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Facebookのビジネスモデル
Facebookとは
マーク・ザッカーバーグ氏が設立した、世界最大のユーザー数を持つSNSを展開する企業です。
ビジネスの種類
個人や企業からの広告料で運営するモデルです。
ユーザーは無料で利用することができます。
Facebookのビジネスモデルキャンバス
顧客セグメント(CS)
Facebookの顧客セグメントは、2種類存在します。
「人とつながりたい個人」に対して無料でサービスを提供し、利用ユーザー数を増やします。
そうすることで、「広告したい企業・個人」が広告料を払うというビジネスモデルを構築しています。
主要活動(KA)
Facebookの主要活動は、「SNSの運営」です。
ユーザーが安定して利用できるようにインフラを維持管理しています。
これと同時に、ユーザー利用しやすいように日々システムの改善を行っています。
また、広告の効果を最適化するために「データ収集」を行っています。
ここで取得したデータの利用方法には、細心の注意が求められています。
リソース(KR)
Facebookのリソースは、「利用ユーザー数」と「技術力」です。
多くの利用ユーザーを持つので、多くの広告料を受け取ることができます。
また、高い技術力によりユーザーが利用しやすいようにシステムを改善していくことで、利用ユーザー数を増やしています。
価値提案(VP)
Facebookの価値提案は、「人とのつながり」や「ブランディング」です。
Facebookを利用している人は、他の人とのつながりを求めています。
つながりが切れてしまうことが怖くて、Facebookをやめることができない人もいるはずです。
また、上手く利用することで、投稿者のブランディングに役立ちます。
顧客との関係(CR)
Facebookでつながっている人とのつながりを維持するためには、Facebookを続けなければなりません。
やめてしまうと、以下のようなデメリットが発生します。
・人づきあいが薄くなる
・新しい人と出会う機会が少なくなる
これが、Facebookを続ける大きなインセンティブとなります。
チャネル(CH)
Facebookのチャネルは「インターネット」です。
パソコンやスマートフォンでインターネットにアクセスし、Facebookを利用します。
パートナー(KP)
Facebookは、「利用ユーザー」がいなければ、広告を出したい企業や個人から広告料収入を受け取ることができません。
このため「利用ユーザー」を大切にし、使いやすいような改良を行っています。
コスト構造(C$)
Facebookのビジネスモデルを構築する際に必要となる主なコストとして「インフラ維持管理費」や優秀な人材を雇用するための「人件費」が存在します。
ここに資金を投入し、競合他社との差別化を図っています。
収益の流れ(R$)
広告を出したい企業や個人からの「広告料」が主な収益源です。
以下のようなことに注力することで、売上を増やすことができます。
・広告主を増やす
・広告単価を上げる
いずれにしろ、多くの利用ユーザー数を保持し続けることが必要です。
まとめ
本日は、Facebookのビジネスモデルについて考えました。
世界を代表する企業と言われることもあるFacebookは、多くの利用ユーザーに支えられていることが分かりました。
ユーザー数を保持し続けるために、Facebookは多くの工夫を行っています。
なお、「継続利用しやすいシステム→ユーザー数の増加→インフラの開発や維持管理にかける費用の増加→継続利用しやすいシステム→ユーザー数の増加」という自己強化ループが組み込まれています。