選べるって知らなかった。
ひさびさに歯医者に行ってきた。
今まで30年近く、地元の歯医者に通っていたが、先生もご高齢になってきたので、
新しい先生を見つけに、今の家の近くの歯医者に行ってみた。
そこでさっそく驚いたのが、設備が最新鋭だったことだ。
虫歯の箇所の写真、レントゲン、全てが一つのモニターに映し出され、それを見ながら施術計画を話してもらった。
なぜ治さなければならないのかが一目瞭然だったので、納得してその計画を進めていただくことにした。
もう一つ驚いたのは、
・最高の施術をする、そのための金額を支払う
・保険内の施錠をし、保険内の料金を支払う
どちらかが選べたということだ。
私は前者をお願いしたが、今まで30数年間、保険内の診療でしか施錠してもらってなかったことに驚きを隠せなかった。
してもらってる施錠が最高のもので、それ以外に選択肢が無いと信じ切っていたのだ。
・・・
知らないと選べないのだなと思った。
果たして、私は日頃から、本当に大事なことを身の周りの方々にお伝えしているだろうか?
知らないことで、本当は選びたいのに、選べていない人がたくさんいるのではないか?
相手の状況を勝手に推測してしまって、知らせることを勝手に諦めてはいないだろうか?
今の仕事、ライフスタイルが楽しい!満足していると思うとき、それは、選択肢の幅を広げきった結果の選択なのか?
そんなことを考えてしまった、久々の歯医者であった。