セイロンティー

舞台俳優を応援しています。 オタクと呼べるほど深いわけではありませんが、頑張っている人たちから溢れ出るエネルギーで元気いっぱい生きることができています。

セイロンティー

舞台俳優を応援しています。 オタクと呼べるほど深いわけではありませんが、頑張っている人たちから溢れ出るエネルギーで元気いっぱい生きることができています。

最近の記事

若者のすべて

余命一年の僕が余命半年の君と出会った話の主題歌が若者のすべてだった。 なんだか悲しかった。 こんなことを言っていたら、素敵な曲がたくさんの人に届かないという難儀があるかもしれないけど、フジファブリックの「若者のすべて」ではなく、割と若い世代の人たちに支持されているアーティストがカバーした「若者のすべて」であることが無性に悲しかった。 作品は見ていないけど、作品の感じからするとカバーをしたアーティストの爽やかな感じとかさっぱりした感じが、きっと作品との相性も抜群で、素敵なの

    • 新潮文庫『レミゼラブル』一つ目!

      全5巻ある新潮文庫のレミゼラブルを読み始めて、1巻目を読み終わった。 これはすごいぞレミゼララブル 真実とは異なることなのに、一部の声から始まり、世間が次々に一部の声へと賛同していく様が、あまりにも私には愚劣な行為に思われた。 司教の光に触れてから、正直に生きようと5年間もの間、正しい人間であろうと人のために尽くしてきたという事実があるにも関わらず、過去罪人であったという事実によって、これまでの5年間が皆無になってしまった場面が何とも苦しかった。 世間がジャンバルジャンか

      • バースデーイベント【11月23日】

        先日、定本楓馬さんのバースデーイベントに行きました。 私が今回のイベントの中でとても嬉しかったことは、本人がイベント内で行った演劇を通してその人が考えていることに少しだけ触れられたことが一番嬉しかった。 その内容は、運命や自分自身の選択、人生について考えさせられるようなもので、私がきついな辛いなと感じているときに、考えていたことと似ていたので、なおさら嬉しく感じました。 何が一番嬉しいかというと、定本楓馬が運命や自分自身の選択、人生について考えているという事実が嬉しかった。

        • POP MALLに行ってきた

          初めてなにわ男子のコンサートに参加した。 アイドルに元気をもらうということは生まれて初めてで、初めてアイドルというものを好きになり、応援したいという気持ちになるという経験をした。 ジャニーズのコンサートではどのように振る舞うのが正解なのかわからないまま参加したけれど、それでも楽しいと思えるくらいには楽しかった。 目の前にしたなにわ男子たちは、思っていた数倍キラキラしてて、光源体かと思うほどに光っていた。 透明感もすごくて、これがアイドルかと感心もしたけれど、自分の目で実際

          舞台「千と千尋の神隠し(再演)」

          名古屋公演に行きました。 どうしても観たかった、上白石・三浦ペアの公演を観ました。 去年1回公演を観たのと、配信で1回観ているので3回目の舞台千と千尋の神隠しになるのですが、1回目かと思うくらいに感動した。 上白石さんの千尋は初めてだったけど、すごかった。 千尋だけが主人公なのではなくて、物語の中に上白石さんも千尋も溶け込んでいて、その中で「千と千尋の神隠し」を伝えているようで、すごく好きだった。 最初のシーンから泣いた。 小さい頃に繰り返し観ていた千と千尋だ〜と心が震え

          舞台「千と千尋の神隠し(再演)」

          Twitter文学を読んだ

          自意識の塊で、人からどう思われているのか・どう見られているのかを異常に気にするくせにプライドだけはいっちょまえに高い自分自身のことを言われているのかと思う箇所がいくつかあって、読んでから空虚感を感じた。 私は東京の大学に行ったわけではないけれど、東京に対する憧れはみんなと同じように抱いている人間の1人だと思う。 なんとなく東京に行けばいまの自分を変えてくれるのではないか・理想の生活を手に入れることができるのではないかと漠然と考えていた時期があったから、何もわかっていなかった

          Twitter文学を読んだ

          「First Love 初恋」を見た

          良すぎたというのが感想。 胸がぎゅっとなって息がつまりそうだったけど、嬉しくもありつつ、2人が羨ましかった。 どうしようもないまでに私は人のことを好きになったことがあるのかと問われると、恋人関係だけでなく幅広い人間関係においても私は、多分そういう経験をこれまでにしてきていない。 どうしようもなく誰かのことを好きになってしまうと、周りが見えなくなってしまって、ふと気づいたときに盲目的になっていた自分に気が付いて恥ずかしくなるし、他の人からどう見られていたのだろうかと二人目の私が

          「First Love 初恋」を見た

          『マチネの終わりに』

          大切な人が自分にはいるという現実がありつつも、それを超えてしまうような、なんのいやらしさもなくただお互いがお互いを気遣い合い、真に相手を思いやるからこその純粋な、とても綺麗な愛を蒔野と洋子との間に感じた。 途中の2人の運命というか境遇には、私の心も落ち込んでしまい、この2人になんとも言えないやり切れなさというか、うまくいかない現実に切なくなってしまった。 その発端となる人物に対しても、共感とまでは行かずともその気持ちを理解できないことはなかったがゆえに、これが人間の運命なの

          『マチネの終わりに』

          「本日は、お日柄もよく」

          言葉を大切にしたいと思ったのは、たぶん浪人していた時に文学部を目指していた子と友達になってからだと思う。 それまでは、人から受ける言葉には敏感なくせに、自分の使う言葉には全く責任を持ってもいなかったし、相手にどう伝わっているのかなんて考えもしていなかったように思う。 ちょっと言葉に対して考えるようになってから、私は言葉をちゃんと大切にして、操っているつもりでいた。 でも去年、人に自分の考えていることを伝えようとした時に、全く自分の意図や考えが伝わっていなくて、大きな衝撃を受け

          「本日は、お日柄もよく」

          サラバ!

          宗教 人は自分が悪いことがわかっていてもそれを認めながら、自分が悪いことを感じながら生きて行くのは辛すぎつから何かにすがりたくてしょうがないんだという記述があった。 確かにそうだと思う。その典型というかそのもっと人間臭いものが人のせいにするということだし、人に何かをなすりつけるということでもあるのだと思う。 私も私自身が悪いことなんて100%わかっているのに、それを認めてしまうと自分が揺らいでしまうというか、その場に立っていられなくなってしまうからこそ、何かしら相手の落ち度を

          雑記

          好きなものに対して愚直になぜ好きなのか、どこが好きなのか考えることが楽しいと思う。 昨日妹に推し本という言葉に違和感があるといったツイートの話をされた。 最近好きだった俳優を見たり、そのファンの人とたちを見ても心が踊らなくなってしまった。それよりも目に見えてキラキラしたアイドルに目を奪われるようになった。 一つにそれは、私はこの作品を知っているんだという見下されたような雰囲気をツイートの中に感じてしまったり、私はオタクだからこんなことまで考えているんだという強気な姿勢に引い

          「DREAM GIRLS」を観た

          私にはこのミュージカルを観劇するのは少し早かったみたいだ。 全ての事象を丸ごと飲み込んで、理解して共感することができなかった。 それぞれの葛藤やグループとしての苦悩などどんな出来事が起こったのかということは理解することができたが、それぞれの人間たちの心情や思いがあまり私には理解することができず、のめり込んで観劇することができなかった。 多分それは、私の理解力が乏しいこともそうだけれど、「わかりやすいもの」を好んで摂取しすぎた代償なのかもしれないと思った。 ダンスが激しかった

          「DREAM GIRLS」を観た

          キングダムーー!〜最後の観劇〜

          もちろんこの日の舞台も迫力あって、戦国の世を生きている感じがして痺れたけれども、家に帰ってからよりキングダムを噛み締めた日だった。 家に帰ってベッドの中に入ってから、紫夏の言葉が不意に思い浮かんで、両親のことを思い出して1人でおんおん泣いた。 私の家は裕福な家庭ではなかったが、私を大学まで進学させてもらった。 当時はそのありがたさとどれだけの苦労があったかなんて知らず、世間の家庭と自分の家が違うことに腹を立てて両親に文句を言ったり、自分の理想としていることが手に入らず両親の

          キングダムーー!〜最後の観劇〜

          バンズヴィジット

          第三者から見れば、大したことないちょっとしたハプニングの一つにすぎないのだけれど、人と人が出会うことによって確実に当人たちには人生に機転を与えるような事件になっていて、その人の人生に深く残り続けるような出来事になっていることが尊く感じられた。 歴史や政治は大きく動くけれども、1人の人間にできることなんて高が知れているし、その行動によって歴史が大きく変わるわけじゃないけれど、一つ一つの人との出会いによって大きく衝撃を受けることもあるし、人生の機転になることもある。人は人に出会う

          バンズヴィジット

          舞台「キングダム」を見に行った

          帝国劇場でキングダムを上演するということで、漫画も最新刊まで読んで準備して、キングダム展にも行って、気分を最高潮にまで高めて見に行きました。 一番最初に見た感想としては、期待値あげすぎたなということだった。 戦う描写が漫画の中ではたくさんあって、勝手に脳内で人外の動きを想像して、その想像を実際に目の当たりにすることができるんだとワックワクしながら帝劇へとむかってしまった。 もちろんお話も役者の方達の殺陣もアクションも全てが素晴らしかったんだけど、一番端の席で登場人物たちが何

          舞台「キングダム」を見に行った

          兵馬俑展に行った

          キングダムの舞台があるということで、漫画を読んでみたら思ったよりもハマってしまい、兵馬俑展にも行ってみた。 漫画の中で出てきた地名だったり、名前だったりがたくさん出てきて、キングダムという話は、実際に存在した出来事なんだなとジーンとした気持ちになった。 兵馬俑は本当に全部の顔が違っていたし、等身大サイズで思っていたよりも大きくて、当時の人たちの様子が想起させられた。 この人たちもキングダムに出てきたみたいに、戦場に出て戦っていたのか〜とかどんな感じで戦っていたのかな〜と思う

          兵馬俑展に行った