「人の人生を想うということは」2021年6月12日の日記
・今日は朝10時から、東京都美術館(都美館)のアート・コミュニケータのミーティングがあった。1時間だけ。
・都美館では、特別展ごとに1回、障がい者手帳などを持っている方とその介助者の方だけが予約をして、ゆったり作品を鑑賞できる「特別鑑賞会」を実施している。
・そして現在、都美館では特別展として「イサム・ノグチ 発見の道」を開催中。
・イサム・ノグチ展での特別鑑賞会は6/28(月)を予定していて、既にこの予約受付は終了しているけれど、いまはわたしたちがこの特別鑑賞会の開催に向けて準備中。そして、この特別鑑賞会は、今年4月にアート・コミュニケータになったわたしにとっては、初めて都美館の現地で活動するデビューでもある。
・今朝のミーティングはこの準備のためのミーティングだった。
・この日は会社も休みをとって、準備万端。
・とっても楽しみ。
・イサム・ノグチ展の次の特別鑑賞会は、10/11(月)、ゴッホ展での開催を予定しています。
・昼の11時くらいから夜の23時半くらいまで、ずっと自宅の仕事部屋でPCに向かって書く仕事をしていた。ある作曲家の生涯と代表作の聴き所について。もしかしたら今月の終わりか来月くらいには、それらが世に出るかもしれない。出たあかつきには、わたしはこの作品については文章を書く裏方なので、わたしが大々的に宣伝してよいかは微妙だけれど、もし許可が出れば日記で紹介くらいはするかもしれません。
・音楽でも、美術でも、こうしたものに深く関わろうとする人たちは、作曲家や画家たちの伝記に触れる機会が多い。
・つまりは人の人生に触れる機会が多い。これは結構重要なことだと思っていて、他人の人生を想像するという態度が習慣づいていると、ただ単にその伝記を読んだ人物に対して理解が深まるということ以上に、実生活においても、他人に対する態度であったり、自分の人生に対する態度が多少なり違ってくるのではないかと思う。
・クラシックの大作曲家たちが生きた時代と現代は全く何もかもが違うけれど、それでも、彼らの生き方に共感したり、「こいつぁひどいわ」と思ったり、見習ったりすることは多くある。
・いまのわたしは週2冊くらいのペースで、作曲家たちの伝記を読み込んでいるのだけど、伝記を読み込んで、そのエッセンスを文章にしていくというのは楽しい。それこそ、夜を徹しても書いてしまう。数日前にわたしが日記で書いた、遊び心というやつがこの作業にはある。
・作曲家たちの伝記を読み込むのも面白いけれど、いまのわたしの課題図書は、イサム・ノグチの壮大な伝記を読むこと。なんと上下巻に分かれている。
・数日前の日記で「鑑賞するとは」というテーマで少し考えを書いたけれど、明日、東京都美術館へ、イサム・ノグチ展を観に行く予約をした。
・アート・コミュニケータの特典のひとつに、東京都美術館の展覧会に無料で行くことができるというものがあるのです。フフン。
・明日は、あえてほとんど事前知識なしで、無知な状態、言い換えてみれば無垢な状態で鑑賞してみたいと思う。
・それからこの伝記を読破して、もう一度行く。そして、28日の特別鑑賞会に臨もうという算段です。
・読むぞ読むぞ読むぞ~~~~~~~~~~~。
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