アポ13:赤ちゃんは達成の天才

この世で一番リスクをとっている人は、

”赤ちゃん”なのではないか?と思う。

真っ裸で、言葉もしゃべれず、自分の手も使えず、足も使えず、
一人では食事もできず、全く何も持っていない状態で生まれてくる。

もしミルクを飲ませてもらえなかったら

もし世話をしてもらえなかったら

もし服を着せてもらえなかったら

誰かなしには、生き延びていくことは不可能だ。


そこに保証はまったくないのだ。


ただ、生まれてからは、世話してもらうまで全身全霊で泣き続ける。

そして、結果的にお世話をしてもらうという結果を手にしている。

まさに命がけで選んだ道を正解にしているプロフェッショナルなのではないか。

これを会社やビジネスに置き換えてみるとどうだろうか?

新しいことを始める時、私は心の中で

「それにうまくいく保証はあるのだろうか?」

「自分にはうまくできるのだろうか?」

いつも自分の頭をよぎるのが、この言葉だ。


なかなか新しいことにふみきれなかった時期は、この言葉に頭の中が支配されていた。

その時に結果をだしている先輩経営者から言われたのは、

「うまくいかせる気はあるの?」 

だ。そして、

「保証されたらやる、能力がついたらやるのであれば、新しいことをやるのはあきらめた方がいい。なぜなら新しいことには保証がないからだ。能力がつくのを待つうちにマーケットは奪われていってしまう」

と言ってもらって、ハッとした。

手に入れる結果を先に決める。

そして、その中身を埋めようとがむしゃらにやって達成する。

その中で、達成する前の能力とは比べ物にならないほどパワーアップしている。

この経験を徹して、

能力があるかどうかではなく、
能力はついていくものだと思うようになった。


ちなみに、私は少年時代に水泳を習っていたが、

「泳げる能力をつけたらプールに入ります!」

もしそう言っていたら、私は泳げるようにはならなかったと思う。


泳げるようになると覚悟した。

だから、泳げなくても泳いだ。

その中で泳げるようになった。

この順番だった。


最近はもっとリスクがとれると思う。

なぜなら、赤ちゃん時代に自分はこれを一度達成しているからだ。

我が子を見ながら最近思ったことである。


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