10年続けて知った、ビジネスの真理
私は経営に挑戦して、10年が経った。
10年を通して、理想の成果にはまだなっていない。
というか、理想を明確に描ききっていないから今の成果なのかもしれない。
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それはさておき、10年も同じことを続けていると、惰性では続けることができないと気付く。
毎日葛藤が襲い掛かってくるからだ。
「何のためにそんな大変なことにわざわざ挑戦するのか。」
「自分の今できることを商売にすればいいじゃないか、なぜいばらの道をいくのか。」
「もっと楽に稼げる方法があるのに、わざわざ時間のかかる方を選ぶのか。」
などなど、日々多方面から、様々な場面で、色んなご意見をいただく。
さらに、仕事がうまくいかなかった時やお叱りを受けた時には、味方だったはずの自分すら、今の自分の行動に、それでいいのかと問いかけてくる時すらある。
ただ、こんな時にいつも思うのは、
「とは言っても、昨日より成長してるしなー。」
である。
お金がなくて困るから、お金を管理する術を身に着けざるを得なかった。
タスク抱えすぎて時間がなくて困るから、タスク管理を覚えざるをえなかった。
心が苦しすぎて耐えきれないから、メンタル管理を覚えざるを得なかった。
もう逃げ出したい、諦めたい、けど、頑張った時期があるからこそ、今はそれくらい朝飯前でできてしまうのである。
個人的には、漫画ドラゴンボールの、サイヤ人が強くなる理屈ととてもよく似ていると思う。
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苦労は買ってでもしろ。
なぜなら?と続くとしたら、その後どう続けるだろうか?
「苦労は勝手でもしろ、なぜなら、それが他を寄せ付けない圧倒的な商品になるからだ」
と、今の自分ならそう答える。
これが、私が10年ビジネスを続けてきて得た一つの真理かもしれない。
以前は、この世の中にない画期的なビジネスこそが差別化要因だと思っていた。
ただ、実際にビジネスに取り組んで気付いたことは、
平凡なビジネスでも他の人が言い訳にしたり面倒くさいと言ってやらないことを圧倒的にやって成果にするから、他を寄せ付けないのである、ということである。
画期的ではなく、面倒くさいことが、ビジネスになる、のである。
この話を続けるには、夜24:00手前の体力では厳しいので、
この話はまた次回にしようと思う。
おやすみなさい。