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死神くん┃マンガ感想文

こんにちわ!しばいぬたろうです。

「死神くん」というマンガを読みました。

これは1980年代にジャンプで掲載されていたマンガです。
作者は、あの「ついでにとんちんかん」を書いた方です。

1話完結の感動ヒューマンストーリーを描いています。

主人公の「死神くん」は、人間が死ぬ時にその魂を安らかに天国に届けるのが仕事です。

毎回、いろんな顛末で人生を終えようとしている人々と接するのですが、死を前にした主人公達に生の尊さを訴え、悔いのない昇天をさせていくストーリーです。

ジャンプなのに、死をテーマにした熱い話。
といっても、絵のタッチがギャグマンガのなので重苦しさは一切ありません。

しかし毎回、あらゆる人生の角度から生の尊さを訴え、人間の良さ、弱さ、強さなどを描いたストーリーは今あるマンガの中でも逸脱しています。

なんといっても、死神くんの姿がカワイイ。
そのカワイイ姿の死神くんが、人生の最期を応援してくれて、魂となった登場人物を優しく天国へ連れて行ってくれるんです。

だって死って孤独じゃないですか。

自分が死を迎えるときに、こんな優しい死神が現れて、死を見守っていてくれるのだとしたら、どんだけ安心できるかと思うと涙腺も緩みます。

死がテーマなので、話の中には戦争をテーマにした話もあります。

戦争では、予定外の死者がたくさん出ます。

それでも死神くんは一生懸命、自分の担当した人間が悔いなくちゃんと死ねるように手伝ってあげるんです。

それでも、人間の戦争という力は強大で、死神くんの努力が報われない時もあり、多くの死者を出してしまいます。


ある話の中で、泣きながら死神くんが、

「どうして人間は信じあえないんだろう」

と言うシーンは涙8リットルでました。


人間の魂を運ぶことが仕事なのに、人間以上に人間のことを考えてくれている死神くんが素敵です。

いいです。いーですよ。しこたまオススメできるマンガです。
でも古いからなー。
30年くらい続いているラーメン屋の本棚にならあるかも。

もし読む機会があったらぜひ。

※そういえば、読み終わったあとに「あのマンガに似ているな・・・」と思いました。
それは「死役所」でした。

なにこれ、こんなのやってたの。
観てえええ。


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