【インド映画】Om Shanti Om(2007)
監督:ファーラー・カーン
主演:シャー・ルーク・カーン、ディーピカ・パドゥコーン、シュレーヤス・タルパデー、キロン・ケールなど
上映時間:2時間50分
現在公開中のシャー・ルーク・カーン主演映画「Jawan」に向けて気持ちを高めるために、前回観た「Main Hoon Na」に続き鑑賞。
邦題は「オーム・シャンティ・オーム~恋する輪廻~」
今回で観るのは3回目ですが、改めて最高の映画。
娯楽満載でまさにインド映画ど真ん中といった感じ。
本当にこれがインド映画一本目で良かったと思います。
話の筋は主人公の売れない俳優・オーム(シャー・ルーク・カーン)が輪廻転生をしてスーパースターになり、前世で自分と人気女優・シャンティ(ディーピカ・パドゥコーン)を焼き殺した映画プロデューサー・ムケーシュ(シュレーヤス・タルパデー)に復讐するといったストーリー。
シャー・ルーク・カーンは今見ると平常運転なのですが、初めて見たときは衝撃を受けました。
説明が難しいのですが、とても愛おしくて、でもめちゃくちゃカッコよくて・・・とにかく凄く魅力的なんです!
彼の魅力が強すぎて、どの役をやってもシャー・ルーク・カーンになってしまう。日本でいうとキムタクに近いかもですね。
インドのみならず世界中が彼の虜です。
そしてもう一人みんなの目を惹きつけて離さないのが、この映画がデビュー作であったディーピカ・パドゥコーン!!
か、かわいすぎる。。。顔ちっさぁ~
この映画中、何回彼女のチャーミングな笑顔に失神しかけたか。
彼女の可愛さだけで画が持ちます。
ディーピカは身長171cmと長身で「美しい」というイメージが先行するのですが、その分たまに見せるキュートな笑顔とのギャップがたまらん。
そして映画終盤に伝説のシーンが入ります。オームが輪廻転生した後の映画祭のシーンです。
初めて観たときは知る由もありませんでしたが、インド映画界のスーパースターたちが大集合しています。
その曲のPVがコチラ
超絶豪華なメンバー。サルマン・カーン、サイフ・アリ・カーン、サンジャイ・ダットが揃い踏みのシーンはマジで震えます。
まさにインド版「We Are The World」。
このシーンだけで約30人のスター俳優が出演して、その前の映画祭のシーンでもアクシャイ・クマールやアビシェーク・バッチャンなどすげー人たちがたくさん出ています。
これらがなんとみんな友情出演というのですから、シャー・ルーク・カーンのカリスマ性恐るべし。
そして僕が初見のときに心射抜かれたのはエンディング。
(以下ネタバレ)
最後に敵役であるムケーシュが死んで物語は終わるのですが、その後
「ヘイヘーイ、映画はまだ終わりじゃないぜ~~」といってエンドロール&キャスト紹介が始まる(ミュージカルかよ)。
そこでさっきまで極悪人だったムケーシュが笑顔でみんなに歓迎されながら高級車から出てくるんですね。
映画の世界観をぶち壊してまでも、とにかくハッピーにこだわる。この姿勢に僕は心を射止められました。
このインド映画の世界に混ざりたいと思い、その1か月後に現地の演劇学校に通うことになるのです。しかもこの映画の主演のシャー・ルーク・カーンが通う学校に。楽しかったな~
まさにシバモア・ゲンの起源ともいえる映画です。
普通に観ても楽しいこと間違いなしだし、インドにおける映画スターのパワーの持ち方を理解しているとさらに楽しめます。
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