柴原 重太

柴原行政書士事務所代表。最近はビジネスモデルキャンバスを利用して、企業のビジネスモデルに関する研究を行っています。

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    monotips運営チームによる、裏ネタ満載なnoteです。

最近の記事

クックパッドのビジネスモデル

クックパッドとはユーザーの料理レシピを投稿・公開するサイトを運営しています。 会員登録を行うことで、自作のレシピを公開したり他者が考案したレシピを実用した料理を写真付きで公開できるようになります。 また、広告だけでなく、有料会員の獲得や企業へのマーケティングを収益化することで他社との差別化を図っています。 ビジネスの種類基本的には、レシピを公開したいユーザーと利用したいユーザーを結びつける、マッチングビジネスです。 また、集まったレシピデータやユーザーの嗜好を基に食品メー

    • グルーポンのビジネスモデル

      グルーポンとは共同購入型クーポンサイト共同購入型クーポンサイトを運営するアメリカの企業です。 以前はフラッシュマーケティングと言う手法を用いてクーポンを販売していました。 ここでは、当時のビジネスモデルについて考えてみます。 ビジネスの種類一定期間に一定数のユーザーが集まらないと特売が発生しないという「フラッシュマーケティング」という手法を用いていました。 これにより、ユーザーがSNSなどを利用し口コミが拡散することが期待できます。 グルーポンののビジネスモデルキャンバス

      • ソーシャルゲームのビジネスモデル

        ソーシャルゲームとは本来の意味は、SNS上に組み込まれたゲームを指していました。 しかし現在では、モバイル端末で遊ぶことができるゲームアプリのことを指すことが増えてきました。 ここでは、後者のビジネスモデルについて考えてみます。 ビジネスの種類典型的なフリーミアムです。 基本料無料で多くのユーザーを集め、ゲームを有利に進めたい一部のヘビーユーザーへの課金によって収益化しています。 ソーシャルゲームのビジネスモデルキャンバス 顧客セグメント(CS)ソーシャルゲームの顧客セ

        • Facebookのビジネスモデル

          Facebookとはマーク・ザッカーバーグ氏が設立した、世界最大のユーザー数を持つSNSを展開する企業です。 ビジネスの種類個人や企業からの広告料で運営するモデルです。 ユーザーは無料で利用することができます。 Facebookのビジネスモデルキャンバス 顧客セグメント(CS)Facebookの顧客セグメントは、2種類存在します。 「人とつながりたい個人」に対して無料でサービスを提供し、利用ユーザー数を増やします。 そうすることで、「広告したい企業・個人」が広告料を払う

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          Netfrixのビジネスモデル

          Netfrixとはアメリカ合衆国に本社を置く、オンラインで映像をストリーミング配信する企業です。 ビジネスの種類毎月の定額課金制(サブスクリプション)です。 たくさん利用した月も、全く利用しなかった月も、毎月決められた同じ金額が発生します。 Netflixのビジネスモデルキャンバス 顧客セグメント(CS)Netflixの顧客セグメントは、「映画を見たい人」や「ドラマを見たい人」です。 これまでは、DVDをレンタルしていたような人たちに対してサービスを行っています。 主

          Netfrixのビジネスモデル

          収益の流れ

          ビジネスモデルを作成する際に最も重要な「どのようにお金をいただくか」について記載します。 具体的には、どのように、どれくらいの売上が上がるのかを記載します。 頻度(一度きり、継続的)、他社と比較した相対的な価格差も記載しておくと、より分かりやすくなります。 ※おおまかでも、具体的な金額を記載すると分かりやすくなる 例) ・定価販売 ・低価格販売 ・コンテンツ使用料 ・月額料金 ・複数年契約 ・メンテナンス代金 ・相談料 つい、あまり考えずに「相場通りの価格」や「相場より

          収益の流れ

          コスト構造

          ここには、ビジネスモデルを運営するうえで発生するコストを記載します。 そのビジネスを行うには、どのようなコストが発生するのか。 いくら売上があっても、ここが大きくなりすぎると経営が成り立ちません。 反対に、ここを絞りすぎると全く動くことができなくなります。 そのビジネスの段階に応じた適切なコストをかけることは難しいですが、きちんと考えていくことが必要ですね。 例) ・人件費 ・家賃 ・製造原価 ・研究開発費 ・物流費 ・広告費用 なお、固定費と変動費に区別して考えると少

          パートナー

          現在、すべての業務を自社だけで行うことは現実的ではありません。 得意ではないことや、他社に任せても問題ない業務は積極的にパートナーを利用していくべきです。 ここのブロックでは、ビジネス上どのようなパートナーが必要かを記載します。 例) ・物流会社 ・販売代理店 ・商社 ・グループ企業 ・専門家 ・IT業者 一人ではうまくいかないことも、パートナーの協力があればうまくいくようなことは、凄く多いです。 適切なパートナーを見つけることは、ビジネスを成功させるために必要不可欠

          チャネル

          ここには、顧客を獲得したり、商品を販売したり、アフターサービスを提供したりする経路を記入します。 もう少し具体的に言うと「顧客と接触する場所」です。 直接会うのか、Web上で操作してもらうのか、電話で話すのか、etc... ※ビジネスモデルによっては「顧客との関係」と同じ内容が入ることもあります 例) ・CM ・展示会 ・ショールーム ・法人営業 ・店舗 ・インターネット通販 ・訪問販売 ・コールセンター このブロックの内容は、意外とアイデアが出てこないことがあります。

          顧客との関係

          ここには、顧客との関係の深さや、長さを表現する言葉が入ります。 ここに入る言葉は、対面や電話などのパーソナルなものからオンラインによる自動化されたものまで様々です。  「チャネル」と似ていますが、「顧客との関係」は「顧客との関係性を深めるための工夫」とすると考えやすいです。 例) ・セルフサービス ・カウンセリング ・コンサルティング ・売り切り ・長期契約 ・会員制 ・ポイントカード どのような工夫をしてリピーターを増やすか。 お客さまを大事にし、お客さまに選ばれるた

          顧客との関係

          リソース

          ここには、「主要活動」を実施し「価値提案」を提供するために必要となるリソースを書き出します。  どんなリソースが必要かは、ビジネスによって大きく変わってきます。  ヒト、モノ、カネの視点で、同業他社と差別化できるものに焦点を絞って洗い出してください。 例) ・大規模な工場 ・物流システム ・特許 ・ブランド価値 ・スキルの高い技術者 ・モチベーションの高いスタッフ ・大量の内部留保 ・おしゃれな店舗 ・その業務を取り扱うための資格 他社と差別化できる「価値提案」を提供で

          価値提案

          ここには、顧客がなぜ競合他社の商品ではなくその会社の商品を選ぶのかという理由となる価値を入れます。 つまり、競合他社と同じものが入るわけではなく、その会社オリジナルのものを入れます。 ※同じものでは、その商品を選ぶ理由とはならないため このブロックを真剣に考えることで、商品についての以下のような点が見えてきます。 ・競合他社との差別化 ・その会社の商品についての課題 例) ・高い品質 ・手間がかからない ・使いやすい ・大量供給が可能 ・ブランドイメージ ・最新技術

          主要活動

          ここのブロックには、ビジネスで行う主要な活動を書き出します。 他社と比較する必要はなく、現状のありのままを描き出してください。  特に、以下のような視点に立って書き出す内容を考えていきます。 ・価値を提供するために必要な活動は何なのか? ・このビジネスを行う際に、不可欠な活動は何なのか? ・顧客のどのような問題を解決するのに役立つ活動なのか? ・どのような製品とサービスの組み合わせを、それぞれの顧客セグメントに提供するのか? 例) ・仕入れ ・製造 ・出荷 ・販売 ・研究

          顧客セグメント

          ここには、主要な顧客のセグメント(ビジネスのターゲット)を表す言葉が入ります。 言い換えると、ビジネスを行うことでハッピーにしたいお客様のことです。 ここを細かく想定しておくおとで、他のブロックについても考えやすくなります。 例) 【個人】 ・家事の負担を減らし、自分の時間を持ちたい主婦 ・趣味を持ち、もっと人生を楽しみたい高齢者 ・他の人がやらないようなことを行い、人より少しでも目立ちたい学生 ・自己投資をし、ビジネスの成果を上げたい社会人 【法人】  ・利益を

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          ビジネスモデルキャンバス

          ビジネスモデルキャンバス(BMC)とは、一枚の紙に作成した9つのブロックを埋めることで、ビジネスを可視化させることができる手法です。 この手法を利用することで、以下のような利点があります。 ・「鳥の目」の視点でビジネスモデルを俯瞰することができる ・ビジネスモデルについて、他の人と共通理解できるようになる ・競合と自身のビジネスを比較することができる ・現状と理想の差異を認識することができる 最近はいろんなところでこのツールが利用されているようです。 私もBMC使いの端く

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          Noteやってみます

          最近Noteが静かに流行っていますね。 この流れに乗り、私もやってみたいと考えています。 とは言っても、私にできることは企業のビジネスモデルを研究し、その結果をここに記載していくだけですが。 このような投稿で、どこまでいけるか試してみたいと思います。 今回は、初投稿なのでこのくらいで。 明日から本格的に始動します。 今後とも、よろしくお願いいたします。

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