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人生を好転させる食べ方 5ステップ

はじめまして、キッチンセラピストのたえです。

あなたは、昨日 何を食べましたか?
そして今日 何を食べたいですか?
いつでも世界中の美味しいものが揃い、何でも手に入る現代の日本で「食べる事」が当たり前となり、ただ食欲を満たすだけの食事になっていませんか?

もう一つ質問をします。
今日のあなたは、どこの不調もなく気分もスッキリ
心身共にエネルギーに満ちて健康だと言えますか?

肩こりに悩まされている
朝から怠い
イライラする
手足が冷える
皮膚の痒みに悩まされている

もしあなたに
ずっと良くならない身体の不調があるなら
それは、これまでにあなたが食べてきた物が関係あるかもしれません。

食べる事はお腹を満たす事で、生きることであった大昔は
何も考えずに手に入る食材を食べているだけで健康でした。
旬の食材にはその食材自身に、その地で生きていく必要な栄養素が含まれていて、それを食べる事で人も自然に健康でいられました。

でも今はどうでしょう。
季節も国も関係なく世界中の食材がいつでも手に入り
コンビニでも外食店でも手軽に
食べたい時に何でも食べる事ができるようになりました。
しかし、糖尿病や高血圧などの治療を受ける人は多く
病気まで行かなくとも頭痛や、便秘、冷え性に皮膚のトラブルなどの不定愁訴がない大人はいないのではないでしょうか?

食べた物が身体を作っていると言うことを
忘れてしまった私たち。

だけど
食べたもので身体の不調が起こるなら
食べた物で健康にだってなれるのです。


食べたもので身体は作られる

8年の不妊治療の末の妊娠

実は私自身が食べ方を変えて人生が大きく変わったひとりです。

元々、私はインスタントやレトルト食品、スーパーのお惣菜などが
ほとんど並ばない家庭の食卓で育ってきました。
それは、姉が子供の頃から重度のアトピー性皮膚炎があったため
食品添加物などを母が意識していたからです。

中・高校性になった頃、遊びに行った友人宅でおやつとして食べた
チ〇ンラーメンやぺ〇ングの焼きそばの味と手軽さに衝撃を受けました。

そんな家庭だったので、洗剤やシャンプーなども無添加のものを使っており
年頃の私は、洗濯物や日用品に香りがしないとか
柔軟剤を使用しないので、ごわついたタオルがなんだか恥ずかしくて
お小遣いでマイシャンプーやボティーソープを購入するようになりました。

それが社会人になる頃には、昼ご飯はコンビニ弁当やホットスナックをよく食べるような生活になっていました。
それまで知らなかった世界を知って、はじけた感じです。

23歳のある日、下腹部が数日間ズキズキと痛んでいる事を職場の先輩に相談すると、基礎体温をつける事、婦人科を一度受診するようにと言われました。
その2~3日後、激痛が起こり夜間救急をやっている病院へ行ってみると
なんと卵巣出血を起こしており、出血量が多かったため緊急オペになりました。
その時のオペで、右卵巣出血で右卵巣を一部切除。
左卵巣にも嚢腫があり一部切除、子宮には腺筋症があり子宮も一部切除をしたのです。

術後、執刀医からは「将来、妊娠は難しいかもしれないから、妊娠したければ早めに考えて」と言われ、慌てて結婚し24歳で不妊治療をスタートしました。

とはいえ、24歳。子供ができにくいと言われても、病院にさえ行けば直ぐに妊娠するものと思っていました。
それなのに、1年経っても2年経っても妊娠しない現実。
後から結婚した友人は順調に妊娠していく
なんならデキ婚でどんどん子供を授かっていく
それでも、体外受精さえすれば!! そう思い27歳の時に100万円の軍資金を手に挑んだ治療で採卵さえできない事がとてもショックで絶望しました。

でも、私はそこで初めて気が付いたのです。
どんなに素晴らしい医療でも、受ける自分の身体の準備ができていなければ無駄になる。
何もせず病院に任せていれば授けてもらえるわけではない。
自分の身体の妊娠するためのエネルギーがないから、卵子さえもまともに育てることができないのだと。

不妊治療はとても高額です。
1回の治療だけで病院への支払いが70万円になったこともあります。
採卵さえできなかったとしても、その金額を支払うのです。
ましてや、漢方を飲んだり、鍼灸治療に通ったり
日本各地の子宝神社に神頼みドライブ
風水であれがいいと聞けば買い
高温期にはパイナップル
とにかくイイというもの全て試したいのでお金がかかります。

治療費を貯めるための節約では、食費も切り詰め
”如何に安いもので済ませられるか”それだけで、安全性は二の次になっていた生活でした。
そんな私を横目に、母は「そんなお野菜買ってやだな~」と言葉を漏らしていたことを思い出すのです。

な~んだ、結局、母がしてくれていた食事に戻ってきた!


栄養失調な私たち

新型栄養失調という言葉を聞いたことはありますか?
新型栄養失調とは、摂取カロリーは足りているのに対し必要なたんぱく質やビタミン、ミネラルといった必要な栄養素が足りていない状態のことをいいます。

若い人では、自己流の食事制限ダイエットや、偏食、コンビニ食などファストフードなどに食事が偏っていたり
高齢者では歯を失ったことで繊維質の物を好まなくなったり、調理の手間や買い物にいけないなどの理由で栄養失調を招くことがあります。

《新型栄養失調の症状》

  • 疲れやすい

  • 風邪をひきやすい

  • 肩が凝る

  • 便秘

  • 肌荒れ

  • 冷え

  • だるさ

  • 片頭痛

  • 気分の落ち込み

いかがですか?
病院に行くほどではないけど、誰もが当てはまりそうな不快な症状。
食事を変えたら、もしかするとこんな不調がなくなるかもしれません。

細胞は3カ月で入れ替わる

私たちの身体を作る細胞は日々生まれ変わっています。
肌は28日
筋肉の60%は1ヵ月
腸の微絨毛は1日
胃の粘膜は3~5日
肝臓は約30日
血液は約120日
骨以外の細胞はほぼ3ヶ月で入れ替わります。

今日からこの人生を好転させる食べ方を始めれば
3ヶ月後には、文字通り細胞が入れ替わった新しいあなた。
身体の変化を実感できるはずです。

人生を好転させる食べ方

ステップ1.エネルギーに満ちた物を選ぶ

野菜や果物は収穫してから時間が経つほどに
栄養価が落ちていくものがほとんどです。
人は少し昔の時代まで、自分の足で食べ物を捕りにいっていました。
朝に家を出て、夕方前に帰ってくるので
範囲は家を中心とした三里四方(半径12キロ)
そこで穫れる食べ物は、そこに住む人々と同じ季節を共に過ごしてきました。
だから、彼らが生きるのに必要な栄養素を持っているのです。

南米のアンデス山脈、中央アメリカ、メキシコが原産のトマトは、
強い日差しから果実の中にある種を守るための抗酸化物質、リコピンを豊富に含んでいます。
同じように強い日差しを浴びて暮らしている人間がそのトマトを食べることで、リコピンの抗酸化作用によって紫外線で傷ついた細胞の修復を行ってもらえるのです。

北海道など寒い地域では、厳しい冬を迎えるために必要なたんぱく質や脂質となる鮭が9月~11月頃、産卵のために生まれ育った川に戻ってきます。
そして春には、タラの芽やフキノトウなどの山菜。
山菜の苦み成分は、冬の間に代謝が落ちて体内にため込んだ毒素を排出するのに役立つそうです。

旬の野菜や果物には、パワーがあるので農薬散布の回数も少なくて済む他に
出始めこそ高いですが、価格が安くなるという利点もあります。

また、遠くで穫れた食べ物は、防腐剤や防虫剤、見栄えをよくするための
化学薬品をより多く使うようになります。
保存方法も優れ、輸送方法も昔とは違い良くなっている現代では
地球の裏側からも食品が運ばれてきます。

今の時代に三里四方(半径12㎞)の物だけを食べることはありませんが
外国産より国産のもの 
国産であっても、東北地方、関東地方、北陸地方、九州地方など
自分の住んでいるエリアの食品を
欲を言えば、同じ県、同じ市町村の物というように
より身近な食品を選ぶようにします。

ステップ2.買うならまるごと

今日はお刺身を食べたいなとお魚コーナーを覗けば
御造りが2000円近くする!でも、柵で買えば600円。
確かに、御造りはいろんな種類のお刺身が楽しめます
でも、ああ見えて(どう見えて?)
お刺身の御造りって添加物を使ってくれているんです。
えー!!捌いたお魚を盛り付けてるだけじゃないのぉ!?
そう思いますよね?

御造りのパックの容器の裏には
植物油脂、酸化防止剤、pH調整剤
還元水あめ、砂糖、調味料などの記載があります。

乾燥を防ぐためや味のまろやかさや照りを出す目的で
ねぎとろなどには、マーガリンのような油脂をマグロの赤身に混ぜて販売しています。

一方で、柵のままであれば、全体の添加物の使用料が抑えられます。
その日に食べきれない分は、漬けにして冷凍したり
加熱調理をして別の日に食べることを考えれば
コスパ的にも悪くないはずです。

ステップ1のエネルギーの観点で考えても
カットした瞬間から、どんどん酸化が進んでしまいます

自分の家の冷蔵庫のレタスを思い出してください。
レタスの千切れた部分は、時間が経つと茶色く変色していませんか?
しかし、スーパーに並ぶ袋詰めされたカット野菜は、時間が経ってもきれいなままです。
それは、酸化を防ぐためや菌が繁殖しにくい様に薬品のプールに浸されてから、2度洗いをして袋詰めされています。

漂白剤に浸され、薬品を落とすために水洗いを繰り返された野菜には
水溶性のビタミンCを始め栄養素などほとんど残っていません。
健康を気にしているからこそ選んでいるスーパーやコンビニサラダも同様です。

健康のためにカット野菜を使うなら、きゅうりやトマトを洗って丸かじりの方が有害物質のリスクも減り、栄養素も摂取できるので
食事指導をしている生徒さんにも
『どうしても食事の支度が面倒な時はきゅうりかじってください』とお伝えしています。

カットされた南瓜より、まるごとの南瓜
少し話は逸れますが、丸ごとの南瓜は日持ちするので適切に保存すると常温で2ヵ月ほど保存することができ、栄養価がアップする野菜です。冬至かぼちゃは収穫後に保存し栄養価も高くなった南瓜を緑黄色野菜が減ってくる冬に風邪予防の意味で始まった風習でもあります。

また、大根の白い根の部分は淡色野菜。
ジアスターゼという酵素が消化を促進。
大根のツマにしてお刺身と一緒に食べるのは、殺菌効果もあるからです。
葉の部分は緑黄色野菜。
βーカロテン、カルシウムや鉄分も豊富に含まれています。

そして、白米よりは糠や胚芽を残した分づき米
白米はビタミンやミネラル、食物繊維などを全てそぎ落としたお米です。
また、発芽するためのパワーの塊の胚芽まで削いでしまっています。
分づき米は、完全に完全に糠を取りきらない状態のお米なので
栄養価が高いのですが、白米と同じように炊け、味も見た目もほとんど変わりはありません。
同様に、パンを食べるなら全粒粉パンなど
精製しすぎていないものをできるだけ選ぶようにしてください。

東洋医学の食養生の考えでは一物全体食という考えがあります。
この世の全ては陰と陽。
土の中のもの(陰)と土から出た上のもの(陽)
両方を食べることでバランスが取れるとも言えます。

買うのであれば、出来る限り丸ごと。
丸ごとが難しければ、できるだけカット回数が少ないものを。


ステップ3.調味料を見直す

゛日本人は塩を摂り過ぎなので減塩をしましょう゛
そう言って悪者にされている塩ですが
控えるべき塩は、精製された塩のことです。
精製された塩というのは、食卓塩と言われる塩化ナトリウム。
外食や加工品に使用されているのは、この精製された塩化ナトリウムであり
確かに、これらの塩を摂り過ぎると体に害であると言われています。

私たちの体は塩分濃度0.9%の小さな海とも考えられます。
それはお味噌汁と同じくらいのしょっぱい海です。
心臓も、腎臓も、肝臓もその塩水に浸かっており
その塩が薄まると体の免疫システムが保てなくなってしまいます。

体温が下がったり、やる気が無くなったり、それだけではありません。
ガンをやっつけてくれるNK細胞も機能せず
身体に合わない菌も追い出せない
浸透圧が変わり水分の出し入れができなくなり老廃物が蓄積します。

天然のミネラルを豊富に含んだ本当の塩であれば、きちんと摂るべきなのです。

このように、塩だと思っていたものが本当の塩はないと同様のものが
社会にはたくさん溢れかえっています。

しょう油の原材料は炒った小麦や蒸した大豆で麹を作り、そこへ塩と水を混ぜて樽で1年以上かけてじっくり発酵させて作ります。
安価なしょう油の原材料を確認すると「大豆加工脱脂」が使用さており、大豆の搾りカスを使用しているため、大豆のたんぱく質を微生物がゆっくり分解して発酵することができません。
それを科学の力で短時間で処理してしょう油風にしたものです。
しょう油風なので、うま味や風味を出すために多くの添加物も使用されています。

マヨネーズもヘルシー志向、ダイエットブームによりカロリーオフ商品が多く発売されていますが、表示ラベルと確認すると商品名には「半固体状ドレッシング」や「サラダクリーミードレッシング」となっており、マヨネーズではない事がわかります。
マヨネーズはJASで規格が決まっており、規格を外れたものを使用している商品はマヨネーズと名乗ることができません。

特に、カロリーオフのマヨネーズは、油の代わりに水でカサを増し、増粘剤で固めています。
結果的に味が落ちるので、様々な添加物を使用することに。

味噌も、みりんも、お酢も本来の原材料、製造方法でないものが多く
それらは本物っぽくするためにたくさんの食品添加物が使用されているばかりか、素材の安全性にも疑問があるものが多く使われています。

そんな話をしていると、でも価格が…という声が必ず聞かれます。
でもね、調味料って毎日使いますが
毎日買うものではないんです。
2~300円以内で買えていたしょう油が1000円以上高いなら躊躇してしまうでしょうが
数百円高い程度であれば、実際そこまで家計に響きません。
しかも、本当の調味料は少しでも風味や味がよく満足度が変わるので、減りが実際に遅い気がします。

そして、油も重要です。
普段使いの油は何を使っていますか?
高純度で精製され、低温でも固まらないため
マヨネーズやドレッシング、炒め物に揚げ物など様々な用途で使用できるサラダ油ですが、実はこれ1年中同一の安定した価格で提供するため
時期によって様々な穀物油を調合してあります。

油分の多い穀物は圧搾をして油を搾り取りますが
油分が少ない穀物からは、ノルマルヘキサンという化学薬品を溶剤として抽出し、さらに圧搾や抽出したものから溶剤や不純物を取り除くためにも
また薬品が使われています。

商品によっては遺伝子組み換えコーンや大豆が使用されている場合もありますのでサラダ油の使用は控えた方がいいと言えます。

では、加熱調理用の普段使いの油として何を使ったらいいのか?
今のところ私はこめ油を使用しています。

健康にいいとされているオリーブオイルやアマニ油
MCTオイルなどありますが摂り方によっては
身体の炎症を悪化させたり、加熱や酸化の問題もあるので
油については別のnoteで紹介していこうと思います。

調味料…一気に切り替えるのは大変なので
今使っている調味料が終わったら、一つずつ見直してみてください。



ステップ4.砂糖は極力減らす

私もやはり甘いものが好きなので、正直これが一番難しいステップです。
でも、これを無視することはできません。

塩の摂り過ぎで高血圧になる、脳卒中を起こす、体が浮腫んで心臓に負担がかかるなど、塩は悪者になりやすく減塩の食品も多く販売されていますが、不思議な事に、砂糖はそこまで悪者にされている感じはしません。

“虫歯になるから控えましょう” “肥満や糖尿病のリスクになります”と言いながらも、次々に登場するお菓子、コンビニスイーツや砂糖たっぷりのジュース、有名コーヒーチェーン店の〇〇フラペチーノ、クリスマスやバレンタインケーキ。
ドレッシングや調味料、健康の仮面をつけた乳酸菌飲料や野菜ジュースにも多くの砂糖が使用されていますが、それらは野放し状態です。

砂糖は摂り過ぎると、虫歯や肥満になる以外にも

▢イライラ落ち着かなくなる
▢暴力的になる
▢骨がもろくなる
▢高血圧
▢傷が治りにくい
▢貧血
▢血が固まりにくい
▢風邪をひきやすい
▢アレルギー
▢便秘
▢頭痛
▢認知症になりやすい
などなど数え上げればきりがないほど健康リスクがあります。

そして、ガンになりやすい事もわかっています。
そう、ガン細胞って砂糖が大好きなんです。

PET-CTを知っていますか?
ガン細胞は通常の細胞に比べ3~8倍もブドウ糖を好んで摂取します。
その性質を利用して、ブドウ糖に似た微量の放射線を出すポジトリン薬剤をを体内に注射し、ポジトリン薬剤がガン細胞に集積する様子をPET装置で撮影します。

  • 早期発見がんの確認

  • がん病巣の広がりや程度の診断

  • 治療効果の判定

  • 予後のケア(再発転移の発見)

これらの目的で行う検査ですが
『ガン細胞は糖を好む性質を利用』しているということ。
それをわかっていて、利用しているのに
何故、ガン抑制のために砂糖を控えましょうという健康リテラシーが広がらないのでしょうか?

砂糖の性質
①潜在性
砂糖を摂っていても、直ぐに体に変化が起きず、ゆっくりと知らない間に体を蝕んでいくので、病気の進行に気が付きにく

②増量性
今は角砂糖1個でも甘いと感じていても、しばらくたつと角砂糖2個でないと甘いと感じなくなり、どんどん甘みの強いものが欲しくなる

③習慣性
砂糖を使った食品を食べると、次から次に甘いものが欲しくなる

中でも、白砂糖は黒砂糖、きび砂糖、てん菜糖、メープルシュガーなど独特の風味を持つ含密糖(がんみつとう)が含んでいるミネラルを、様々な薬剤で取り除き、最後に白く漂白をして精製しています。
人工的に作られ化学式で表すことができる、食品ではなく薬といえるものです。

そして、加工食品やジュース、お菓子などに多く使用されているものは
ぶどう糖果糖液糖、異性化糖液糖といわれる糖類。
これらは、遺伝子組み換えコーンから作られているものが多く、遺伝子組み換え食品の安全性は、今回は省きますが
異性化糖の糖化のリスクは10倍以上であり、食事で摂取すると消化酵素に分解されず、そのままの形で腸から吸収されまます。そして血液中に入ると、多くは直接細胞の中に入っていき、残りは肝臓に入ります。
肝臓内の酵素で一部はグリセリドという中性脂肪に変化していきます。

また、シュガーレスやカロリーゼロなどと謳う商品に多く使われる人口甘味料は、同じ甘さで比べた場合、アスパルテームは200倍の甘さ、スクラロースは600倍の甘さとなり、脳内でバグが起きやすくなります。
人工甘味料は、赤血球の減少や甲状腺の働きの衰え、精子数の減少、脳腫瘍の可能性の増大、神経毒性など様々なリスクが多く懸念されていますが
異性化糖や人工甘味料は、砂糖よりも安価なために外食や加工食品、お菓子やジュースなどに多用されています。

ダイエット目的でノンカロリーやゼロカロリー商品を買っている場合、注意が必要なのは、100gあたり5kcal未満であれば表示できることも知っておく必要があります。

ただ、このステップの最初に述べたように、私も甘いものが好きで
人生の楽しみが半減するので完全に断つ必要はないと考えています。
そこで、私が普段どんな砂糖を使っているかというと
砂糖大根が原料のてん菜糖です。
ビタミンやミネラルの含有量は黒糖やキビ砂糖には落ちますが、きちんと含まれており、サトウキビは暑い地方で採れるため、体を冷やす性質がありますが、さとう大根が原料のてん菜糖は北海道が産地であり、体を冷やさない砂糖であること。
そして、血糖値が急激に上がりにくい低GIの砂糖であること。
オリゴ糖含有で腸内細菌のエサになるので腸にも良いことなどがあげられます。

他には、甘酒を使ったり、はちみつ、アガベシロップなどを使うこともあります。

ただ、それでも、極力砂糖の使用は減らしていくように努力はしています。

それは血液がドロドロになれば高血圧になりやすいし
砂糖を摂ることで起こる低血糖状態で倦怠感や眠気、イライラ、めまい
アレルギー症状を強くしたり
骨粗鬆症のリスクが増えることなど
やはり体にとっていいことが少ないからかです。

食後に必ず甘いものを食べたいと思っていたのが、必要と感じなくなったり
コンビニスイーツが甘すぎると感じたり
少しずつ摂取をへらすことで、砂糖の性質である増量性・習慣性に変化が感じられるようになってきました。

人工甘味料や異性化糖はできるだけ排除し、自宅で使用する砂糖を見直してみるところから初めてください。

ステップ5. 調理器具は重要

忙しい主婦の味方。時短料理には必須の電子レンジ。
料理研究家や料理上手な方のSNSでも人気なのは電子レンジレシピです。
電子レンジの事をマイクロウェーブというのも、電磁波(マイクロ波)を食品に当てると食品に含まれる水分子が回転・振動して熱が発生し食品全体が温まるためです。
栄養分が破壊される、逆にブロッコリーなどの水溶性ビタミンCは水に流失しないために電子レンジを使用した方が保持されるなど賛否があります。

発がん性についてもWHO(世界保健機関)は、通常オーブンで調理した食品と同じように安全であると説明していますが
私が懸念しているのは、電子レンジ加熱により容器から溶け出す化学物質の影響です。

名古屋市立大の研究者らが、環境省の大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査」に酸kなした94.062組の親子データーを解析したところ、お母さんが妊娠中に週1回以上の市販弁当、または週1回以上の冷凍食品を食べていた場合、妊娠12週以降の死産のリスクが上がりました。
一方、レトルト食品やインスタント食品、缶詰食品というその他の調理済み食品の頻度と死産は関連がありませんでした。研究者は「これらの食品の包装に含まれる化学物質に起因する可能性がありそれらは電子レンジ加熱で増えた可能性がある」としています。

おいしい健康

100均や安価な食器や土鍋から鉛が溶け出る危険性もあります。
陶器を窯で焼く時に温度が低ければ光熱費が安く済みますが、温度が低いと器を使うときに鉛が溶け出すリスクが高くなるのです。

電子レンジで加熱する場合は、容器なども一度安全な物なのか自分で調べてみた方がよいでしょう。
私も電子レンジを使用することがありますが、蒸し野菜や蒸し料理など作る時はセイロを使用しています。
竹がほんのり香って、シンプルな蒸し野菜がとても美味しくなりますよ。

高温で使用すると逆に有害物質が発生する調理器具もあります。
それはフッ素樹脂加工されたフライパン。
フライパンなので、調理に使えば高温になるかと思いますが
表面温度が260℃以上になるとフッ素樹脂加工の劣化が始まり
350℃では分解ガスが発生します。

空焚きだとフッ素加工表面温度25℃から200℃に上がるまで40秒
強火で調理していると適温の150℃~180℃はあっという間に超えてしまいます。
この、350℃以上で発生する有毒ガスで室内で飼っていたセキセインコが死んでしまった報告もあります。

また、アルミの鍋を使用していると認知症のリスクが高くなることも研究結果でわかっています。

昔の私は、フライパンは使い捨て!と思って、安いものを使用して焦げ付くようになったら新しいのを買う…そんな風に思っていた時期もありました。でも、少し値ははるけれどもお気に入りの調理器具を揃えると大事にしようと思えますし、なによりお気に入りの調理器具は気分があがります。
また、何を使うかによって将来の健康が大きな違いを生むのであればフライパンや鍋など、少しずつ鉄やステンレス、琺瑯などにシフトしてみてください。

そして、マイクロプラスチックの問題で脱プラなども言われるようになってきました。
マイクロプラスチックは直径5mm以下の微細なプラスチック粒で河川や下水、大気などから海に流れ込み、海洋生物が海水と一緒に飲み込んだり、エサと間違えて食べてしまい、消化することができなく体内に残留してしまい、食物連鎖を通じてもちろん人にも影響がでてきます。

人体にとり込まれると消化器官や血液中に入り込み、内分泌系や免疫系の乱れを招き、アレルギーなどを引き起こすと考えられています。

そこで、私はとても気になっているのがまな板です。
私も以前は、汚れたら漂白もできるし真っ白なまな板を使っていました。
切った物をフライパンに入れやすい、薄く曲げられるまな板も。
でも、使っているとだんだんささくれ立ってきて、削られていることに違和感を覚えました。
この、削られたものはどこへ???

ガシャガシャと泡立てたり、混ぜ合わせるボウル
新品の時は滑らかな表面だったはずなのに、今はざらついていませんか?


おわりに

人生を好転させる食べ方の5ステップをご紹介しましたが
いかがだったでしょうか?
5ステップすべてに共通して言える事に気が付きましたか?
それは、「不自然ではないか?」ということです。

本来その植物が育つ環境や時期でない野菜を生産するためには
不自然な事をするしかないのです。
手に取ってもらうため、買ってもらうために見た目を良くするには
不自然な事をするしかないのです。
安く提供し、それでも利益をあげるためには
不自然な事をして作ったものでなのです。
次から次へ食べたくなるそんな欲求を満たすため
不自然な事をして作られたものなのです。
手間をかけずに簡単を望む事が
不自然な方法を選びやすくなるのです。

考えたことはありますか?
なぜ、地球の裏側から運ばれてくるブラジル産の鶏肉が国産の鶏肉よりも安く売れるのか。
なぜ、肉は火が通れば白っぽくなるのに、ハムやウインナーは鮮やかなピンク色をしているのか。
なぜ、乳製品であれば常温保存などできないのに、コーヒーのミルクは常温でおいておけるのか。
なぜ、同じ形のきれいな野菜ばかりが商品棚に並んでいるのか。

私たちの周りには、ちょっと考えてみたら不自然な食べ物がたくさん溢れています。
簡単に食べられるファストフードも食品添加物も、遺伝子組み換え食品も、農薬も、電子レンジも、焦げ付かないフライパンや軽い鍋も、安くてかわいい食器も、それらは、私たち消費者が望んだために企業・生産者さんが頑張ってくれた結果です。
食を軽んじた結果ともいえます。

「食べたもので身体は作られている」そのことを思い出し
上手に文明の利器やファストフード、レトルト食品などと付き合っていくことが大事なの事なのではないかと思います。

私は食を通して、価値観が大きく変わりました。
世の中には「本物」と「偽物」があること。
なぜ高いのか、なぜ安いのか、なぜ早いのか、なぜ大きいのか、なぜ濃いのか、不自然か不自然でないか
食べ物だけででなく、それは医療においても、経済においても、教育においても、全ての事に置き換えて考えられるのです。

何時でも全部が全部、本物でなければいけないという事ではありません。
状況に応じて柔軟に「〇〇風」のものも取り入れる
ただ、本物を手に取れる価値観を身に着けていなければ
知らないまま、偽物だある事に気が付かずに偽物を手に取り続けてしまう事になりかねません。
知らなければ、避けることはできないのです。

その結果「だれも教えてくれなかった」と泣いても後悔しても
だれも時間を巻き戻してはくれません。
だれも人生を交換してくれたりはしません。

この5つのステップをできることから初めてみてください。
5つのステップが自然とできるようになる頃、きっともっと違った視点で世の中を見ることができるようになっていると思います。

そして、食べたものであなたの身体は作られています。
3か月には、あなたの身体の細胞のほとんどは新しくなっています。
その時、あなたは何を感じているか想像してみてください。

百聞は一見に如かず、ならぬ
百聞は体感に如かずです!


2024年11月 加筆




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