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【日本旅行記】京都(後編)

東寺の続きから。次は真言宗の勧学院であった観智院です。ちなみに観智院に行くときに通った北門がめちゃくちゃカッコよかったので一枚パシャリ。横長でとてもシンプルで門の中では今日見た中で一番好きかも。

北門

観智院も金堂・講堂と同じく中の写真撮影は禁止。外観だけ載せておきます。

観智院入り口

中に入った瞬間に木造建築のあの香り。おばあちゃん家みたいで落ち着きます。天井がとても低いのですが、それが小ぢんまりした雰囲気を演出してる。

客殿内にはあらゆる部屋があり、それぞれ屏風に美しい絵が描かれています。実はかの剣豪宮本武蔵がかつてこの場所に3年ほど身を隠していたそうで、その間に絵を習い書いた「鷲の図」と「竹林の図」が残っています。

そしてここにも枯山水があります。今日何度目でしょうか。ただ参拝客が非常に少なく、枯山水特有の静寂さを一番感じられたのはここかも知れません。庭園は写真OKということで撮らせていただきました。

枯山水

続いて東寺最後の拝観場所「宝物館」へ。こちらも写真禁止です。見どころはなんといっても千手観音!高さ6メートル弱、名前の通り手がたくさんありかなりの迫力。

千手観音(ホームページより)

このコーナーには他にも兜跋毘沙門天や愛染明王、如来三尊などがあり、仏像好きにはたまらないゾーンになっています。春秋限定なので歴史や仏像好きの方にはぜひオススメです!

時刻は14時半。17時半に京都駅発の電車で地元の福井に帰るので、ラストの寺院です。最後は再び東山に戻り、高台寺に向かいます。高台寺は豊臣秀吉の正妻の北政所が、秀吉の死後にその菩提を弔うために開創した寺です。つまり北政所は「Shogun」でいうところの大蓉院様です。Shogunファンの自分にとっては最後に相応しいお寺です。

入場券を買って中に入ると早速趣のある故月庵と呼ばれる茅葺き屋根の家が見えてきます。こんなん最高ですよね。

故月庵

さらに中に行くと庭園が見えてきます。

高台寺境内

大蓉院様(北政所)が最期を過ごされた場所とだけあって、さすがの綺麗さ。

勅使門
方丈
観月台

上に登ると秀吉と北政所の木像が安置してある御霊屋があります。北政所の木像の下には実際に彼女の遺骨が眠っています。大蓉院様の最期の地です。痺れます。中は撮影禁止なので外から一枚。

御霊屋

境内には他にも竹林が生い茂る場所もあり、そちらは外国人観光客に大人気の様子。

竹林

高台寺を見終わると時刻は16時。最後に早めの夕食を食べて京都駅に戻り17時半の電車に乗る。我ながら完璧なスケジュール管理力です。夕食は京都に来たら食べておきたい「天下一品」。過去に人力車で京都遠征に来ていた際にもよくお世話になりました。

天一は店舗によりバラツキが大きいのですが、調べたところによると高台寺近くの店舗がかなりの良店とのこと!早速歩いて向かおうとすると、なんと本日15時閉店とのこと!なんでじゃぁぁぁぁー!他の曜日は通しで遅くまでやってるのに。

しかし気分は完全に天一。腹を決めて電車を一本遅らせて一乗寺にある総本店に向かうことにします!!ちょっと遠いんですが。

バスに乗り京都のラーメン激戦区・一乗寺に到着。他にも池田屋の総本店などもここに集結しています。バス停から歩くこと5分、総本店に到着!

天下一品総本店

注文は迷わずこってり並盛り。ライスも欲しいところですが、一旦保留し欲しかったら追加。注文後まもなくこってりが到着。

こってり(920円)

久しぶりのこってり、感動します。まずはスープから一口...これです、最高だ。正直言葉なんて要りません。シンプルに、ダイレクトに美味い。あとはひたすらズルズルズル。

分かってはいたけど、やっぱりライスが欲しいです(笑)。速攻でライス小を追加注文。たくあんが乗っているのでまずはそちらとライスをそのまま食べます。美味いっ!京都の水がいいのか、米が非常に美味しい。このまま食べるのが一番美味しいのではないかと思うほど。

しかしこってりの誘惑には勝てません。こってりスープをどっぷりかけ、大悪魔雑炊を作ってしまいました。カロリーやばいが美味い。電車一本遅らせた価値はありました。

米もスープも完全に平らげて完食。大満足なり。ゆっくり京都駅に戻り、しっかりお土産に551の豚まんを購入して電車に乗り福井に帰ります。控えめに最高の京都旅だった。

551京都駅店

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