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パパが子育て熱心な生き物3選!

こんにちは~しばです。一昔前に「イクメン」という言葉が流行りましたよね。それに伴って男性による子育てへの関与もあって然るべき、という考え方も普及し始めた気がします。

今回はそんな子育てに関して、自然界の「イクメン」たちを見つけたので、紹介していきます!

1 カジカ

カジカ

カジカは日本の山地のきれいな渓流に住む魚です。

川底に点在する産卵に適した石の下の空間にオスが縄張りをつくり、その中にメスを誘い込んで石の裏面に卵を産み付けます。

そして産み付けられた卵が孵化するまで、オスは酸素を含む新鮮な水を卵に送ったり、食べられないように外敵から守るそうです。

卵を守るカジカ

これは…子供を守る父の顔…!

2 タマシギ

タマシギ

タマシギは日本だと本州中部以南に生息する鳥です。

タマシギは、鳥類としては少数派である一妻多夫だそうです。ですから、一羽のメスに対して複数のオスがパートナーとして存在するわけです。

オスとつがいを形成し交尾を行った後しばらくしてから、メスはオスが作った巣の中に卵産み、産卵後はメスは別のオスを求めて巣を離れます。

このようにしてメスは複数のオスとつがいになりながら産卵するのです。

多くの動物は一夫多妻、もしくは一夫一妻の形態をとっているので、メスが積極的に性行動を行うタイプは非常に珍しいのではないでしょうか。

これはタマシギの生息地が洪水による氾濫の危険が高いため、数が多いオスに分散して子育てさせることにより確実に子孫を残すという戦略と考えられているようです。

周りの環境に適応した結果このような変わった繁殖形態になったわけですね~とても興味深いですね!

3 アメリカレア

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アメリカレアは、アルゼンチンやブラジルに住む大型鳥で、ダチョウやエミューの仲間です。

アメリカレアは1羽のオスと5~6羽のメスで群れを作る、一夫多妻のようです。

メスはオスが作った地上の巣に1週間から10日間、1日おきに1個ずつ卵を産みます。数羽のメスが同じ巣に卵を産み、その数は50個以上になることもあるそうです。


オスのレアはすべての配偶者が産んだ卵を温め、孵化したヒナの世話をします。

この時期、オスは攻撃的になり、若いヒナを守るためならどんな動物でも攻撃しますが、時にはヒナに近付きすぎたメスのレアさえも攻撃するそうです。

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自分のパートナーのメスも攻撃するって…どんだけ子育てに熱が入ってるんだ!!

以上、イクメンな生き物たち3選でした~。

勿論、オスが子育て熱心なことも驚くべきですが、その中でも種によって全く繁殖の形態が異なるのが生物の興味深いところだなぁ、と個人的には感じました。

ここまで読んでいただいてありがとうございます!ではまた~

参考 Clutton-Brock and Vincent(1991)

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