乳がんで知る海外と日本のインスタの違いとキャサリン妃、酷暑の中のカツラ問題の件
あみは46さいで乳がんステージⅢの治療中です。
告知を受けてから手術を受けるまで、私はどうしても他の人のブログやインスタをみることはできないでいました。
人によって症状はさまざまで、それをみてしまったら、自分の症状を確定するような気がしてしまっていたからです。
YouTubeで治療の情報は見ていたのですが、他の人の辛さや現実はちょっとまだみれないというか。
でも術後、入院生活もながくなり、少し余裕ができてくると、ちょっとインスタみてみようかなという気になったわけです。
そこでインスタで
#乳がん #がん#乳癌#かつら#ウィッグなどで検索をしてみると、出て来たのはまさかの情報系ばかり、、、食事系運動系、もう先生に質問済みの代替え療法などばかり、、、そういうことを知りたいわけではないのにな。。。と思ったとき!
キャサリン妃の動画を思いついたのでした。
「わたしは元気です。みなさんと共にあります。どんな形であれ、この病気と向き合っている皆さん、どうか信念や希望を失わないでください。あなたはひとりではありません」という表明は、私がガンと知ったときとタイミングが同じで、、泣けたんですよね。
「あなたはひとりではない」
それはそうなのだけれど、自分が病気の真っただ中にいるときに、他の人に言える言葉ではない。彼女はすごいなと思う。そしてきっとこの言葉に私含め、多くの人が勇気をもらったに違いない。
「どんな形であれ、、、」それは周りにいる友達や家族も含まれるわけで。。。愛する人が、子供がもしそうだったら代わりたくなるでしょう。
ご自身の立場と影響がわかっていて、こんな完璧な励ましの言葉を言える人って尊敬しかない。
そして、わたしも、子供たちに、私が大丈夫であること、時間はかかるけれど、必ず元気になれるということを分かってもらうことが本当に重要だった。私の不調に一番はじめに気づいたのは長女で、人間ドックの帰りにすでに気づかれて「なんかあったんでしょ。引っかかったんでしょ」と言ってきた。さすが長女、、、、。
家族のために、私自身のために本当に長い時間が必要でした。
治療のために約束を断った人達にはしばらく黙っていてもらうことをお願いし守っていただき、本当に感謝しかないです。
公言することもブログを書き始めるまでにも本当に時間がかかりました。
「あなたはひとりではないです。我々がついています。そのための私達です。信頼してください、一緒にがんばりましょう」と医療チームに何度言われ、救われてきただろうか。私は誰かにそういう存在でいれているだろうか。
そこで、インスタを英語で検索してみることに。
すると、、、情報系は皆無で、、、髪の毛が抜けた姿や、手術あと、抗がん剤の治療中の写真などがポジティブに上がってきたのです。
「私は38才、子供が二人います。アメリカ人で弁護士です。いまは休んでいるけれど、あと一か月で薬が終わるの。すぐ復帰予定。みんな頑張りましょう」
「わたしはイタリア人。60才。学校の先生をしていたわ。髪の毛がなくなっても私は元気だし、家族は私を大事にしてくれる。今は犬が癒し。」
「わたしは8歳。薬はあと5回。また教室に行きたい。先生もママも治るっていってる。私もそう思う。希望をもってね」
泣けちゃう。もう泣けちゃう。もう嗚咽。色んな年齢、色んな肌の色の人達が、同じ病気になって励ましあっている。ううぅ
かといって私は自分のハゲの写真も、傷もアップする勇気もないのだけれど。。。。世界って!人間ってあったかいじゃん!!って日本のベッドの上で泣いた
それからはリハビリの痛さに折れそうになると英語のインスタをずっとみてました。
そしていよいよカツラ問題がやってきます。。。。
この酷暑ですよ。。。。
汗が止まらないし、地肌が思ったより敏感で、安いものはどうしてもちくちくさが我慢できず、、、試着だけでイライラきちゃう。
40万ほどの高級なカツラを試着したらもちろん涼しくてかぶり心地もよかったのだけど、、、一年しか使わないものにその値段払うのもな、、そしてこの手入れ、、、めんどくさい。。。。と結局買う勇気はなくて、、、
みんなどうしてるんだろうと再びインスタ
日本は医療帽子というものが流通しているとわかったのですが、なかなか好きなものがなく、、、
海外はなんと、カツラが主流ではなく、坊主かスカーフが主流。
みんなやっぱり隠さない。ほんとうに他民族というか、色んな立場の人がいる社会が当たり前のあらわれなのかもしれない。
でも、、、、でも、、、、私は、やはり坊主にするというのはできず。はずかしいというか、裸みたいな気持ちになっちゃう、どうしても。
そこで試しにスカーフをかぶってみると絹の肌触りがよいし涼しくて気持ちがいい。着物と一緒だぁとなりました。
カツラをやめてスカーフに決めました。
どの巻き方にどうやって決定したのかはまた別記事にしようと思います。
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