最近の娘の大きな変化と私のしたこと~ポジティブペアレンティングADVANCE講座⑤
こんにちは。
強みとポジティブ心理学を使い、
自分をいちばん大切にする子育て法をお伝えしている
ポジティブペアレンティングコーチ 強みコーチ Minaです。
昨夜は、講座のアシスタントの日でした。
わたし自身、はじめて受講したときに、
子育ての考え方が新しくなっただけでなく、
自分自身がしあわせになり、子どもとたくさん話せるようになり、
夫との関係が良くなりました。
「子育て講座なのに家族中が変わった」と日々感じている講座です。
昨夜は ポジティブペアレンティングADVANCE講座 の5回目。
・子どもが自ら動く主体性を育む方法
自分が講座を受けた時にも難しかったなぁと言う記憶があったこの回。
気付きを書いていきたいと思います。
◇自律性って最近よく聞くけど、どういう意味?
自律性とか自律的にとか最近よく耳にしますが、どういう意味かご存じですか?
わたしは正直、ぼやんとしていました(笑)
自分を律すると言っても、律するって何だろう???
律するとは、調べてみると「一定の規範を設けて統制・管理する」こと。
自分でルールを決めて自分自身をコントロールするということなのかなと思います。
自律は、自分で決めること なのですね。
子どもが小さいとき、
・まだ自分で決められないと考えて代わりに決める
・時間がないからと、子どもに聞かずに決める
ということをたくさんしてきたように思います。
そうしてきたことで、息子は自分で決められないと思っていたり、家の中のものなのに勝手に触ってはいけないと思っていたりするなぁと最近気づきました。
最近、夫とそのことについて話し合い、間違えてもいいから、何でもするように声掛けしようと決めたばかりでした。
◇今後の進路が気になるこの頃、自立についても考える
子どもたちが大きくなってきて、「これから先どうする?」と話し合う必要があるなぁと思い始めた我が家。
娘は中2、息子は高2。
出来ていないことに目を向けてしまうと、胃がキリキリ痛みそうですが、そこは出来ている所に目を向けて、冷静に対処していこうと思います。
◇自律と自立の違いは?
自律と自立の違いは分かりますか?
自律は自分で決めて行動すること(自己決定)
自立と聞くと、一人暮らしが思い浮かびました。
そう、字の通り、経済的にも精神的にもひとりで立つことを意味し、依存しないで自分の力でやっていくことです。
将来、「自立」して欲しいと願うなら、まずは子どもの「自律」を尊重し、自分で決めて行動できるように支援していきたいですね。
◇過去のわたしの子育てスタイル
自律性と子育てスタイルを学び、親のコントロールと子どもの自律性が反比例していることを知りました。
正直、頭が真っ白になりました。
過去の自分の子育てスタイルを思い出し、ぞっとしてしまったのです。
小さいときの子どもたちの可愛い顔が浮かび、なんであんなことをしてしまったんだろうと悲しい気持ちになりました。
そのときに講師のあいこさんの言葉が心に刺さりました。
過去にあったことは、今、思うと失敗かもしれない
でもそれがあったから、今はこうしようと思える
過去の経験があったからこそ、自分で変えた
大事な経験があり、変化し、気付く
出来ていなかったことは、意味があること。
あの時のわたしは、あのときのわたしなりに頑張っていたんだと
思えたら抱きしめてあげよう。許して一歩進んで行こうと思えました。
◇自律性を損なわない関わり方
子どもがやりたくないことをするときにどんなふうに関わったらよいか?
ワークを通してみんなで考えていきました。
ワークをする中で思い出したのが、娘のかかわりの中で
わたしが強みを意識したら、娘が変わってきたと感じたこと。
以前は、学校に行けなかったとき、娘に宿題や学校の勉強をすることを強要していました。
大切だからと説明はしていましたが、やる気が段々なくなり、勉強が好きではなくなってしまったのです。
どうしても何かやらなくてはいけないものに取り掛かるとき、とても時間がかかり、親子ともに嫌な時間になってしまいます。
それが悩みでした。
ポジティブペアレンティング講座や強み講座を受けて、ワクワクから始めたらいいと気付き、楽しみを見つけようと思うようになった私。
何でもいいから楽しんでほしいと考えるようになり、娘が興味のある韓国語の本が欲しいというと、参考書やワークブック、単語帳、NHKの韓国語講座のテキスト、辞書、旅行のガイドブック…本屋さんに行くたびに購入しました。
K-POPを聞きながら、娘は韓国語の勉強を始めました。
韓国語のあいうえおの表を移すことから始め、テキストを丸写ししたり、アプリで発音を聞いたり、少しずつ勉強をしていきました。
そうすると、だんだん言葉が分かるようになり、ドラマやアイドルのVライブなど、翻訳がないものも楽しめるようになってきたのです。
英語を勉強しようとして挫折した経験のある私にとって、語学習得は尊敬できる強みでした。
そして、ハングル能力検定に夫と挑戦し、娘だけ合格しました。
難しくない級からの挑戦でしたが、励みになったと思います。
できるようになったことを家族でシェアし、お祝いし、娘の強みだねと喜びました。
そして娘に伝えました。
「あなたは自分で目標を決めて挑戦しそれを達成する事ができた。学校に行くことも勉強することも、きっと自分が必要だと感じたら出来るようになるね。応援しているからね。」
それから、娘は学校の宿題や課題を好きなものから取り掛かるようになり、自分で開いてするようになってきました。
嫌だなぁと開いてもなかなかできない時には、
気持ちを聞いて、お父さんかお母さんと一緒にする?と選んでもらいます。
今回、「なぜそのことが大切なのか」説明することも大事と学んだので、
①共感する
②説明する
③自己決定
のスリーステップで自律性を損なわない関わり方が出来るように意識していこうと思います。
◇コントロールをやめて育まれたもの
最近の娘の変化について嬉しいことがあったので、
講座の後に講師の愛子さんとお話ししました。
半年前は行きたくなかった学校が今は楽しくて仕方がないようなのです。
「たくさん行動されたのですね」というお言葉に
「わたし、待っていただけで何もしなかったのです」と言うと
「待つのはとっても大変なことで、行為であり、行動なのですよ」と。
もっと素敵な言葉だったのですが、夢中になって聞いていたのでちょっと違うかもしれませんが💦
今回、半年ほど娘が学校へ行けなくなった時、
勉強をしなさいや、宿題をしなさいというのはやめてみました。
余計なことを言わず、なるべく見守って。
でも無視したりするわけじゃなくてそばでリクエストがあったら手伝う関係。
ただ、「お母さんは勉強をした方が良いと思うよ」
「あなたは語学が得意だから英語も勉強すると良いよ」
「社会に出たときにやっぱり学歴を気にする人はいると思うんだよね」
「韓国に行きたいなら、学歴社会だから勉強はした方が良いかもね」
と自分の気持ち、わたしが思う大切なことを伝えることはしました。
以前は学校に行かなくちゃダメとか、勉強しないとダメとか
直接言葉では言っていないけれど、何か雰囲気で伝わっていたと思うのです。
それが、出来ることに目を向けて、一緒に喜びお祝いしたことで弱みが気にならなくなってきて、今は出来ないことがあってもこうやってできるようになるんだぁなと親子でイメージが出来るようになってきたのだと思います。
コントロールはしたくてしているわけではなく、親が子を思い、こうなってほしいと願う気持ち。
同じように愛情があるなら、健康で幸せな心が育つようにしていきたいですね。
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