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Netfrixのビジネスモデル
Netfrixとは
アメリカ合衆国に本社を置く、オンラインで映像をストリーミング配信する企業です。
ビジネスの種類
毎月の定額課金制(サブスクリプション)です。
たくさん利用した月も、全く利用しなかった月も、毎月決められた同じ金額が発生します。
Netflixのビジネスモデルキャンバス
顧客セグメント(CS)
Netflixの顧客セグメントは、「映画を見たい人」や「ドラマを見たい人」です。
これまでは、DVDをレンタルしていたような人たちに対してサービスを行っています。
主要活動(KA)
Netflixの主要活動は、「映画やドラマのストリーミング配信」、及び「オリジナルコンテンツの制作」です。
既存のコンテンツを配信するだけではなく、ここでしか視聴できないオリジナルコンテンツを多数制作し、配信しています。
リソース(KR)
Netflixのリソースは、「豊富なコンテンツ」です。
既存のコンテンツやオリジナルコンテンツを豊富に準備し、他社との差別化を図っています。
オリジナル映画である「ROMA/ローマ」が多くの表彰を受けるなど、多額の資金を投じてオリジナルコンテンツの強化を行っています。
価値提案(VP)
はじめのころは、映画やドラマといった映像を「いつでもどこでも」視聴することができることが大きな価値でした。
しかし、競合他社が増えてきたという状況を踏まえ、「魅力的なオリジナルコンテンツ」を制作することに力を入れています。
これにより、契約数を増やし解約数を減らしたいという考えです。
顧客との関係(CR)
いくつかのプランを準備していますが、「定額見放題」という仕組みで提供しています。
競合他社と比較すると若干高めの金額設定ですが、オリジナルコンテンツへの多額の投資を考えると仕方ないのかもしれません。
チャネル(CH)
創業当初はDVDのレンタルも行っていましたが、現在は「インターネット」を通じたストリーミング配信が主です。
ネット上で完結するため、ユーザーは外出する手間が必要ありません。
これに慣れると、DVDを店舗でレンタルしたり返却したりするのが億劫になりますね。
パートナー(KP)
インターネットを通じてストリーミング配信しているため、「インターネット接続業者」がいなければ事業を行うことができません。
また、豊富で魅力的なオリジナルコンテンツを多数制作しています。
このため、「コンテンツ制作者」もパートナーと言えます。
コスト構造(C$)
競合他社と差別化するために、豊富なコンテンツを揃えています。
これにより、「コンテンツ取得費用」や「製作費」に多額の投資をしています。
収益の流れ(R$)
契約しているユーザーから受け取る「月額料金」が収益源です。
売上を増やすには、以下いずれかを行う必要があります。
・契約ユーザー数を増やす
・すでに契約しているユーザーが、上位のプランに移行する
まとめ
本日は、サブスクリプションモデルの代表例と言ってもいいであろう、Netflixのビジネスモデルについて考えてみました。
「豊富なコンテンツ→ユーザー数の増加→コンテンツにかける費用の増加→豊富なコンテンツ」という自己強化ループも組み込まれている、非常に強力なビジネスモデルですね。