この健康管理は幸せなのだろうか?
ある患者さん。70代後半女性。
変形性関節症を膝や股関節にある方で、各種痛みが出ていることが多いのですが、
それよりも、ずっと気になることがあります。
この方、薬を20種類近く飲んでいるのです。
呼吸器、消化器、内分泌系、血圧、痛み止めなどなど。。。
もしかしたら、薬のおかげで生きられているのかもしれませんが、これって不自然すぎません?
仮に基礎疾患で内臓系があるとすれば話が少し変わってくるかもしれません。
例えば、人工透析が必要な患者さんには透析をしなければ亡くなります。
ただ、この方、ベース整形外科疾患なのです。
あと、私が思うに、薬で管理されていてもその人がその人らしい生活や生きがいがあれば良いと思うのですが、
こういう方こそ生きがいがあまりなかったするのです。(全員がそういうわけではありませんし、決して否定しているわけでもありません)
なんのための医療なのか。
もう一度考えたいですね