不動産鑑定の肝となるはなし
不動産の価格は3つの要因により構成されます。
①その不動産の個別的価値
②その不動産の地域への定着度・必要性等
③景況感や社会的環境、業界事情
①は正にそのものズバリ
土地の価格や、建物のモノとしての価値
駅近で、前面道路が広くて、構造は何で、建築年はいつで、のような個別的な要因により成立する価格です
②は地域との関係
人里離れた山の中に築後間もない立派なコンビニが有っても、それを「借りたい」や「買いたい」って人はなかなか現れない
いくらモノとしての価値があってもそれを欲する需要者がいないと不動産の価値は厳しいことになります
③最後は社会情勢や景況感です
物価高、人手不足、賃上げ圧力の環境じゃ「モノはいいんだけど今は御時世的に買い時じゃないね」
というネガティブな例示、ただこれが一番わかってもらえるかもしれない
これらが不動産の価値を決定する要因となります
虫の目、鳥の目、飛行機の目、でそれぞれ違う位置から見る、なんて言われます
ただ、なかにはこれらの要因を逆手にとって強気にトライされるツワモノさんもおられる
鑑定評価額よりだいぶ高く売れましたよ、って
鑑定士は決して予想屋さんではなく適正価格を求める役割なんですがねー、
やっぱり不動産は難しい
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