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会社とは?給料をもらうとは?

甥っ子の就職活動の相談に乗ったのでそこで説明していて、海外云々ではなく現在仕事をしている人も一つ上の視座を持っていただけるともう少し仕事を別の面から見る事ができるのではないかと思ったのでつらつらと書いてみます。

まずは会社ってなんのためにあるのか?

会社がないと稼げない、生活ができない。なので仕事を提供するために会社がある。というのが甥っ子の回答。

これはもちろん一面では正しい。
けどその気持ちで会社で働き続けるのは、前時代的な搾取する側、される側の論理、要は自分の時間を提供して、その代わりとして給料をもらうということになり、ちょっとモチベーションが上がらないかなと。

もう一つの役割としては投資した資本に対して、いかに効率的に利益をだすのか?でその利益を投資家に還元するというのもあります。これももちろん正しい。
で、投入した材料、設備、従業員が費やした時間に付加価値をつけて、投入した資本より高い価格で提供する事で利益を出す。これも正しいかなと。

ただ結局、それでは投資家の、株主のために頑張って働くってことになるので、これでモチベーション上がるかというと、少なくとも僕は上がりません。

ではどう考えれば良いのか?

会社の役割とは社会が欲するものを提供する、社会を改善するもの、公共の利益になる物を提供する事で利益を得ること。ていうのが僕の中で正解なのかなと思ってますが、ちょっと堅っ苦しい。
ただ、社会の改善、公共の利益って、別にNGOやNPOやボランティア的な物ではなくても全くよくて、例えば食べて楽しくなるお菓子を提供する、良い音楽で人を楽しませる、安い価格で商品を提供する、新しいソフトを開発して労働時間を短縮するで良いのです。例えば異論はあるかと思いますがAPPLEはIPHONEで社会を世界を便利なものに変えましたし、結果として高い利益を享受していますよね。
もちろん常識、法律から外れちゃいけませんが、提供したサービス、商品を喜ぶ人や会社があるのであればそれは紛れも無い社会貢献で公共の利益です。
で、買った人、サービスを受けた人が幸せになる度合いが高いほど、対価として高い利益をいただくことができる、結果、得意先、顧客に貢献するだけでなく株主、従業員、ひいては社会、国家、世界に貢献する。それが会社の目標と考えてみるとちょっと楽しくなりませんか?

では働いて給料をもらうとはどういうことか?
資本論的に労働時間を歯車として提供して、その対価として給料をもらう。

ではなく、会社と同じく、社会に貢献して喜んでもらえた結果として皆が幸せになり、皆を幸せにしたことのご褒美として会社に利益がでて、結果として給料をいただく。
株主だけではなく、同僚、顧客、社会、国家、世界に貢献した結果が、自分への貢献に繋がる。
と考えるとちょっとやる気になりませんかね?

サービスを受ける、提供する製品を購入する事で喜ぶ人がいて、その対価として給料が貰える。与える喜びが少ないと利益は少ないし、与えられる喜びが大きければ利益は大きい。理想はその喜びをいかに最大化し、かつ多くの人に届けるように自分の商品、サービス、提供する市場を変える事でより多くの喜びを提供し、多くの対価を得る。で良い給料を得る。

最終的な理想はそのために会社を変えていく、で社会を変えていく、で国を世界を変えていくとぐらいに考えたほうがきっと楽しい。

あくまで理想ですし、現実は上司のパワハラに耐え忍び、価格のたたき合い等に陥いったり、そんな綺麗事ではすみません。

ただ、原点として自分の活動が利益を得られているのは、誰かが喜んでくれているから、で求められているのはより大きく喜びを提供することだということは忘れないでいてほしい。

と25年前の新入社員の自分にも伝えたかったな。。

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