年齢と季節
下記はよくある人口ピラミッドです。
ぱっと見て疑問に思いますよね?
20歳、25歳、30歳、35歳と5歳刻みで人口が以上に多くなっています。
なぜでしょうか?
これはもちろん宗教的な理由で、現地では5の倍数が幸運を呼ぶ数字として親しまれているため、その数字に合わせて出産の調整を行うのです。
ということではなく、年齢がわからない人がおおいので、とりあえず大体20歳ぐらいだと思ったら20歳、25歳ぐらいかなと思ったら25歳と答える人が多いため、人口が5の倍数に集中してしまうという現象です。
特に発展途上国に多く、経済が発展していくうちに改善されていきます。
ただ、以前にも記事に載せさせていただきましたが、これは単に貧しいだけでなく、四季がない国の季節の間隔がほとんどないことも大きな要因と思われます。
普段、常に暑い中ですから植物を植えるタイミングもそこまで神経質になる必要はなく、1月前も半年前も1年前も2年前も同じような気候なので、そこに明確な区別がなくみな同じようになってきてしまいます。
なので僕も向こうにいる際の記憶がいつのことなのかよくわからない。
これが仕事とかで年月日が必要ない生活をしていると年齢がどうでもよくなってしまう根本原因だと思います。
実際、年齢を正確に知っていることへの意義は学校を卒業してしまうとあまりないし、そもそも学校へ行っていない人が多いというのもあります。
面白いのが中国では龍の年の子供が多いらしいです。
ま、常識が壊されるというのは海外ではごく普通なので、そこはそういうものと柔軟に受け入れて、取り入れていく姿勢が重要かと思います。