引き算なぞなぞ。亭主元気で留守がいい-20年前=ワンオペ育児の奥様だった?
25年の付き合いとなるわたしたち夫婦、
ただいま( ´ ▽ ` )ノ
もとい、ただ今、絶賛ケンカ中で、まったくしゃべっていません。もともとケンカは多いけれど、今回は今までと違い、最終形態までいってしまうのではないか、という様相を呈しています。
原因はさておき、夫婦喧嘩をすると
「ラク!」
というのがここ数年の正直な感想です。何がラクかって、
あれやって。あれとって。あれをこうしてこうやっといて。
など、旦那からいちいち指示を受けなくてすむようになるからです。
共働きのわれわれ夫婦ではありますが、旦那の仕事は体力の消耗半端なく、たいへんな仕事とわかっているので、なるべくはと思っているうちに、正直向こうも「当たり前」という感覚になっているのだと思います。(とはいえ、私自身サボっている部分も多いのですが。)
ケンカの翌日に帰宅すると、旦那が自分の布団とマットレスを持ち出し、
「おまえとは一緒の部屋にいられねぇ。」
と言わんばかりに隣の部屋に移動していました。
ふだん和室にマットレスをおいて寝ているのですが、残された自分のマットレスと隣に空いた空間を見て驚きたたずむ私を見て、
「どうだ、みたか」
という雄叫びが聞こえてくるようでした。
3日後、私は自分の寝床のとなりに、こたつと、アマゾンでタブレットを購入しました。ちょうど寒くなってきたので、
こたつに入りながらのプライムビデオは最高!
子供たちも中学・高校生だから手もかからないし、この年で自分の部屋ができたみたいでめちゃくちゃ楽しい、最高、ありがとう、
隣の部屋で夏物のラグを敷いたままテレビを見る旦那!
ってな感じで過ごすうち、思ったのです。女の人って家事やら育児やら仕事やらで大変で泣きたくなるようなときを過ごした分、そこから解放されるときには、これは相当ラクだぞ、まるで羽がはえたみたいに軽やかだぞって。
亭主元気で留守がいい
って子供の頃にやってたタンスにゴンのCMが、ふとよぎりました。当時はまだ子供で意味がぜんぜんわからなかったけど、女47歳、今、たった今、
腑に落ちました。
こういうことだったんですね。
だとしたら、あの一見ずうずうしく見えるCMのあのおばさまたちも、その昔は家事育児に必死なワンオペ育児の若奥様だったのかもしれない。だからこそ、たどり着いたあの境地。すごい、すてき、尊敬です。
⇒その後、旦那から話かけてきたので、お互い言いたいことをぶつけ合い、現在は元のフォーメーションにもどりました。自分の部屋がなくなるのはさみしかったけど仕方ありません。
ここ数年、男性の更年期か?と思うほど、すぐ怒ったり頑固だったりピリピリしていた旦那の物言いが、ケンカ後は、かなりやわらかくなりました。
老若男女問わず、今仕事や家事などで頑張っている方々に、素晴らしいご褒美がありますように。
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