【インド映画】Dream Girl(2019)
監督:ラージ・シャンディリヤー
主演:アユシュマン・クラーナー、ヌシュラト・バルチャーなど
上映時間:2時間10分
2023年9月現在、「Dream Girl 2」が公開されていて、前作をまだ見ていなかったので予習のため鑑賞。明日「Dream Girl 2」見に行きます!
監督のラージ・シャンディリヤーはこれがデビュー作とのことですが、調べてみるとなんとインドの人気コメディアン、カピル・シャルマの台本を書いていたそう!お笑いの座付き作家が映画を撮るというのが、非常に斬新でおもしろい試みです。
映画はもちろんコメディ。そして構成が非常によくできていました。
女性の声を巧みに操ることができる主人公・カラム(アユシュマン・クラーナー)が借金返済の為に、電話デートセンターで働くことに(レンタル彼女の電話オンリー版みたいな感じ)。
彼が電話上でなりすます架空の女の子・プージャに、地元の警察官、ヤンキー少年、男嫌いの女性、カラムの彼女・マヒ(ヌシュラト・バルチャー)のお兄ちゃん、カラムの実の父親が恋に落ちていくストーリー。
カオス極まりねぇ(笑)
主演のアユシュマン・クラーナーは毎度クセのある役を演じる俳優。精子ドナーとか、性同一性障害を持つ男性と恋に落ちるボディビルダーとか。今回も女声を操る男という変わった役を、持ち前の演技力でこなしていました。
こんな役、アユシュマン・クラーナーじゃないと絶対こなせないです。
ストーリーもしっかりおもしろかったですね~。
カラムが嘘に嘘を重ね混沌を極めていく過程もおもしろいし、昔のインド映画のパロディなどの内輪ネタもあり、そして最後は絡まった糸がきれいにほどけたような超気持ちいい終わり方。
さすがお笑いの作家が考える構成だなと。見事です。
ちなみに明日見に行く続編の「Dream Girl 2」は同じくアユシュマン・クラーナーが主演で、さらにコミカルな演技に定評のあるパレーシュ・ラワルや、今をときめく人気女優アナンニャ・パンデイなどが加わる。
かなりパワーアップが期待できるかと!楽しみです。
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