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㊲Shibaのエアラインパイロットになっちゃった大冒険記!!

ⅱクロスカントリーでの最大のトラブルの思い出

クロスカントリーの飛行時間を稼ぐために、冬の時期(日本は夏)に同期のOさんと一緒に計画した飛行がありました。ネルソンとピクトンの間にあるオマカ・ブレナムという小さな空港に行くことを目的としました。行きは海岸線(カイコウラ経由)、帰りは山間部のルートを計画しました。目的地までは約3時間程度で、私が乗る機体の飛行継続時間は燃料満タンで5時間ほどです。OさんはちょうどPPL(自家用免許)を取得したばかりで、土地勘を養うために同乗することになり、私も目的地には1、2度しか行ったことがない(海岸ルート)で、山岳地帯ルートは初めてでした。

ルートは以下の通りです: クライストチャーチ→カイコウラ→オマカ(着陸、燃料補給)→ネルソンから南の小さな空港(名前を忘れました)→クライストチャーチ

行きの飛行は見慣れた風景で、カイコウラ上空では遠くにクジラが飛び跳ねる姿がかすかに見え、楽しい時間を過ごしました。無事にオマカで給油と昼食を済ませ、次の空港へ向かいました。しかし、時間の関係上、トイレ休憩をとってからクライストチャーチへの帰還を目指して離陸し、初の山岳地帯の飛行が始まりました。

航空地図と見比べながら飛行していると、Oさんが「現在地が違うよ」と指摘しました。正しいと思っていたルートがいつの間にか外れていることに気づきました。冬の山岳地帯は一面雪で覆われ、地図と現在地の判別が非常に困難でした。

とりあえず現在位置を把握するために旋回しましたが、約30分経っても一向に分かりませんでした。つまり、「空の迷子」になってしまったのです。この間にも燃料は消費されていき、焦りが募ってきました。

まずはお互い冷静になり、ある考えが浮かびました。「海岸に出よう!」方角が分かったので、東に向かえば何とかなると考え、いざ東へ!

約20〜30分飛行していると、見慣れた景色が視野に入り、まずはほっとしました。しかし、今度は燃料の残量が心配になりました。カイコウラとクライストチャーチの中間を飛行していた私たちは、クライストチャーチへ行くことを決断しました。

いつエンジンが止まるかわからない状況で、心臓がバクバクしましたが、クライストチャーチ空港に無事着陸できました。駐機場で燃料タンクを確認したら、ほぼ空でした。( ゚Д゚)えぇぇぇ 「Oさんには黙っておこう😿」無論、A君にも😿 時効だから言えるけど、一歩間違えば命の危険がある出来事でした。これはパイロット人生(エアラインを含む)で一番シリアスな出来事でした。


今日はここまでにします。

パイロットの憧れ… 憧れドン引き😿


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是非、パイロットに関して、大人の習い事での一般の方、高校生、中学生、お子様の教育、学生さんの進路で悩んでる方 一度ご連絡してみてください。 空を楽しみましょう!! そして未来に繋げましょう!!



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