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柴垣敏久が行く 台東区立旧下谷小学校

こんにちは。柴垣敏久です

廃墟っぽさはあるけど、実際に今も入れるところがありました。それが台東区立旧下谷小学校です。上野駅から歩いて数分のところにあり、昔は緑のツタで覆いつくされていたそうです。しかし、この前足を運んだ時にはツタこそあったものの、あまりそれが見られませんでした。少し残念な気分です。
建てられたのは昭和3年、随分古い時期で、平成2年に近隣の小学校と統合し閉校、60年程度小学校として機能し、その間、空襲など色々あったことがわかっています。大正時代に関東大震災があって小学校の周りが焼けてしまい、その復興として建てられたのがこの小学校です。
築年数が相当経過し、廃校を貸し出すようなこともできないようですが、今のところ避難所などに指定されているので中に入ることは、場合によってはできるようです。ラジオ体操をここでやるらしく、ある意味この小学校はまだ生きているのかもしれません。それにしても一等地の小学校をなかなか壊せない背景というのは何があるのでしょう。文化的価値はあるのかもしれないので、壊さないというのは別に変な判断ではないと思います。あとはそれをどのように活用していくのか、民間の知恵が必要ではないでしょうか。