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「布の楽しみ。」2021年3月6日の日記

・テニスに行きました。土曜日なので。
・最近の土曜日の日記の書き出し、全部これじゃないか?


・先週、テニスの帰りに歩いていたら可愛いカフェをみつけた話を書いたけど、今日はテニスの帰りにそのカフェにランチに行ってみた。普通の一軒家の1階部分がお店になっていて、客席は少ないけれど内装が北欧風で可愛らしくて、外にはデッキがあってテラス席にもなっている。
・ちょうどお客さんが出るタイミングと一緒で、私はすぐに入ることができた。


・あんまり具体的に書くと居場所がばれるので書けないのだけど、うまパスタ(うまいパスタ)、うまサラダ(うまいサラダ)、うまケーキ(うまいケーキ)、うま茶(うまいお茶)。これだけついて1000円ちょっと。まじ?いいの?私この時点ではまだテニスしかしてないのに、こんなことが許されて...?

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・うま!!!(うまい!!!)



・昨日の金曜日、女優の石田ゆり子さんがインスタで、とあるエキシビションを紹介されていた。


・手染めのアーティスト、大木もと子さんのエキシビションと、ショップの水犀(みずさい)。一目見て素敵な作品であることと素敵な空間であることが伝わってくる。場所は浅草橋近くで、エキシビションが行われているのは3/7(日)までとのこと。



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・来ました。

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・来ましたよォ。

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・来ました!!!!!


・オタクはすぐに追っかける。


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・小林ビルという建物の3階。この1つのフロアが2つのエリアに分けられていて、左側でエキシビション、右側がショップになっている。


・エキシビションでは、大木もと子さんの大型の作品が展示されていた。染め物の柄は、アーティストの技術と自然の偶然とがない交ぜになって生まれる1点もの。
・題名の無いこれらの作品の柄は、固定観念にとらわれず、観る人によって違う記憶や感情を呼び起こすだろうし、同じ人でも、見る時期によって違うものを想起させると思う。


・こんなに大型の染め物をこうして間近でじっくり観るのは初めてかもしれない。


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・ショップのエリアもとても素敵な空間になっている。


・特に吊られた大木もと子さん作品が空間にも彩りと感情を加えていてとっても良い。私は今日ここへ来る前に、何かしら大木もと子さんの作品を買って帰ろうと思っていたのだけど、こうして部屋の中で吊っておく、というのもとても良いかもしれないなと思った。
・布って良いよね。最近そう思う。良い手触りは心を落ち着かせるし、柄は部屋に彩りを加えるし、デスクに置いたり、吊るしたり、結ってリボンみたいにしてファッションに使ったり、バッグの取っ手に巻いたり、楽しみ方もたくさんある。


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・一番小さいハンカチサイズ(55cm×55cm)のこの1枚を買った。
・斜めに走る墨汁と、ドットに色づけられた染料の表情の差が気に入った。


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・いまはキーボードの下に敷いて使っている。私は定量的で究極0と1しかないデジタルな仕事ばかりやってると人間の文化的なセンサーがどんどん鈍っていくと思ってるのだけど、仕事場の目の届くところにこうした人の手を感じるものがあるとホッとする。
・このL字デスクの右上のコーナー部分にも広げてもう1枚置けたなぁと思っているので、近々もう1枚買うかもしれない。大木もと子さんの作品を買うかもしれないし、別の方の布の作品を買うかもしれない。


・ちなみに右側に飾っている青い食器は、金城有美子さんのサンゴブルーというシリーズの”やちむん”の作品。


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・水犀では他にも多くの手芸品が販売されていて、これは買わなかったけど可愛いなと思った食器。



・浅草橋らへんにあるこのお店を出て、どういうルートで帰ろうかと考えた結果、本屋さんに寄って帰りたくて、かついつも行っている本屋さんである日本橋の丸善に行こうと思ったので、ここから日本橋駅まで歩くことにした。天気も良かったし気温もちょうど良かったので。


・水犀から日本橋まで歩いて約40分。
・Google mapを見ると、大きい通りに沿って歩く最短距離がでている。最近の私の趣味はこのGoogle mapに”従わずに”別のルートを歩くことなので、なんとなく日本橋駅の方角だけを確認したら、ケータイを閉じて、適当なルートでそっち方面だけに向かって歩くことにした。


・なんでそんなめんどくさいことをするかというと、まず私は今この瞬間とても暇なことがある。加えて、デジタルに対抗したいという気持ちが芽生えているから。(暇だからこそ)


・例えばここに4人の友達と来ているとして、4人がそれぞれ日本橋駅までのルートを検索したとしたら、おそらく4人ともほぼ同じルートが出てくるはず。地図アプリでは最短ルートを提示してくれるので。
・4人の人間がいれば当然個人の好みも考え方も異なるのに、アプリを使うと4人が4人とも同じルートを通ってしまうなんて、すごすぎておそろしい。それ以外の”選ばれなかったルート”に存在する広告や面白いものなど、人目につくことを狙って作られた物たちがかわいそうだ。


・そういうわけで、私はGoogle mapの思うがままにはならんぞという気持ちで、電車も使わず、地図にも従わず、歩くことにした。


・その道中で見つけたものたち。


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・ローソク屋さんのローソクの形をしたランプ。


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・中国語圏の高校生たち向けの学習塾の広告。
・写真の女子生徒の写真の感じが日本とはまた違う感じで良いなと思った。ちゃんと国によって差が出るんだ。


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・酒器厳禁の会。なんなんだ。

・あとになって調べてみたら、器を売る即売会の場で最も売りやすいのは”酒器”。でも、その一番売りやすい”酒器”の出品を禁止して、それ以外の食器だけを販売するという試みらしい。


・1時間ほど歩いてようやく日本橋駅の丸善に着いた。

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・この2冊を買いました。


・「首無の如き祟るもの」は、長編(500ページ超え)のミステリー作品。ネット上の評判がめちゃくちゃ良くて、私はインターネットの評判を過信しているので買ってみた。私がこの本を自分のメモ帳の”読みたい本リスト”に追加したのはもう去年の秋くらいになると思うけど、ようやく買えて良かった。読むのが楽しみ。


・「東京藝大で教わる西洋美術史の見かた」は、今日初めて見かけた作品で、丸善の1階入り口すぐの棚。本屋さんがおすすめしてる棚の中にあって、私が純粋に読みたいなと思ったので買った。


・どちらも早く読みたいけれど、ただ今は読んでいる作品があるので、ありがたく積ませていただきたいと思う(できるだけすぐ読みます)。


・でも、このまま積んで読まないエンドは、今回に限ってはかなり可能性は低いと言える。
・なぜなら3月の私はここ最近何度も日記に書いているとおり、めちゃくちゃに自分の時間がある。ほぼニート。
・読むぞ読むぞ読むぞーーーーー!!!!!

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