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市民ランナーの伸びしろ

大概の市民ランナーは走ることを楽しんでいる。が、沼にハマるとタイムを追いたくなってくる。

しかし大人になって運動をするということは、体が出来上がった状態(もしくは劣化していってる状態)からなのでなかなか能力を向上させるのは難しい。やはり成長期(中高生時代)に体の動かし方をしっかり身に付けていることがアドバンテージになってくる。
元陸上部、元長距離選手が何年ものブランクを経て練習を再開し、あっという間にサブエガくらいは達成してしまうのも、基本的な体の動かし方を習得しているからだと思う。

しかし非陸上部、非走る系の部活出身者でも、ランニングが習慣化されてある程度の練習量が積めるようになってくれば、男性ならサブ3.5、女性でもサブ4までは独学でもたどり着けるのではないかと思う。実際に私がそうであるし。
以前イベントでご一緒したサブエガ男性ランナーさんからも、サブ3.5までなら割とスムーズに、その後サブ3を超えるにはかなり苦労したという話を聞いた。
これ以上は、理論建てた練習計画を練り、シーズンに合わせた身体づくりを行い、期分けしたトレーニングを積む必要がある。

もちろんそれは素人一人の考えでは到底及ばない。独学でダニエルズやリディアードなどの書籍から練習を組むことも出来るだろうけれど、難易度は高すぎる。その前に社会人が練習時間と学習時間の両方を確保するのは、なかなか無理ゲーである。

ならば「プロ」に頼ろう。
地元の練習チームに加入するもよし、パーソナルトレーナーに練習を組んでもらうもよし、オンラインチームの練習メニューをこなすでもよし。やり方はそれぞれの環境にあったものでも良いから、記録を狙おうとする市民ランナーであれば、実績と経験があって、正しい知識を身に付けた「プロ」の力に頼ることが、自分の力を最大限に引きだすことのできる近道ではないか。

頼ってみると、自分にまだまだ伸びしろがあることを実感できる。
人間、いくつになっても挑戦できるし、成長できる。
チームに加入して2年目のシーズン。今年はどれくらい成長できるだろうか。

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