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天気予報にもなかった通り雨 雹も降って雷も落ちたのに 大事な時に貴方はいつもいない ここに…
あんなに好きだよって言ってくれた 貴方はどこに行っちゃったのかな 寄せては返す波の中に さ…
確かなものが一つもないことが 怖くなくなったのは 君のおかげかもしれない 明日があること…
化けの皮が剥がれてしまうのを恐れて がむしゃらにこなしていく毎日 自分には何の価値もない…
確証のない爪痕 見つけては 一喜一憂 その視線の先を追いかけて 掴んでは 悲喜交々 果たし…
振りかざした思想 誰かが泣いていた 見ないふりをした それは正しいから それ以上は思考をや…
なんでこんな簡単なことに 気づかなかったんだろう 自分は助けを求めていないのに とにかく救い出してほしいだなんて その手を振り払っては 自分の不幸を愛でていた 誰も助けてくれないなんて 喉が枯れるまで叫んでいた 気がしていた 声に出さなきゃ 届かない わかっている 飲み込まれる恐怖 抑えきれない不安 駆り立てる焦燥 また 駄目かもしれない でも やってみなきゃわからない 知らなかったんだ 「助けて」と言うことで 助けたいと思う人がそこにいたこと 知らなかった
僕が戦う理由は 誰かを救うためだと思っていた 忘れていた 何を大切にしていたかなんて 腐っ…
人間なんてのは 一貫してるつもりでいるのは 本人だけだし 人間なんてのは 揺れ動く心を抱え…
夜明け前まで続いた根比べ 勝った君は にやりと笑った 「つまり、もう終わりってことだね」 …
「せーの」で始まった 僕ら 置いていかれたのは いつからだ 信じて、なんて言えないくらい …
誰かのことを想って 行動するのがやさしさだ、と その誰かが僕のことを 微塵も思っていないと…
壊してはまた造った 造りあげたものが ちっぽけにしか思えなくて また壊した この手に残った…
その視線が僕を刺さないように 言葉を探した その言葉が僕を選ばないように とりあえず笑った 沢山の色が僕を通過して どの色でもいいからと塗りたくった 僕は 影の色になった 健全と不健全の間で綱渡りして 特別を希求した 結局誰かの影に潜むことで 普通に囚われた 僕は自分の色を知らない 僕は誰かの色しか見えない