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長く大切に使いたくなる「素敵なかご」のある暮らし
日々の暮らしの中に「素敵なかご」があると、それだけで少し豊かな気持ちになれたりします。暮らしの中で気兼ねなく使えるのにおしゃれで、手にするとふっと肩の力が抜けるような、長く大切に使いたくなる素敵なかごに出逢ったので、ぜひ知ってほしい!!というお話しです。
現在私の営むお店志庵では、岐阜県にある『moily』というカンボジアのかごを扱うブランドのPOPUPを絶賛開催中。
初めての開催なのですが、店頭で実際にかごを選ばれる皆さまとお話しをさせていただいて、やっぱり素敵なかごなのだなと再認識しました。
丁寧な手仕事による美しく均等な編み目、おしゃれなデザイン。
そしてなにより、使い方を想像しやすいかご。
誤解を恐れずに言うと、かごって何に使うかわからないけれどつい買ってしまうというアイテムだと思うのです。いい意味で。
でもmoilyのかごは、ここにあれを乗せようとかあの場所に置こうとか手に取りながらイメージされている方が本当に多い印象です。
そんな、暮らしに馴染むmoilyのかごの魅力について考えてみました。
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【moilyのかごの魅力を3つにまとめてみた】
①素材の良さと水洗いができること。
moilyのかごに使われている「ラペア」という植物は、カンボジア付近でしか採れない天然素材。
自然な艶があり、節も少なく1本1本がとても美しいのが特徴です。
とにかく丈夫で、カンボジアの村では魚を捕ったりするのにも使われているものなので、水にも強い。
さらに油染みにもならないのでパンなどをそのままトレイに乗せることができ、汚れても洗剤で洗えばきれいになります。
気を遣わず暮らしの中でしっかり使えるということがとても魅力的。
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経年変化を楽しめる天然素材「ラペア」
②日々の暮らしが少し豊かになること
例えば、お家に帰って鍵を置いたりするとき、無造作に棚の上に置くのと、素敵なかごに置くのとでは見た目はもちろん気分もやっぱり違います。
例えば、特別なひとり時間においしいコーヒーを飲みながらドーナツを食べるとき、おしゃれなかごに盛り付けるだけでその時間がさらに幸せなものになります。
天然素材のナチュラルな柔らかさと、見せる収納としてもおしゃれなデザインは使い勝手のよさはもちろんだけれど、暮らしの中に馴染んでそれが目に入ったとき少し優しい気持ちになれたりします。その少しの心の余裕が日々の豊かな暮らしに繋がっていくような気がするのです。
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③ものづくりの背景がとても魅力的
moily代表の池宮さんは大学在学中にカンボジアのボランティアに参加されたのをきっかけに、自分の目で世界の現状を知りたいとバックパッカーをされたという魅力満載の方です。
そして旅の原点でもあったカンボジアを再び訪れ、村の様々な問題を解決するための策を探していたところ「ラペア」を使った伝統的なかご作りと出逢います。
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目の前にいる人たちの幸せな日常が続いていくために「村でできる仕事を作る」ことが大前提で、品質やデザイン性にこだわれば、すでにある「かご編み」が村の収入源になるのではと考え、一時的な支援ではなく雇用を生み出す仕組みを作りました。
かごのほとんどはオリジナルで、デザイン案は池宮さんが考え、職人さんたちと一緒に相談をしながらものづくりをしていくうちに、村の収入は上がり、出稼ぎに出る人も少なくなったそうです。
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かごを作るmoily代表池宮さん
職人さん自身がデザインしたかごには、職人さんの名前がそのまま付けられていたり、それぞれのかごのタグにはそのかごを編んだ職人さんの名前が直筆で書かれていて、横にあるQRコードを読み取ると顔写真やプロフィールが見られるようになっていたりするのも作り手ひとりひとりを大切にする気持ちが伝わってきます。
写真の職人さんたちのきらきらとした笑顔がまた素敵すぎるのですよ…
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私が今回のPOPUPでmoilyのかごをお取り扱いさせていただきたいと思ったのは、今お話ししたような魅力があったからですが、特に3つめの「ものづくりの背景」を知ったことが大きかったからです。
厳しい品質基準をクリアしながらも、手仕事には作る人の個性や感情が出て、なにひとつ同じものがなく凄く面白く魅力的なのだと、池宮さんは最高の笑顔で教えてくれました。
きれいに丁寧に編まれたかごを手に取りながら、遠いカンボジアで暮らす職人さんたちの暮らしに思いを馳せていると、どんどん愛着が湧いてきます。
作る人も使う人も伝える人もみんながハッピーになれるmoilyのかご。
これからも長く大切に使い続けたいと思います。
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志庵でのPOPUPはまもなく終了しますが、どこかでmoilyのかごを目にすることがあれば、ぜひお手に取ってみてほしいです。
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※写真の使用許可は、いただいております。
ありがとうございます。