさもあります。心の中で別れを告げて広場を後にします。

12時半にバスターミナル到着。チケットを買い求めると、次の出発は14時とのこと。それまでターミナル内で軽い昼ごはん。売店で最安のホットドッグを購入。そんなに美味しくはないです(笑)

ホットドッグ

14時になり定刻通りに出発。4時間半後の18時半にヤズドのバスターミナルに到着。市街地まで配車アプリSnappで向かいます。到着後はホテルにチェックインして、軽い夕食を自炊して食べ、20時から夜の散歩へ。

ホテルは市街地の中心と非常に好立地なので、メインの場所は殆ど徒歩圏内です。ふらふら歩いていると最初に現れたのは時計台。ライトアップが綺麗。

時計台の向かい側には参道があり、その先には「ジャーメモスク」があります。参拝地でありながらも一大観光地。道の左右にまばらですがショップが並んでいて楽しい。軽食屋さんもあります。

そしてモスクに到着。

ジャーメモスク

美しいモスクはイスファハーンでたっぷり見たのですが、こちらもこちらで美しい!!息を呑んでしまいます。

モスク内も21時までオープンしています。早速中へ。ライトアップが堪らなく綺麗だ。

モスク
モスク

カーペットが敷いてあるのがイスファハーンとのモスクの大きな違い。こちらは今でも礼拝で使われているのですね。カーペットの模様も言わずがな美しいです。

モスクを堪能して、次は「Amir Chaghmagh Complex」という場所へ。こちらは当にヤズドの中心部といった場所です。モスクから歩いて10分ほどの道のりですが、参道で気になったポテトを購入し食べ歩きしながら向かいます。参道、夏、ライトアップ、この3つが揃うと夏祭り感があり、ついつい出店で買いたくなってしまいました(笑)。ちょいと重めのポテトを食べ歩きしていると、目的地に到着。

ポテト屋
ポテト
Amir Chaghmagh Complex

こちらもライトアップが綺麗になされています。建物前の広場では地元民たちがピクニック。ヤズド版イマーム広場的な立ち位置ですね。夏季は日中はとても外を出歩くような気温じゃないので(現在45℃)、日が暮れてから人が増え出します。建物の中に入っていくと、ケバブ屋がズラリ並んでいます!

ケバブ屋

カーペットに座って食べるペルシャ形式の客席。そしてケバブが安い!!クビデーが一本600,000リヤル(約140円)。これは早くも明日の昼飯決定です!他にも絨毯や手工芸品などが並びます。

夜のヤズドを堪能してホテルに戻り、しっかり睡眠をとります。明日は朝一でゾロアスター教の鳥葬が行われていた「沈黙の塔」に向かいます!

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