花火一人占め

1/365の日をソーシャルディスタンスを保って安全に過ごしているのだ。

と言えば格好はつくが、つまりはクリぼっちである。

自ら選んだスタイルなのでタラレバ言うつもりはないが、クリスマスイブの夜に黙々と走り込むのも、端から見れば滑稽であろう。業務の中でクリスマスの行事食に全力を尽くした一日だったので、そのクールダウンも兼ねて走りこんでいた。

今日のソフト食弁当は割りと映えたなー、おせちもこの要領でいきたいなー…などなど振り返りながら。

そんな矢先、目の前に

どーーーーん✨

花火が上がった。

一発…二発…ポンポンと上がっていく。

地元の夏の花火大会が無くなり、週末など市内のあちこちでゲリラ的に花火が上がっていたが、今まさに私がまっすぐ走っていく先から花火が上がり始めたのだ。

夜の早い田舎町では車通りも少なく、ましてや歩行者もいない。今この道路には私一人しかいないが、その道の先には花火があがっている。そして私は花火に向かって走っている。

わすか五分の花火大会だったが、その五分間私は花火を一人占めしていた。

今日一日、いや、この一年間業務で努力を続けたことへのプレゼントをいただいたようだった。

走り終えたあとの疲労感と達成感は、いつもの夜ラン以上に充実していた。

さぁ、これで検食と称していただいてしまったクリスマスケーキや、調理員さんや職員さんからの差し入れおやつの数々を消化することが出来た…ハズだ…。

ランニング 10.5km=520kcal

体重 46.8kg

体脂肪率 25.2%