後ろに並ぶよ
JR西国分寺駅で新松戸方面への武蔵野線を待っていた。
夕刻のラッシュ時。
混んでいる1本を見送り、次の電車に乗ろうと。
ホームには慌ただしく移動する人々の流れ、
その中に、お、懐かしい顔。学生時代の友人、20年振りくらいだがすぐにわかった。
「おー、久しぶり」周囲の方に迷惑にならないよう、その場で立ち話をしていると、間もなく電車が入線。
列の先頭にいた私は彼と会話したまま乗り込もうとすると、彼はその一言を残して私から遠のいていく。
えっ、
列の一番後ろに並びに向かっていた。
当然と言えば当然だが、自分だったら話に夢中になりそのまま乗り込んでいたかもしれない。
いろいろな予期せぬ場面で人の本質が現れる。
20年以上経って、改めて、リスペクト。